手摺
手摺(手すり)(てすり、英語: Handrail)とは、橋や階段、屋上やベランダ、壁面、窓、廊下等に取り付けて人の落下を防いだり行動の補助に使用される柵状、または横木状のもの。多くは建築物の一部として見られるが、ベッドなどの家具、電車や船舶などに取り付けたものも言う。ただし椅子などの肘掛けなどは普通手摺とは言わない。

階段に設置されている手摺
欄干(らんかん)、高欄(こうらん)、おばしまとも言い、一般には「手すり」と漢字かな交じりで表記されることが多い[1]。狭義には柵上の欄干などの上に渡した手でつかむ横木(笠木と言う)を指すが、柵状のもの(手すり子と言う)も含めて構造全体をいう場合もあり、木材、竹、金属、石材その他の材料で作られる[2][3]。
用途
手すりには設置方向により、水平方向の水平手すり、斜め方向の斜め手すり、縦方向の縦手すりがある[4]。
また、使用目的によって補助手すりと墜落防止手すり柵、安全手すりとに分けられ、前者はトイレや風呂場などで手で掴んで行動の補助とするもの、後者は屋上やバルコニー、エスカレーターなどからの落下を防止するために膝から胸の高さ程度に作られる柵状のものである。階段に沿って作られるものでは補助手すりと墜落防止手すり柵の両方を兼ねる[3]。安全手すりは、バスや電車の急停止の際に転倒防止のために設置されている。
材質としては、木製、鉄製、アルミ製、ステンレス製、ポリプロピレン製、塩ビ製(近年は抗菌仕様のものもある)などが用いられている。
近年では、縦方向水平方向の手すりを一体にした格子状手すり、照明機能や呼び出し機能(補助手すり用)、滑り止めの素材や点字プレートを付加したものもある。
ギャラリー
格子状の手すり
接合部に可変機構をもたせた手摺
屋外の階段に設置されている手摺
波形の手摺
木の手摺
トイレ内の手摺(塩ビ製)
トイレ内の便利な手すり
脚注
- 日本大百科全集 23 P.831
- 日本大百科全集 16 P.130
- 手すり大全
- 斎藤綾乃, 鈴木浩明, 藤浪浩平 ほか、「列車内の手すり・吊り手の径に関する検討」 『人間工学』 2008年 44巻 4号 p.231-240, doi:10.5100/jje.44.231, 日本人間工学会
- 住宅の品質確保の促進等に関する法律に基づく住宅性能表示制度における、等級5の基準
- JIS A6601:2013「低層住宅用バルコニー 構成材及び手すり構成材」
- “銀座線に新型車両1000系を導入”. 東京メトロ. 2019年2月10日閲覧。
参考文献
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