帝国議会 (神聖ローマ帝国)
帝国議会(ていこくぎかい、ドイツ語:Reichstag)は、神聖ローマ帝国の合議体。

1675年帝国議会
帝国議会は金印勅書により初めて明文化された。金印勅書は神聖ローマ帝国の領邦国家化を著しく助長し、帝国議会を重要なものにした。帝国議会は諸侯をかろうじて帝国につなぎ止める役割を果たした。帝国諸侯が特権の確保を試みる場であったが、諸侯の領地にも領邦議会があり、ローマ皇帝が王権を制限しようとする諸侯への対応に腐心したように、領邦君主も主君に従おうとしない在地貴族への対応に腐心していた。中近世ドイツにおける身分制議会といえる。
沿革
ローマ王、ローマ皇帝が重要事項を主要な帝国諸侯に諮問する宮廷会議(Hofrat)が元。神聖ローマ帝国の領邦国家化が進むにつれて恒常的に開催されるようになった。12世紀末より議席権、発言権、議決権をもつ参加者が飛躍的に増加し、後の帝国議会となった。
組織・運営・手続き
帝国等族(参加者)
帝国議会に参議できる身分を帝国等族という。
影響
帝国議会における皇帝の権限は著しく弱く、一方で200年間帝位を独占したオーストリア大公爵(ハプスブルク家)は皇帝の職責を本領の収入だけでまかなえる大諸侯であった。ハプスブルク家は金印勅書によって領邦国家と化した神聖ローマ帝国を再統合し、皇帝権の再度の確立に向けて奔走することになる。
出典
- プーフェンドルフ『ドイツ帝国憲法』
参考文献
特記ない限り、菊池良生『神聖ローマ帝国』(「第八章 カール五世と幻のハプスブルク世界帝国」「帝国議会と領邦議会」)を参照。
- 菊池良生『神聖ローマ帝国』(講談社現代新書)ISBN 978-4061496736
関連項目
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