南へ走れ、海の道を!
『南へ走れ、海の道を!』(みなみへはしれ、うみのみちを)は、佐木隆三が1986年に発表した小説。また、これを原作とした1986年公開の日本映画である[1]。
| 南へ走れ、海の道を! | ||
|---|---|---|
| 著者 | 佐木隆三 | |
| 発行日 | 1986年8月 | |
| 発行元 | 徳間書店 | |
| ジャンル | 小説 | |
| 国 |
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| 言語 | 日本語 | |
| 形態 | 文庫本 | |
| ページ数 | 204 | |
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映画
| 南へ走れ、海の道を! | |
|---|---|
| Run Towards the South On The Road of Sea | |
| 監督 | 和泉聖治 |
| 脚本 | 和泉聖治 |
| 製作 | 奥山和由 |
| 出演者 |
岩城滉一 安田成美 峰岸徹 柳葉敏郎 畑正憲 長門裕之 室田日出男 萩原健一ほか |
| 音楽 | 笹路正徳 |
| 主題歌 |
尾崎紀世彦 with 三浦秀美 『愛だけあれば』 |
| 撮影 | 佐々木原保志 |
| 編集 | 鍋島惇 |
| 製作会社 |
松竹富士 東北新社 創映新社 ジャパン・オーディオビジュアルネットワーク |
| 配給 | 松竹富士 |
| 公開 |
1986年8月30日 |
| 上映時間 | 106分 |
| 製作国 |
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| 言語 | 日本語 |
| 配給収入 | 1.9億円[2] |
1986年8月30日公開。配給:松竹富士。キャッチ・コピーは「一瞬、野獣」。
キャスト
スタッフ
主題歌
- 主題歌『愛だけあれば』
- 挿入歌『星をながめながら』
- 歌唱:尾崎紀世彦 & 三浦秀美
- 作詞:JIM&SHOW 作曲:羽場仁志 編曲:笹路正徳
製作
奥山和由松竹プロデューサーは、「(1984年の)『海燕ジョーの奇跡』の勢いで作りました」と述べている[3]。沖縄を舞台とした復讐劇という内容も似ており[1]、ほぼ姉妹編。『海燕ジョーの奇跡』は、主人公が高飛びしてフィルピンパートも半分を占め、場面の変化があったが、本作は沖縄のみで全編が終了する[1]。話にひねりもなく、見どころは全編を通じて展開される激しい暴力描写と当時19歳の安田成美の美貌[1][3]。
脚本&キャスティング
奥山は脚色作業について「和泉聖治監督とオリジナルストーリーを作りました」と述べている[3]。岩城が日本人ではあまりやらない太い髭を生やしているのは、『ル・ジタン』の頃のアラン・ドロンのイメージ[3]。奥山は「岩城さんはクールなイメージがありますけど、現場で朝から晩まで喋り続ける人です」と話している[3]。ヤクザの若頭を演じる峰岸徹はある事件で沖縄に逃亡中で、中華料理屋の隅っこのテーブルで酒を飲んでいたところで、出演を交渉したという[3]。クライマックスになだれ込むのに強烈な印象を求められる主人公の背中を押す広島の暴力団組長役で、萩原健一に特別出演を頼んだ[3]。広島弁は話さない。奥山が思い付きで萩原にお願いしたら、あっさり「いいよ、俺でよきゃやるよ」と返事をもらった。沖縄の現場に到着した萩原を迎えに行ったら、迫力を出すためか、自身のアイデアで眉毛を全部剃ってきた[3]。奥山が思わず吹き出したら、萩原は不機嫌になり、迫力のある人相でいきなりギャラの話をし始めた[3]。初対面の役者が現場でプロデューサーとギャラを交渉するなんて有り得ない[3]。萩原は「こっちの希望金額言っておくよ。500ね」と言った。出演シーンは最終盤の3カット、3~5分程度で拘束は5時間だったことから、奥山は「時給100万なんてとんでもない!」と反論したら「俺は時間を売っているんじゃない。映画に関わったときの萩原健一の名前の価値だ!」「予算にとてもはまらないですよ!」「俺は眉毛まで剃ったんだぞ!」「頼んでもないじゃないですか!」「もう生えてこなかったら1,000万だからな!」「じゃ生えてきて元通りになったら半額にします!」などと周りのスタッフが怯えるほどの口論があった[3]。映画の撮影終了後、萩原サイドからギャラの請求があるだろうと待っていたが連絡がなく、萩原のマネージャーに連絡を取り、「現場でケンカしてはっきり金額を決めていないですよ。眉毛戻ったでしょ。本人に聞いてくれますか」と頼んだら、萩原から電話があり「あれは奥山さんへの友情だから、いらないよ。それよりさあ、デ・ニーロがアル・カポネ役の特別出演で髪の毛抜いたそうだよ(『アンタッチャブル』で髪の毛を剃った)。やっぱ一流はやること同じだわ」と言ったため、「そうだよね、萩原さんとデ・ニーロってどこか似てるよね」と持ち上げたら、「今度はデニーロなみの出演料で頼むよ!」と言った[3]。