交響曲第36番 (モーツァルト)
交響曲第36番 ハ長調 K. 425は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが1783年に作曲した交響曲。
| 音楽・音声外部リンク | |
|---|---|
| 全曲を試聴する | |
|
|
概要
モーツァルトはその年の10月から11月に掛けてのリンツ滞在中に、伯爵であったトゥーン・ホーエンシュタインの予約演奏会のため、この曲を4日間という速さで作曲した。そのような経歴からこの交響曲は『リンツ』という愛称で呼ばれている。この優れた作品が4日という短期間で書かれたことは驚異的であり、モーツァルトが天才であることを証明する具体例のひとつとされる。
また曲の完成度も第38番「プラハ」や、第39番・第40番・第41番「ジュピター」(いわゆる三大交響曲)に次ぐウィーン古典派交響曲の傑作であり、演奏の機会・録音とも多い。
モーツァルトの生前から自筆スコアは行方不明である。1991年クリフ・アイゼン校訂のペータース版スコア、2024年ヘンリク・ヴィーゼ校訂のブライトコプフ・ウント・ヘルテル社版は、食い違いのある複数の筆写パート譜を典拠に新版を構成している。後者は2001年に西川尚生(慶應義塾大学)が発見したモーツァルトの遺品と思われるパート譜資料に基づく。
曲の構成
演奏時間は約26〜37分(テンポや反復の有無により差異が大きい)。
- 第1楽章 アダージョ - アレグロ・スピリトーソ
- 第2楽章 アンダンテ
- ヘ長調、8分の6拍子、ソナタ形式。
- 当時の緩徐楽章にしては珍しく、トランペットとティンパニが用いられている。展開部で低弦とファゴットによって提示される、スタッカートのパッセージが印象的である。
- 第3楽章 メヌエット
- ハ長調、4分の3拍子。
- 飛び跳ねるようなリズムが印象的な主部と、オーボエとファゴットの美しい二重奏のトリオからなる。
- 第4楽章 プレスト
- ハ長調、4分の2拍子、ソナタ形式。
- 両主題は4度跳躍を持ち、軽やかな第1主題とレガートな第2主題のあと、対旋律を伴ってドーシドの音型が模倣され、展開されていく。その後も7度跳躍の印象的なパッセージが現れ、コデッタも充実している。展開部はアルペッジョの旋律が展開される。
外部リンク
This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.
![\relative c' {
\tempo "Adagio"
\time 3/4
c8\f[ r16. c32] e8[ r16. e32] a8[ r16. a32] |
b,8[ r16. d''32] d4^\markup { \italic ten. } r8 r16. b,,32 |
bes8[ r16. <e' c'>32] q4^\markup { \italic ten. } r |
}](../I/d736b6c11ccf1b4f516543462f6318dc.png.webp)