和歌山県世界遺産センター

和歌山県世界遺産センター(わかやまけんせかいいさんセンター、Wakayama Prefecture World Heritage Center)とは、和歌山県田辺市本宮町にある施設である。世界遺産熊野本宮館内にある。

和歌山県世界遺産センター
Wakayama Prefecture World Heritage Center
和歌山県世界遺産センターの位置(和歌山県内)
和歌山県世界遺産センター
和歌山県内の位置
施設情報
専門分野 紀伊山地の霊場と参詣道
来館者数 144,986人(2010年)[1]
館長 辻林浩(センター長、2018年4月現在[2])
事業主体 和歌山県
管理運営 和歌山県世界遺産協議会
延床面積 1,380 m2[1]
開館 2005年4月1日
所在地 〒647-1731
和歌山県田辺市本宮町本宮100番地の1 世界遺産熊野本宮館内
位置 北緯33度50分18秒 東経135度46分32.1秒
プロジェクト:GLAM

歴史

2004年(平成16年)9月2日、和歌山県が同県田辺市が建設予定の観光施設である「本宮ビジターセンター」内に、世界遺産紀伊山地の霊場と参詣道の保全管理や情報発信の拠点として和歌山県世界遺産センターを建設することを決定したことから構想が始まった。世界遺産センターでは、世界遺産登録地の保全や活用業務と共に、熊野古道観光を促進する現地拠点とすることが設置の主たる目的であった。当時は、日本国内の世界遺産登録地では、屋久島・白神山地などに続き3例目で、同様の施設は三重県も設置を予定していた(現在の三重県立熊野古道センター、2007年2月10日完成、総工費約20億円)。

和歌山県は、2005年(平成17年)4月1日に田辺市が本宮ビジターセンターを建設するまでの仮の施設として当時の本宮町役場庁舎(現在の田辺市本宮行政局)2階(後に1階に移転)に設置した。田辺市が本宮ビジターセンターを建設後には、移転する予定であった。しかし、田辺市のビジターセンター建設計画が固まらず、また財政面の問題もあり構想は遅れていた。

計画が遅れる中、世界遺産センターの充実を図るために、和歌山県は2007年(平成19年)4月19日に、ビジターセンターとは別に総事業費2953万円をかけて世界遺産センター内に和歌山県の世界遺産を紹介した展示及び交流空間となる「Kii Spirit」(キイ・スピリット)をオープンした。展示スペースには和歌山県産のヒノキを使用し、参詣道を解説板やイメージ映像を使って案内していた。交流スペースでは、関連図書やビデオが観賞でき、語り部による解説や講義が開かれた。

2007年(平成19年)2月7日、田辺市の地域審議会は老朽化した田辺市本宮山村開発センターを取り壊し、その跡地に本宮ビジターセンターを建設、そこへ世界遺産センターを移設するよう県に働き掛けるという方針を発表した[3]。しかしこの時点では全体構想がはっきりしておらず、建設資金として旧・本宮町から引き継いだ基金をいくら取り崩すのか、いつ建設に取り掛かるかは全く決まっていなかった[3]。2008年(平成20年)になり、ようやく田辺市がビジターセンターの新築を決定し、世界遺産センターも移転する見込みとなった[4]。2009年(平成21年)7月3日、世界遺産熊野本宮館として開館、世界遺産センターは同館へ移転した[5]。2011年(平成23年)、紀伊半島豪雨災害をもたらした台風12号により熊野本宮館は浸水、建物の基礎から傾く被害を受けたため9月26日に田辺市本宮行政局3階へ仮移転[6]、熊野本宮館復旧までの1年間、本宮行政局で活動した[5]。

2014年(平成26年)6月24日、インドのアジャンター石窟群のビジターセンターと交流協定を締結した[7]。

脚注

  1. “国内の世界遺産センター等の設置状況”. 長崎県. 2018年10月11日閲覧。
  2. 「祓殿石塚遺跡現地説明会」朝日新聞2018年4月20日付朝刊、和歌山版20ページ
  3. “本宮ビジターセンター建設 山村開発センター跡地に”. 紀伊民報 (2007年2月8日). 2018年12月13日閲覧。 “記事中にある「本宮ビジターセンター(仮称)」が世界遺産熊野本宮館を指す。”
  4. 「本宮にビジターセンター 田辺市、来年7月オープン予定」朝日新聞2008年4月16日付朝刊、和歌山版25ページ
  5. 東孝司「世界遺産熊野本宮館100万人達成 シンガポールの大学生に記念品」朝日新聞2018年7月4日付朝刊、和歌山版22ページ
  6. 直井政夫「熊野本宮館 仮事務所を設置へ 観光協会など入る」朝日新聞2011年9月23日付朝刊、和歌山版30ページ
  7. 関口佳代子「観光交流促進 インドと協定 県世界遺産センター」朝日新聞2014年6月25日付朝刊、和歌山版33ページ

関連項目

外部リンク

This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.