島前
島前(どうぜん)は、日本の島根県・隠岐諸島のうち西側の有人3島及び周辺の無人島により構成される群島。東側の主島である島後と対を為す。有人3島を特に指した島前三島(どうぜんさんとう)という呼称も存在する。

島前に属する島
島前三島は約500万年前に「島前火山」(現在の焼火山が山頂とされる)と呼ばれる海底火山の噴火により隆起した後、カルデラ化した外輪山の名残と見られている。
無人島
- 中ノ島周辺
- 松島
- 小森島
- 二股島
- 西ノ島周辺
- 星神島
- 大柱島
- 知夫里島周辺
- 島津島
- 浅島
- 大波加島
- 小波加島
- 神島
沿革
交通
空港は存在しないため、島後の隠岐空港か本土の米子鬼太郎空港ないし出雲縁結び空港が最寄りの空港となる。
海路は隠岐汽船により島前と島後の西郷港(隠岐の島町)、また本土の七類港(松江市)及び境港(境港市)を結ぶフェリーと高速船の航路が開設されている。また、島前三島間の往来は隠岐観光が島前内航船(どうぜんないこうせん)として、フェリーと高速船をそれぞれ1隻ずつ就航させている。
島内の交通は西ノ島で西ノ島町営バス、中ノ島で隠岐海士交通がそれぞれ島内を巡回する路線バスの営業を行っているが、知夫里島には路線バスが存在しない。
道路
行政
西ノ島町に隠岐支庁の分庁舎として島前集合庁舎が設置されている。
医療
西ノ島町に隠岐広域連合立隠岐島前病院が設置されているが、医師は島根大学や鳥取大学からの派遣に依存しており年々、確保が困難になっている[1]。看護師についても同様であるが、病院スタッフが開設したブログを通じ4名が島外より就職する成果を上げたことが注目を集めている[2]。
教育
高等学校は海士町の島根県立隠岐島前高等学校のみ存在するため、各町村の中学生は大半が同校へ進学することになる。
郵便・荷物
島根県でなく鳥取県米子市の米子郵便局が管轄しており、鳥取県境港市と同じ郵便番号「684」地域となっている。枝番は知夫郵便局(知夫村)が684-01xx、浦郷郵便局(西ノ島町西部、旧浦郷町)が684-02xx、美田郵便局と別府郵便局(西ノ島町東部、旧黒木村)が684-03xx、菱浦郵便局と海士郵便局(海士町)が684-04xxである。
電話・インターネット
固定電話は全域が市外局番08514地域。携帯電話は2010年7月現在、NTTドコモ、auがほぼ全域で、ソフトバンクモバイルが港と集落の範囲で利用可能。WILLCOMは西ノ島と中ノ島の一部のみ利用可能、イー・モバイルは全域サービスエリア外となっている。
脚注
- “隠岐島前病院 外科医不在に”. 山陰中央新報 (山陰中央新報社). (2010年3月7日) 2010年7月27日閲覧。
- “隠岐島前病院「看護師ブログ」が人材確保に成果”. 山陰中央新報 (山陰中央新報社). (2010年3月6日) 2010年7月27日閲覧。