井上茂 (法哲学者)
経歴
兵庫県に生まれる。1935年福岡県中学修猷館[1]、1938年旧制福岡高等学校文科甲類[2]を経て、1942年東京帝国大学法学部法律学科を卒業[3]。その後、3年間兵役に就いた後、1945年11月、東京大学大学院(法理学専攻)に進む。東大では尾高朝雄の門下であった。
1949年、お茶の水女子大学講師となり、その後、同大学にて、助教授、教授、1967年、文教育学部長、1976年、博士課程人間文化研究科長を経て、1979年2月、お茶の水女子大学学長に就任し、1982年2月まで務めている。また、1961年から1962年にかけて、オックスフォード大学において法哲学を研究している。
傍ら、1954年、早稲田大学法学部非常勤講師・法哲学担当を経て、1982年には同客員教授となり、1987年まで務めている。1962年、東京大学より法学博士の学位を授与される。1965年、中央大学法学部非常勤講師・法哲学担当となり、1977年まで務めている。
1975年、日本法哲学会理事長に就任し、1979年まで務めている。
1991年、湘南国際女子短期大学の学長に就任。
著作
- 『法の根底にあるもの』、有斐閣、1989年
- 『法哲学』、岩波書店、1981年
- 『人権叙説』、岩波書店、1976年
- 『法秩序の構造』、岩波書店、1973年
- 『法哲学研究』、全4巻、有斐閣、1971-1986年
- 『現代法―思想と方法』、日本放送出版協会、1970年
- 『現代法の思想』、岩波書店、1970年
- 『法規範の分析』、有斐閣、1967年
- 『自然法の機能―思想史的考察』、勁草書房、1961年
- 『司法権の理論』、有斐閣、1960年
- 『自然法思想の論理と機能』、勁草書房、1958年
- 『実定法秩序の体系的構造』、勁草書房、1958年
共著・編著
翻訳
- E・H・カー『危機の二十年 1919-1939』、岩波書店、1952年、新版1992年。岩波文庫、1996年
脚注
- 『修猷館同窓会名簿 修猷館235年記念』(修猷館同窓会、2020年)同窓会員30頁
- 『福岡高等学校一覧 第19年度(自昭和15年4月至昭和16年3月)』(福岡高等学校編、1941年)198頁
- 『東京帝国大学一覧(昭和17年度)』(東京帝国大学、1943年)卒業生姓名662頁
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