宋朝体
木版
唐代に興起した木版印刷術が宋代において隆盛した際、著者の自筆を彫刻するのではなく、能書家の書風に倣って書体の様式を統一するようになった。それは刊行地ごとの独自の書体を生むことになり、蜀刊本(四川刊本)では顔真卿の書風(顔体)、浙江刊本では欧陽詢の書風(欧体)、福建刊本では柳公権の書風(柳体)に近似していた。
近代活字
上記のように宋朝体は南宋、陳起の陳宅書籍舖が刊行した臨安書棚本に由来する。
日本のいわゆる宋朝体活字は、昭和4年(1929年)、名古屋の津田三省堂らが上海・中華書局の聚珍仿宋版をもとに製造した「宋朝体」を始めとする。縦に細長い「長宋体」と縦横同じ幅の「方宋体」が作られた。後に大阪の森川龍文堂が上海・商務印書館をもとに導入した「龍宋体」を作った。
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