埼玉りそな銀行川越支店
埼玉りそな銀行川越支店蔵の街出張所(さいたまりそなぎんこう かわごえしてんくらのまちしゅっちょうじょ)は、埼玉県川越市に所在する銀行建築である。1918年(大正7年)に完成し、1996年(平成8年)には国の登録有形文化財に登録された。
| 埼玉りそな銀行川越支店蔵の街出張所 | |
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| 情報 | |
| 旧名称 |
第八十五銀行本店 埼玉銀行川越支店 あさひ銀行川越支店 埼玉りそな銀行川越支店 |
| 用途 | 銀行(ATMコーナー) |
| 設計者 | 保岡勝也 |
| 施工 | 印藤順造 |
| 建築主 | 第八十五銀行 |
| 管理運営 | 埼玉りそな銀行 |
| 構造形式 | 鉄骨鉄筋コンクリート構造 |
| 建築面積 | 291 m² |
| 階数 | 地上3階 |
| 高さ | 25m |
| 竣工 | 1918年 |
| 所在地 |
〒350-0063 埼玉県川越市幸町4-1 |
| 座標 | 北緯35度55分21.3秒 東経139度28分59.4秒 |
| 文化財 | 登録有形文化財 |
| 指定・登録等日 | 1996年12月20日[1] |
埼玉りそな銀行川越支店は2020年(令和2年)6月19日に川越市脇田本町に移転しており[2]、2024年(令和6年)5月15日に複合施設「りそなコエドテラス」としてリニューアルオープンする[3]。
歴史
1878年5月、旧川越藩の御用商人らの出資によって、県下初の銀行として第八十五国立銀行が設立され、この地で営業を始める[4]。1893年の川越大火で旧本店は焼失。1898年1月、国立銀行営業満期前特別処分法に基づき、民営の第八十五銀行となる。1918年には現在の建物が再建された[5]。
1943年、戦時下における一県一行主義に基づき、第八十五銀行は武州銀行、飯能銀行、忍商業銀行と大合併し埼玉銀行となった。その後も業界再編で行名は数度にわたり変更。
建築
川越の重要伝統的建造物群保存地区内にあり、蔵造りの建物が多い中、白煉瓦の西洋建築が異彩を放つ。設計は辰野金吾に師事した保岡勝也[4]。彼が設計した建物のうち川越市内には、旧山崎家別邸と旧山吉デパートが現存する。
外観はネオルネッサンス様式が採り入れられ、北西角の八角形の塔屋には、青銅葺き[5]のドーム屋根が設けられている。建物の角はコーナーストーンで装飾され、外壁の窓と窓の間にはサラセン縞のバットレスが配置されている[12]。川越大火の教訓から、窓には手動の防火シャッターが備えられた[5]。日本に現存する鉄筋コンクリート構造の建築物としては、初期のものである[13]。また、景観維持のためか旧あさひ銀行時代は赤い看板を臙脂色にし、埼玉りそな銀行となったあとも看板を深緑色にするなどしている。
脚注
- “あさひ銀行川越支店”. 文化遺産オンライン. 2017年10月11日閲覧。
- “店舗移転のごあいさつ”. 埼玉りそな銀行. 2024年5月10日閲覧。
- “旧八十五銀本店が複合施設に 埼玉・川越、築100年超”. 47news. 2024年5月10日閲覧。
- “築100年、営業に幕 埼玉りそな川越支店、川越駅西口近くに移転へ 人気観光地の一角、建物は今後も保全”. 埼玉新聞 (2019年8月1日). 2023年11月25日閲覧。
- 『近代埼玉の建築探訪』P138-139
- 築百年超、りそな川越支店移転へ 営業に幕、建物は保全 - 47NEWS(ソースは共同通信社、2019年7月31日付、同年8月7日閲覧)
- “川越駅西口の複合施設「U_PLACE」8日から順次オープン 駅から直結、飲食や行政サービスを展開”. 埼玉新聞 (2020年6月7日). 2023年11月25日閲覧。
- 川越支店、川越南支店の移転のお知らせ - 埼玉りそな銀行公式サイト(2020年3月27日付、同年7月17日閲覧)
- 【無人ATM】埼玉りそな銀行 蔵の街出張所 - りそなグループ店舗案内サイト(2020年7月17日閲覧)
- “埼玉りそな銀の旧川越支店改装 国の有形文化財、「頭取室」で会議も”. 朝日新聞デジタル (2023年7月18日). 2023年11月25日閲覧。
- “国の文化財登録の旧銀行支店 地域振興拠点へ 埼玉 川越”. NHK NEWS WEB 埼玉 NEWS WEB (2023年11月24日). 2023年11月25日閲覧。
- “埼玉りそな銀行川越支店”. 総務省 ふるさとづくり推進ポータルサイト. 2017年10月11日閲覧。
- “埼玉りそな銀行川越支店”. 全国近代化遺産活用連絡協議会. 2017年10月11日閲覧。

