下曽我駅

下曽我駅(しもそがえき)は、神奈川県小田原市曽我原にある、東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)御殿場線である。駅番号CB01

下曽我駅
駅舎(2022年6月)
しもそが
Shimosoga
CB00 国府津 (3.8 km)
(2.7 km) 上大井 CB02
地図
所在地 神奈川県小田原市曽我原805-1
北緯35度18分13.8秒 東経139度11分0秒
駅番号 CB 01 
所属事業者
所属路線 CB 御殿場線
キロ程 3.8 km(国府津起点)
電報略号 モソ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
1,091人/日(降車客含まず)
-2021年-
開業年月日 1922年大正11年)5月15日
備考

概要

御殿場線の第一種鉄道事業者であるJR東海と、同線の第二種鉄道事業者であるJR貨物が共同で使用する駅である。但し、JR東海が運行する旅客列車の発着はあるが、JR貨物が運営する貨物列車の発着はない。1922年の駅の開設時より日本国有鉄道(国鉄)やその前身組織など一つの事業者により運営されて来たが、1987年国鉄分割民営化に際して駅の旅客営業をJR東海が、貨物営業をJR貨物がそれぞれ継承したため、2社が共有する現在の形態になった。

駅は小田原市の下曽我地区にある。駅開業時は駅名と同名の下曽我村があったが、1954年に小田原市に合併した。また、JR東海管轄の在来線の駅では最東端の駅となっており、JR東海のみが管轄する在来線停車駅では唯一の関東地方の市に属する駅となっている[注釈 1][注釈 2][注釈 3]。小田原市内には同じJR東海の駅として小田原駅[注釈 4]があるが、同じ市内にありながらJR東海としては相互に飛び地のような位置関係にある。

国府津駅東京近郊区間に含まれるため、国府津駅と東京近郊区間発着の乗車券は100km以上の区間でも途中下車出来ないが、近郊区間外である当駅を発着する乗車券を購入すれば途中下車が可能となる。東京駅からの営業キロでは一番近い近郊区間外の駅となる。

御殿場線の途中駅の中で、丹那トンネル開通以前に東海道本線の駅として開業した7駅の一つである[注釈 5]

歴史

駅構造

駅構内・ホーム

島式ホーム1面2線を有する地上駅。ホームの北側は上り列車が使用する1番線、南側は下り列車が使用する2番線である。1・2番線共に上下両方の信号機が設置されており、御殿場方面発で当駅で折返す列車の設定も可能である[注釈 6]。そのため、御殿場線で運用される313系211系には下曽我行の方向幕が用意されているが、定期列車ではそのような列車は設定されていない[注釈 7]

ホームは御殿場線内としては長めであるが、屋根が設置されているのは地下通路付近の2両分のみである。基本的に、列車の国府津寄り2両が屋根のある場所に停車する。この屋根のある部分とその上大井寄りに位置する屋根のない部分3両分の合計5両編成分にホーム嵩上げなどのバリアフリー工事が施されている。

ホームの使用状況
番線路線方向行先
1 CB 御殿場線 上り 国府津方面[注釈 8]
2 下り 御殿場沼津方面[注釈 8]

駅舎・設備

1番線北側に木造蔵造り風の駅舎が置かれている。これは太平洋戦争中に空襲で被弾したこともあるが、修理・改修されて使用されている[7]。駅舎とホーム間の移動用に、1番線の下を通る地下通路が設けられている。

JR全線きっぷうりばが設置されている。自動券売機、簡易TOICA改札機が設置されている。

当駅はJR東海の駅員配置駅(直営駅)の一つである[8]。かつては駅長が配置され、夜間も常駐していたが[9]、現在は配置されていないため、管理駅である松田駅が当駅を管理している[8]。また早朝・夜間は無人駅となる[8]

貨物取扱

駅構内を望む。写真左側が太平洋セメント専用線(2008年8月)

現在、JR貨物の駅は臨時の車扱貨物のみ取扱っており、定期貨物列車の発着はない。かつては太平洋セメント(旧・秩父セメント)小田原サービスステーションや住友大阪セメント(旧・住友セメント)下曽我サービスステーション(いずれも現在は閉鎖)のセメント荷役設備へ続く専用線が駅から分岐しており、当駅にセメントが到着していた。末期は太平洋セメント専用線のみ使用され、武州原谷駅発送のセメントが到着していたが、1998年にセメント輸送は廃止された。

また、1960年代までは駅西にある酒匂川へ向かう砂利採取線が分岐していた[10]。3km余りのこの砂利採取線は譲原砂利株式会社が使用し、廃線跡の大部分は道路に転用されている[10]

利用状況

「神奈川県県勢要覧」によると、2021年度(令和3年度)の1日平均乗車人員1,091人である[神奈川 1]

1998年度(平成10年度)以降の推移は以下のとおりである。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
1998年(平成10年) 1,476 [神奈川 2]
1999年(平成11年) 1,446 [神奈川 3]
2000年(平成12年) 1,389
2001年(平成13年) 1,386 [神奈川 4]
2002年(平成14年) 1,351
2003年(平成15年) 1,362 [神奈川 5]
2004年(平成16年) 1,343
2005年(平成17年) 1,367 [神奈川 6]
2006年(平成18年) 1,382 [神奈川 7]
2007年(平成19年) 1,389 [神奈川 8]
2008年(平成20年) 1,392
2009年(平成21年) 1,359 [神奈川 9]
2010年(平成22年) 1,328
2011年(平成23年) 1,282 [神奈川 10]
2012年(平成24年) 1,331
2013年(平成25年) 1,354 [神奈川 11]
2014年(平成26年) 1,307
2015年(平成27年) 1,307 [神奈川 12]
2016年(平成28年) 1,350
2017年(平成29年) 1,360 [神奈川 13]
2018年(平成30年) 1,349
2019年(令和元年) 1,313 [神奈川 14]
2020年(令和02年) 1,022 [神奈川 1]
2021年(令和03年) 1,091

駅周辺

バス路線

下曽我駅
下曽我駅入口
  • 富士急モビリティ
    • 国07:新松田駅行 / 国府津駅行

隣の駅

東海旅客鉄道(JR東海)
CB 御殿場線
国府津駅 (CB00) - 下曽我駅 (CB01) - 上大井駅 (CB02)

脚注

注釈

  1. 新幹線も含めれば、JR東海の最東端駅は東海道新幹線東京駅である。
  2. 西隣の上大井駅から御殿場線の神奈川県最西端である谷峨駅間は、足柄上郡に属する。
  3. JR東海管轄の在来線における最北端の駅は高山本線杉原駅、最南端および最西端の駅は紀勢本線鵜殿駅である。
  4. 東海道新幹線のみ。在来線はJR東日本管轄。
  5. 他には松田駅山北駅駿河小山駅御殿場駅裾野駅下土狩駅が東海道本線時代の開業。
  6. 国府津駅がJR東日本管轄であるため、JR東海の都合で設定された臨時列車(回送等を含む)が、当駅から御殿場方面へ折返す。
  7. 2010年2月チリ地震により津波警報が発表され、相模湾に近い国府津駅付近への入線が一時運転見合わせとなった際に、当駅で定期列車が御殿場方面へ折返す運転が行われた。
  8. 駅掲示用時刻表の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(2015年1月現在)。

出典

  1. 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編2』 JTB、1998年
  2. 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編1』 JTB、1998年
  3. 住友セメント社史編纂委員会編纂 『住友セメント八十年史』 住友セメント、1987年
  4. 神奈川県鉄道輸送力増強促進会議の平成20年度のJR東海への要望内容による。
  5. 「TOICA」のサービス拡充について 〜2019年3月2日(土)からご利用エリアを拡大します!〜』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2018年12月12日。 オリジナルの2020年12月19日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201219170453/https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000039002.pdf2020年12月19日閲覧
  6. 在来線および新幹線におけるIC定期券のサービス向上について 〜2021年3月13日(土)からサービスを開始します!〜』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道/東海旅客鉄道/西日本旅客鉄道、2021年1月19日。 オリジナルの2021年1月19日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210119050250/https://www.jreast.co.jp/press/2020/20210119_ho03.pdf2021年1月19日閲覧
  7. 原口隆行 『鉄道唱歌の旅 東海道線今昔』 JTB、2002年
  8. 東海旅客鉄道編集 『東海旅客鉄道20年史』 東海旅客鉄道、2007年
  9. 宮脇俊三・原田勝正編集 『国鉄全線各駅停車 第5巻』 小学館、1983年
  10. 『トワイライトゾ〜ン・マニュアル6』 ネコ・パブリッシング、1997年、104-109頁

利用状況

神奈川県県勢要覧
  1. 15章 運輸・通信・道路 (PDF). 県勢要覧2022(令和4年度版). 神奈川県. p. 218 (2023年3月). 2024年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月12日閲覧。
  2. 神奈川県県勢要覧(平成12年度版)222ページ
  3. 神奈川県県勢要覧(平成13年度版)224ページ
  4. 神奈川県県勢要覧(平成15年度版)222ページ
  5. 神奈川県県勢要覧(平成17年度版)224ページ
  6. 神奈川県県勢要覧(平成19年度版)226ページ
  7. 神奈川県県勢要覧(平成20年度版) (PDF). 神奈川県. p. 230. 2024年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月12日閲覧。
  8. 神奈川県県勢要覧(平成21年度版) (PDF). 神奈川県. p. 240. 2024年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月12日閲覧。
  9. 神奈川県県勢要覧(平成23年度版) (PDF). 神奈川県. p. 238. 2024年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月12日閲覧。
  10. 神奈川県県勢要覧(平成25年度版) (PDF). 神奈川県. p. 236. 2024年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月12日閲覧。
  11. 神奈川県県勢要覧(平成27年度版) (PDF). 神奈川県. p. 238. 2016年6月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月12日閲覧。
  12. 神奈川県県勢要覧(平成29年度版) (PDF). 神奈川県. p. 238. 2018年6月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月12日閲覧。
  13. 15章 運輸・通信・道路 (PDF). 県勢要覧2019(令和元年度版). 神奈川県. p. 222 (2020年3月). 2024年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月12日閲覧。
  14. 15章 運輸・通信・道路 (PDF). 県勢要覧2020(令和2年度版). 神奈川県. p. 222 (2021年3月). 2024年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月12日閲覧。

関連項目

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