ピアノ・リダクション

ピアノ・リダクションとは、ピアノ用の編曲の形態の1つで、「ピアノ以外の複数の楽器のために書かれた楽曲について、主要な要素を残してそれ以外を適宜省略し、ピアノで弾けるように編曲したもの」、またはその編曲された楽曲の楽譜(ピアノ・スコア)のことをいう。「リダクション」(英 reduction)は、「削減」、「縮小」などの意。

アルノルト・シェーンベルクは、ピアノ・リダクションとは「単に『ひとつの』視点から彫刻を眺めたようなもの」であり、このことは音色緻密さの多くがないがしろにされてしまっていることを意味すると述べている。[1]

ピアノ・リダクションの例

オリジナルのオーケストラ曲と、それに対する複数の異なるピアノ・リダクションの例を示す。

オリジナルのオーケストラ曲
音楽・音声外部リンク
モーツァルト作曲『レクイエム』より
「ラクリモーサ」末尾の部分(2分45秒-)
Mozart: Requiem In D Minor, K.626 - 3. Sequentia: Lacrimosa
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団・ウィーン楽友協会合唱団の演奏。Universal Music Group提供のYouTubeアートトラック。
そのピアノ・リダクション

いずれもモーツァルト作曲『レクイエム』より「ラクリモーサ」末尾の部分。

二手のピアノ・リダクション: フランツ・リスト編曲。Mozart's Lacrimosa Liszt piano reduction.mid 再生
 
二手のピアノ・リダクション: カール・チェルニー編曲。Mozart's Lacrimosa Czerny piano reduction.mid 再生
 
四手のピアノ・リダクション: カール・チェルニー編曲。Czerny Mozart's Lacrimosa two piano reduction.mid 再生

関連項目

出典

  1. Kregor, Jonathan (2010). Liszt as Transcriber, p.22. ISBN 9780521117777.
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