ラムスデン式接眼鏡
構成
同型の凸レンズを向いあわせ対称に配置した2群2枚[2][1]。2枚のレンズの焦点距離とその間隔をすべて同じにすると倍率の色収差補正になるが、そうすると対物側レンズ表面のゴミが接眼側レンズで拡大されて目立つので、間隔を0.85f程度に短縮してある[1]。レンズの硝材は2枚ともBK7を使うのが普通である[1]。レンズが対称型なので歪曲収差が少なく、測定に適している[3]。球面収差は同焦点のハイゲンス式より8:1程度で優れている[4]。
特徴
糸や目盛を入れられるため測定用として非常に役立ち、現在でもファインダー、検査用拡大鏡、顕微鏡などに用いられることがある[1]。接着面がないため、レンズ接着剤の耐熱性が悪かった時代には、ハイゲンス式接眼鏡とともに太陽観測用接眼鏡として推奨された。しかし色収差が大きく1980年代からはほとんど使われずファインダーでもケルナー式接眼鏡を使うようになっている[2]。
出典
- 『天文アマチュアのための望遠鏡光学・屈折編』pp.201-234「接眼鏡」。
- 『天体望遠鏡のすべて'83年版』pp.122-133「観測対象からみたアクセサリーの選び方使い方」。
- 望遠鏡発達史 上. 誠文堂新光社. (1994.10.1). p. 168
- 天文アマチュアのための望遠鏡光学. 誠文堂新光社. (1978.7.3). p. 217
This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.
