地名接頭辞
地名接頭辞(ちめいせっとうじ)は接頭辞の一種で、単語の前につけることで場所や場所の性質を表す機能を持つ。
地名接頭辞の例
Bel-
ロシア語で「白い」の意をもつ белый/belyy に由来する。セルビア語ではBeo-となる。
など。
Col-
イタリア語で丘を意味する colle に由来する。
Krasno-
ロシア語で「赤い」、ロシア古語で「美しい」の意をもつ красный/krasnyy に由来する。 後述のUlan-とともにソ連時代、モンゴル人民共和国時代に、社会主義の象徴たる赤色を含む地名として改名された都市が多い。
- クラスノダール・クラスノダール地方(Краснода́р/Krasnodar、
ロシア) - クラスノヤルスク・クラスノヤルスク地方(Красноярск/Krasnoyarsk、
ロシア) - クラスノゴルスク(Красного́рск/Krasnogorsk、
ロシア)
など。
Trans-
ラテン語で「横切る、超えた」の意をもつ transire に由来する。都市ではなく広域地名として用いられている。
- トランスニストリア(Transnistria、
モルドバ
沿ドニエストル共和国) - トランシルヴァニア(Transilvania、バルカン半島)
- トランスライタニエン(Transleithanien、同)
- トランスオクシアナ(Transoxiana、中央アジア)
など。
Vladi-
ロシア語で「領有する」という意味の動詞 владеть/vladet' に由来する。ロシア連邦に見られる。
Ulan-
モンゴル語で「赤い」の意をもつ улаан/ulaan に由来する。モンゴル語族の多いモンゴルとその周辺(内モンゴル自治区など)に見られる。 先述のKrasno-とともにソ連時代、モンゴル人民共和国時代に、社会主義の象徴たる赤色を含む地名として改名された都市が多い。
- ウランバートル (ᠤᠯᠠᠭᠠᠨᠪᠠᠭᠠᠲᠤᠷ、Улаанбаатар/Ulanbator、
モンゴル) - ウランホト (烏蘭浩特、ᠤᠯᠠᠭᠠᠨᠬᠣᠲᠠ、Улаанхот/Ulanhot、
中国内モンゴル自治区)
など[注釈 3]。
- 内モンゴル自治区の赤峰市はかつて烏蘭哈達 (Ulanhada)と呼称されており(赤い山の意)、それに由来する。
脚注
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