パンタグラフ
パンタグラフ(英: Pantograph)は、ギリシア語の 「すべてを(παντ-) 書く/描くもの(γραφ、drawing, painting, writingの意味)」を語源とし、菱形で収縮する機構に通常充てられる語。

製図用パンタグラフの例

製図用パンタグラフの機構。赤い線の絵を緑の絵のように拡大する。
後述の製図用品として紹介されている機構がパンタグラフと呼ばれるようになったことから、広く「菱形の収縮機構」を意味する言葉になった。
機械要素としては平行リンク機構を用いた道具である。
グラフィックス用途
映像機材
- 写真や映像の撮影に使われるスタジオ照明機材の吊り下げ器具。パノグラフなど。
- 写真フィルムの拡大焼きつけ機材である引き伸ばし機の変倍機構にパンタグラフを採用したものがある。
- 採用例にドイツ・ライツ社のフォコマート引き伸ばし機、日本の藤本写真工業の1970年代前半までのラッキー引き伸ばし機など。
エルノフレックス
(1923-27年)
パノグラフ・ライトサスペンション
フォコマートIIc
(1954年発売)
鉄道

スイスの電気機関車の集電装置
(1911年製造/2007年撮影)
(1911年製造/2007年撮影)
パソコン

パソコン用キーボードのパンタグラフ断面図
自動車
- 自動車の窓における昇降機構(通風量調整装置 = ウインドウレギュレーター)のひとつ。円弧状の歯車との組み合わせで、手動式の多くと旧タイプのパワーウィンドウに用いられている。丈夫だが重量とコストが嵩むため、ワイヤ式に移行している。

ねじ式のジャッキ
(パンタグラフジャッキ)
(パンタグラフジャッキ)
- パンタグラフジャッキは、自動車修理に用いられる小型のジャッキであり、パンタグラフの機構を有する。
自転車

イタリア・カンパニョーロ社のリアディレーラー
(1983年)
(1983年)
脚注
注釈
- 英語版en:Ultra Handおよびロシア語版ru:Ultra Handに他言語版で共有できない画像あり。
外部リンク
- レゴを利用したパンタグラフの展示室
- 百科事典マイペディア『パンタグラフ』 - コトバンク
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