北海道四季劇場

北海道四季劇場(ほっかいどうしきげきじょう)は、札幌市中央区大通東1丁目にある、かつて劇団四季が運営していた劇場

東1丁目劇場施設

北海道四季劇場時代(2014年)
情報
旧名称 北海道四季劇場
完成 2010年11月
開館 2021年10月17日
開館公演 北海道二期会プレミアムコンサート オペラ「道化師(パリアッチ)」(日本語上演)withオペラファクトリー北海道
客席数 941
旧用途 劇団四季の公演
運営 劇団四季(2010-2020)
札幌市(2020-)
所在地 060-0041
札幌市中央区大通東1丁目10
位置 北緯43度3分44.5秒 東経141度21分29.4秒
アクセス 該当項目参照
外部リンク 東1丁目劇場施設
北海道四季劇場
情報
完成 2010年11月
開館 2011年1月8日
開館公演 エビータ
閉館 2020年3月15日
最終公演 リトルマーメイド
客席数 994
運営 劇団四季
外部リンク 劇団四季 シアター 北海道四季劇場

2020年(令和2年)4月に札幌市に譲渡され「東1丁目劇場施設」(ひがしいっちょうめげきじょうしせつ)となり、2025年(令和7年)3月末までの運用を予定する[1]

歴史

北海道四季劇場時代

北海道における劇団四季の専用劇場は、1991年平成3年)に誕生した「キャッツ・シアター」にまで遡る。北海道初の11ヶ月のロングランを記録したことをきっかけに、1993年(平成5年)、「JRシアター」が誕生。劇団四季の全国初の専用劇場として、その後全国各地に誕生する専用劇場の契機となる。しかし、1999年(平成11年)の札幌駅再開発に伴い、計20作品の上演、123万人の動員をもって閉館となった。

それから11年後の2010年(平成22年)5月17日、劇団四季が「北海道四季劇場」を開設すると発表[新聞 1]2011年(平成23年)1月8日、劇団四季は再び北海道に専用劇場を復活させ、北海道初の常設劇場となる「北海道四季劇場」が誕生した[2]。竣工時の席数は994席で劇団四季専用劇場で初めてワンフロア設計が採用された[2]こけら落し公演は、開場記念芸術祭[注釈 1]エビータ』だった[新聞 2]

建物は竹中工務店が施工し[3]、敷地を所有している[新聞 3]。竹中工務店との契約は当初、2016年(平成28年)までの5年間だったが期限を2度延長した。土地契約の終了により、2020年令和2年)3月15日のリトル・マーメイド千秋楽をもって公演を終了することが決定した。ところが2月28日に新型コロナウイルスによる道の緊急事態宣言を受け、同日から千秋楽までの公演全てが中止になり、同26日の公演が「北海道四季劇場」の最後の公演となった[4]

札幌市営時代

閉鎖後は2020年(令和2年)8月の契約終了をもって原状復帰する予定としていたが[5]、その後札幌コンサートホールKitara大規模改修中に代替施設として使用するために、北海道四季劇場として使用を終えた2020年(令和2年)4月1日に札幌市が劇団四季より無償譲渡を受け改修の上「新文化芸術施設」として、当該地における再開発事業開始までの概ね5年間を目途に活用することとなった[6][7]。譲渡直後時点では2020年東京オリンピックのパブリックビューイング等に活用される計画があったが[8]、1年延期のち実施されなかった。札幌市は2020年(令和2年)秋より舞台・音響・照明等の改修工事を行い[7]、2021年(令和3年)6月までに劇場として再オープンし、市民の文化芸術活動や各種興行に利用する計画だった[9]。しかし、運営事業者の応募はなかった[9]

2021年10月以降は施設改修に伴う公演会場不足を補完する市営の「東1丁目劇場施設」として運営され[10]、ステージ用音響・照明設備は常設せず使用者が持ち込む形とし稽古場としての活用も行うとした[10]。その後10月17日から11月21日開催の「JAPAN LIVE YELL project IN HOKKAIDO」にて劇団四季撤退以来初の公演として「特設ライブエールシアター」の会場名で10月17日に『北海道二期会プレミアムコンサート オペラ「道化師(パリアッチ)」(日本語上演)withオペラファクトリー北海道』が開催された[11][12]。また舞台公演の他展示会場としても使用されている[13]

2024年(令和6年)1月30日、札幌市は東1丁目劇場施設を2025年(令和7年)3月末で閉館すると発表した[1]

閉館後の劇団四季の動き

四季株式会社広報宣伝部は「北海道から劇団四季が撤退することはない」「劇場終了後の公演スタイルは未定だが、地元と相談しながら検討したい」としている[新聞 3]。吉田智誉樹社長は劇場閉館直後の2020年3月に北海道新聞の取材に対し9年間での入場率が損益分岐点の80%を下回る79%であり、近年の福岡や京都の専用劇場における100%近い入場率と比べ低水準にとどまっている他、既に演目のレパートリーを費やしてしまっていた事もあり新劇場の建設を見送る判断を行ったと述べ、閉館後は2021年(令和3年)より2年に1度の頻度で北海道内で数カ月間程度のロングラン公演を行う計画を示唆していた[新聞 4]。その後札幌市への移管後の本劇場にて2023年5月から11月に「リトル・マーメイド」の再演を行った。

施設

  • 構造 - 地下1階地上2階建鉄骨造[14]
  • 竣工日 - 2010年(平成22年)11月30日[14]
  • 延床面積 - 3,011.93 ㎡[14]
  • 客席 - 941席(2023年8月現在)[15]
  • 楽屋設備(楽屋6室)[15]
  • 練習設備(発声室1室、リハーサル室1室)[15]

上演作品

アクセス

鉄道
バス

脚注

注釈

  1. JRシアタークローズ後も四季の会に加入していた会員向け招待公演。

出典

  1. 札幌の旧四季劇場、25年3月で閉館”. 北海道新聞 (2024年1月30日). 2024年1月30日閲覧。
  2. 「北海道四季劇場」内部を公開-客席と舞台の一体感を演出する設計に”. 札幌経済新聞 (2010年12月2日). 2024年1月30日閲覧。
  3. 北海道四季劇場”. 竹中工務店. 2018年8月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月11日閲覧。
  4. さよなら 北海道四季劇場 公演中止 千秋楽迎えられず 北海道新聞社 2020年3月3日
  5. 北海道四季劇場 土地契約終了時期に関するお知らせ”. 最新ニュース. 劇団四季 (2016年11月30日). 2016年12月6日閲覧。
  6. 「Kitara」改修休館に備え札幌市が「北海道四季劇場」無償取得”. 北海道リアルエコノミー. 2019年9月4日閲覧。
  7. 新文化芸術施設運営事業者公募に向けたアドバイザリー業務(公募型企画競争)”. 札幌市. 2019年12月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月11日閲覧。
  8. 東京 2020 大会ライブサイト等企画運営業務 仕様書”. 札幌市. p. 2. 2021年5月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月11日閲覧。
  9. 新文化芸術施設活用事業(公募型プロポーザル)”. 札幌市. 2021年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月11日閲覧。
  10. 札幌市が旧北海道四季劇場を公演会場などに活用へ - 北海道建設新聞社
  11. 北海道二期会プレミアムコンサート オペラ「道化師(パリアッチ)」(日本語上演)withオペラファクトリー北海道 - ジャパンライブエールプロジェクトin北海道
  12. engekiseasonのツイート(1448965797636763654)
  13. 本日より札幌会場チケット販売開始!『サンエックス90周年 うちのコたちの大展覧会』たれぱんだ・リラックマ・すみっコぐらし~みんなの生まれたところの話~ - PR TIMES
  14. 東1丁目劇場施設設備保守管理業務仕様書”. 札幌市. 2024年1月30日閲覧。
  15. 東1丁目劇場施設 施設利用のご案内(公演利用)”. 札幌市. 2024年1月30日閲覧。
  16. 【写真追加】『ウィキッド』札幌公演11月千秋楽決定!――来年3月『ライオンキング』北海道へ凱旋!”. 最新ニュース. 劇団四季 (2016年7月29日). 2016年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月17日閲覧。
  17. 北海道四季劇場を支えてくださった皆さまへ――『リトルマーメイド』札幌公演カンパニーより”. 2021年1月1日閲覧。
  18. Inc, Natasha. 劇団四季、新型コロナウイルスの影響で公演中止に”. ステージナタリー. 2021年1月1日閲覧。
  19. 劇団四季が公演中止の継続を告知(2020.3.6) | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス”. SPICE(スパイス)|エンタメ特化型情報メディア スパイス. 2021年1月1日閲覧。
  20. 2020年3月15日に閉館予定だったが、新型コロナウイルスの影響により2020年2月26日が最終公演となる。
  21. 『リトルマーメイド』札幌公演2023年5~11月上演決定!”. 2022年6月3日閲覧。
  22. 2023年上演ラインアップ|劇団四季”. 2022年12月30日閲覧。

新聞記事

  1. “劇団四季が札幌市に北海道四季劇場を開設”. 日刊スポーツ. (2010年5月17日). オリジナルの2010年5月17日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20100518222903/https://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20100517-630831.html 2021年8月11日閲覧。
  2. “北海道四季劇場、8日こけら落とし 「エビータ」上演”. 日本経済新聞. (2011年1月8日). オリジナルの2021年8月11日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210811041501/https://www.nikkei.com/article/DGXNASFC0700C_X00C11A1L41000/ 2021年8月11日閲覧。
  3. “札幌の四季劇場20年3月限り 「北海道からの撤退はない」” (日本語). 北海道新聞. どうしんウェブ/電子版(暮らし・話題) (北海道新聞社). (2016年12月1日). オリジナルの2016年12月2日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20161202110850/http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/life-topic/life-topic/1-0343906.html 2016年12月2日閲覧。
  4. サタデーどうしん 文化・エンタメ 足跡残し「四季」去りゆく 北海道劇場 9年の歴史に幕 - 北海道新聞2020年3月21日朝刊
  5. “キャッツの次は「ウィキッド」 劇団四季、来年5月から上演” (日本語). 北海道新聞. どうしんウェブ/電子版(文化・芸能) (北海道新聞社). (2015年9月30日). オリジナルの2015年10月3日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20151003024234/http://dd.hokkaido-np.co.jp/entertainment/culture/culture/1-0185091.html 2015年10月3日閲覧。

外部リンク

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