ハルフレズのサガ

ハルフレズのサガ[1]古ノルド語: Hallfreðar saga vandræðaskálds)は、アイスランド人のサガ(en)のうちの1作である。これは、1000年前後に活躍したアイスランドスカルド詩人〈やっかい詩人〉ハルフレズ(Hallfreðr vandræðaskáld)の来歴に関する物語である。サガは1220年頃に書かれたと考えられている[2]。サガには、他の詩人に関するサガ、たとえば『コルマクのサガ(en)』、『蛇舌のグンラウグのサガ(en)』との若干の類似点がある。しかし『ハルフレズのサガ』におけるスカルド詩人の恋愛関係は、これらの作品におけるそれより重要視されていない。その代わりにサガは、異教 (paganism)からキリスト教へのハルフレズの戸惑いながらの改宗と、王オーラブ・トリグヴァソンや他のノルウェーの統治者とハルフレズとの親交について詳しく述べている。サガは、版ごとの有意差があるものの、メズルヴェドリル本フラート島本を含む14世紀のいくつかの写本に残されている。

脚注

  1. 『スカルド詩人のサガ』にみられる表記。同書には『(やっかい詩人)ハルフレズのサガ』の表記もみられる。また、『オージンのいる風景 オージン教とエッダ』(ヘルマン・パウルソン(en)著、菅原邦城他訳、東海大学出版会、1995年)では『ハッルフレズのサガ』と表記されている。
  2. 『スカルド詩人のサガ』183頁。

参考文献

  • 森信嘉『スカルド詩人のサガ コルマクのサガ/ハルフレズのサガ』、東海大学出版会、2005年、ISBN 978-4-486-01696-0。

外部リンク

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