ヒカリゴケ
ヒカリゴケ(光苔、学名:Schistostega pennata (Hedw.) F.Weber et D.Mohr[1])は、ヒカリゴケ科ヒカリゴケ属のコケで、1科1属1種の原始的かつ貴重なコケ植物である。その名が示すように、洞窟のような暗所においては、わずかな光をよく反射するため金緑色(エメラルド色)に光るように見える(発光生物ではない)。
| ヒカリゴケ | ||||||||||||||||||||||||
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ヒカリゴケ(浅間山麓、2014年9月) | ||||||||||||||||||||||||
| 分類 | ||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||
| Schistostega pennata (Hedw.) F.Weber et D.Mohr[1] | ||||||||||||||||||||||||
| 和名 | ||||||||||||||||||||||||
| ヒカリゴケ |
特徴
分布・生育環境
北半球に分布し、日本では北海道と本州の中部地方以北に、日本国外ではロシア極東部やヨーロッパ北部、北アメリカなどの冷涼な地域に広く分布する。洞窟や岩陰、倒木の陰などの暗く湿った環境を好む。日本の自生地にはマッカウス洞窟(北海道目梨郡羅臼町)、長野県佐久市や光前寺(長野県駒ヶ根市)、群馬県嬬恋村(浅間山溶岩樹型)、吉見百穴(埼玉県)、北の丸公園(東京都)などがある。
人類との関係
生育環境の変化に敏感で、僅かな環境変化でも枯死してしまうほどに脆い存在である。そのため生育地である洞窟の開発や大気汚染、乾燥化などの影響を大きく受けて、その個体数は減少し続けていると言われており、絶滅が危ぶまれている。日本ではその生育地の大部分は国立公園内にあり、採取は規制されているほか、国や地方自治体により天然記念物に指定されている。
保護上の位置づけ
日本では環境省により、レッドリストの準絶滅危惧(NT)の指定を受けている[2]。
準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト)

- 日本国指定の天然記念物
- 吉見百穴ヒカリゴケ発生地 - 埼玉県比企郡吉見町
- 江戸城跡のヒカリゴケ生育地 - 東京都千代田区[3]
- 岩村田ヒカリゴケ産地 - 長野県佐久市岩村田
脚注
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “ヒカリゴケ”. BG Plants 和名-学名インデックス(YList). 2015年6月19日閲覧。
- 環境省報道発表資料『哺乳類、汽水・淡水魚類、昆虫類、貝類、植物I及び植物IIのレッドリストの見直しについて』、2007年8月3日。
2000年発行のレッドデータブックまでは絶滅危惧I類。 - 樋口正信, 村田和彦, 伴邦教「東京都北の丸公園のヒカリゴケ」『蘚苔類研究』第10巻第8号、日本蘚苔類学会、2012年、253-254頁、doi:10.24474/bryologicalresearch.10.8_253。
参考文献
外部リンク
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