屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ

『屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ』(やねうらのさつじんきフリッツホンカ、Der Goldene Handschuh)は2019年のドイツ・フランスの伝記犯罪映画。 監督はファティ・アキン、出演はヨナス・ダスラー、マルガレーテ・ティーゼル、ウーヴェ・ローデなど。 ドイツ・ハンブルクで1970年代に実際に起きた連続殺人事件をもとにしたハインツ・シュトロンクの小説『Der goldene Handschuh』を原作とし[2]、5年間で4人の娼婦を殺害した連続殺人犯フリッツ・ホンカの日常を淡々と描いたサスペンスホラーである[3]。

本作のタイトル(原題)にもなったバー「Goldenen Handschuh(英:Golden Glove)」の入口
屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ
Der Goldene Handschuh
監督 ファティ・アキン
脚本 ファティ・アキン
原作 ハインツ・シュトロンク
『Der goldene Handschuh』
製作
  • ヌアハン・シェケルチ=ポルスト
  • ファティ・アキン
  • ヘルマン・ヴァイゲル
出演者
  • ヨナス・ダスラー
  • マルガレーテ・ティーゼル
  • カーチャ・シュトゥット
  • ハーク・ボーム
  • ウーヴェ・ローデ
音楽 FM・アインハイト
撮影 ライナー・クラウスマン
編集
  • アンドリュー・バード
  • フランツィスカ・シュミット=ケルナー
製作会社
配給 ドイツの旗 ワーナー・ブラザース
日本の旗 ビターズ・エンド
公開 ドイツの旗 2019年2月21日
日本の旗 2020年2月14日
上映時間 110分
製作国
言語 ドイツ語
興行収入

原題の「Der Goldene Handschuh(英訳:The Golden Glove)」はホンカが娼婦を物色していたバーの名前「Zum Goldenen Handschuh(英訳:To The Golden Glove)」から来ており、その店はハンブルクに実在する[4]。なお、この店は入り口に「ホンカの部屋」と書かれた看板をかけているが、実際にはホンカの部屋ではない[4]。

1973年生まれのファティ・アキン監督はハンブルク出身で、子供の頃にいたずらをすると「気をつけないと、ホンカがやってくるぞ!」と言われていたほど、ホンカは当時のドイツで人々に強烈な印象を残したシリアルキラーだった[4]。

2019年2月に開催された第69回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に出品されている[4]。

ストーリー

ホンカが住んでいたアパート

キャスト

  • フリッツ・ホンカ: ヨナス・ダスラー
  • ゲルダ・フォス: マルガレーテ・ティーゼル - フリッツと同居することになった老娼婦。
  • ヘルガ・デニングセン: カーチャ・シュトゥット - フリッツが警備員をしているビルの掃除係。
  • フリーダ: マルティナ・アイトナー=アチェンポン - 老娼婦。3番目の被害者。
  • ジン・マックス: ハーク・ボーム - バーの常連客。ジンばかり呑んでいる。
  • アヌス: ジーモン・ゲーツ - バーの店員。
  • ルート: ジェシカ・コスマラ - ホームレスの女。4番目の被害者。
  • アンナ: バーバラ・クラベ - バーに入り浸っている老娼婦。2番目の被害者。
  • ヘルタ: ヘルマ・クーン - バーに入り浸っている老娼婦。路上で酔い潰れる。
  • エーリヒ・デニングセン: マックス・ホップ - ヘルガの夫。失業中の呑んだくれ。
  • インゲ: ティラ・クラトチウィル - バーに入り浸っている老娼婦。フリッツの部屋から逃れる。
  • ヘルベルト・ニュルンベルク: ウーヴェ・ローデ - バーの店主。
  • ジギ: マルク・ホーゼマン - フリッツの弟。
  • デカ鼻エルニ: ラーズ・ナーゲル - バーの常連客。
  • 兵隊ノルベルト: ダーク・ベーリング - バーの常連客。
  • ギゼラ: ヴィクトリア・トラウトマンスドルフ - 救世軍の女性。
  • レフテリ: アダム・ボウスドウコス - フリッツの階下の住人。ギリシャ人。
  • ヴィリ: トリスタン・ゲーベル - 男子高校生。
  • ペトラ: グレタ・ゾフィー・シュミット - 女子高生。フリッツが一目惚れした美少女。
  • ヴォルター氏: ユルゲン・ウーター - 警備員になったフリッツの上司。

製作

撮影は2018年7月2日から8月18日までハンブルクで行われた[5]。

ホンカ役のヨナス・ダスラー

ホンカ役のヨナス・ダスラー(1996年生)は当時のホンカ(1935年生)より10歳以上も若く[6]、特殊メイクにより、ホンカの曲がった鼻、 特徴的な斜視、髪の生え際まで再現している[4]。

作品の評価

Rotten Tomatoesによれば、批評家の一致した見解は「過度に残酷な『屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ』は、連続殺人犯の堕落した精神とむかつくような残虐性に迫る、よく練られているが酷く不快な作品になっている。」であり、35件の評論のうち高評価は54%にあたる19件で、平均点は10点満点中5.6点となっている[7]。 Metacriticによれば、15件の評論のうち、高評価は3件、賛否混在は5件、低評価は7件で、平均点は100点満点中38点となっている[8]。

出典

外部リンク

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