ナラヤニ県
ナラヤニ県(ネパール語: नारायणी अञ्चल
Listen)はネパールの中南部に位置した旧県。
ナラヤニ नारायणी अञ्चल | |
|---|---|
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地方 (Zone) | |
![]() | |
| 国 |
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| 旧開発区域 | 旧中部開発区域 |
| ネパールの州 | 第二州 |
| ネパールの州 | 第三州 |
| 等時帯 | UTC+5:45 (ネパール標準時) |
概要
ナラヤニ川にちなむ名称は「ナラヤン(ヒンズー教のヴィシュヌ神)の寵愛を受けた者」を意味する。名前の由来となった川はガンダキ・プラデーシュ州およびルンビニとの境界でもある。旧県はグルカ戦争後に設立された歴史を持つ。
2015年の行政改革後は県の格付け[注釈 1]から、第二州と第三州にまたがる自治体ではない「ゾーン」(地方)に移された。また州界の確立と平行して県時代の旧郡はこれら2州に再編されている。県時代にはネパール全国に5つあった旧ネパールの開発区域(英語)のひとつ中部開発区域に属していた。
地理


ナラヤニ地方はヒンドゥスターン平野へと続くネパールの低地で、ヒマラヤの山脈に接する丘陵地帯やチュリア高原の南に位置する。一部に丘陵が分布し、インド国境に沿って国土の南側にテライ平原[注釈 2]の一部と内テライ平原が伸びる。主な河川はナラヤニ川と東ラプティ川が流れる。山岳地帯に降った雨水は丘陵地帯では地中深くもぐり、やがてテライ平原で地表に現われてビシャラリとガルーダに代表される湖水を潤し、湿地へと流れ出す[1]。山岳部やヒマラヤ山脈は地域外である。
この平野部を含めてナラヤニの景観構造は独特で、ヒマラヤ山脈の山すそから主にチュリア高原一帯に発する大小の河川が内テライ平原に扇状地状の体積地を築き、ヒンドゥスターン平野に近づくに連れて湿地へと遷移する[1]。一帯は動植物が豊富で、インド国境地帯など秋に野生の雄牛が丘を走る姿を見かける。
地方自治体

左上から時計回りに■チトワン郡、■マクワンプル郡、■ロウタハト郡、■バラ郡、■パルサ郡
ナラヤニ地方には以下の5つの郡がある。
ネパール国内では繁栄している地域に数えられ、ネパール共産党の影響は比較的、受けていないとされる。また中心都市ビールガンジは国境の町としてインドとの取引市場があることから、市街の様子にも経済的な安寧が反映している。
| 郡 | 郡庁所在地 | タイプ | 州(2015年以降) |
|---|---|---|---|
| ■パルサ | ビールガンジ | テライ平原 (平原の南半分) |
第二州 |
| ■バラ | カライヤ | ||
| ■ロウタハト | ゴウル | ||
| ■チトワン(チトラン) | バラトプル | 内テライ平原 (平原の北半分) |
第三州 |
| ■マクワンプル | ヘトウラ |
脚注
注釈
- 2015年までは、ネパールの中部開発区域に分類される14県のひとつであった。
- ネパール領内のテライ平原は全面積が33,998.8 km2 (13,127.0 sq mi)あり、国土のおよそ23.1%に及ぶ。標高は67 and 300 m (220 and 984 ft)の間。
出典
- Bhuju, U.R., et al 2007.
- Wikramanayake, et al 1999, pp. 255–272.
- Majupuria, et al 1998, pp. 245–248.
参考文献
- Majupuria, TC; Kumar, R (1998) (英語). ネパールの野生生物、国立公園、自然保護区 [Wildlife, National Parks and Reserves of Nepa]. バンコク: S.Darvi, Saharanpur, Tecpress Books. pp. 245-248. ISBN 974-89833-5-8
- Wikramanayake, E.D; Dinerstein, E; Robinson, J.G; Karanth, K.U; Rabinowitz, A; Olson, D; Mathew, T; Hedao, P et al. (1999). “§18 トラはどこに住むか? 野生のトラ保全に向けた優先度の高い地域を特定する枠組み [Where can tigers live in the future? A framework for identifying high-priority areas for the conservation of tigers in the wild”] (英語). Seidensticker, J., Christie, S., Jackson, P. [編纂]. ケンブリッジ大学出版局. pp. 255–272. ISBN 0-521-64057-1. オリジナルの2012-03-10時点におけるアーカイブ。 ペーパーバック版 ISBN 0-521-64835-1
- Bhuju, U.R; Shakya, P.R; Basnet, T.B; Shrestha, S. (2007) (英語). ネパール生物多様性情報集—保護区、ラムサール条約登録湿地、世界遺産 [Nepal Biodiversity Resource Book. Protected Areas, Ramsar Sites, and World Heritage Sites]. カトマンズ: ICIMOD; ネパール政府環境科学技術省; 国際連合環境計画(UNEP)アジア太平洋地域事務局. オリジナルの2011-07-26時点におけるアーカイブ。 2018年10月15日閲覧。
