柵
柵(さく、英: fence フェンス)とは、
- 角材や丸太をまばらに(地面などに)立てて、そこに横向きの材である「貫(ぬき)」を通し、土地や区画の境界などに設置する囲いのこと[1]。横向きに伸びる材料は、角材や丸太が用いられることもあるが、代わりに金網などが用いられることもあり、またロープやチェーンなどが用いられることもある。柵は塀とは違って隙間があり、柵越しに反対側の景色を見ることができる、という特徴がある。
- 木の柱を立てて並べて、敵を防ぐために作った砦[1]。→城柵を参照。
- (しがらみと読めば)構造は同じだが、水流の向きを変えたり水流を抑えるために川の中に設けたものを指す[1]。→#しがらみ
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ポーランドの野外博物館の周囲の柵。伝統的で素朴な材料・技術で造られたもの。
道路用・交通用
道路では車両の路外などへの逸脱、歩行者の車道の横断防止などの目的で防護柵が設置される[5]。
自転車道や河川周辺など転落を防止する必要の有る設置箇所に向けた、地上高1100mmの転落防止柵と、歩車境界など歩行者の横断抑止を目的とした地上高800mmの横断防止柵に大別される。
歩行者などを対象とする防護柵は「歩行者自転車用柵」と分類される[5][6]。
歩行者自転車用柵は以下の表に示す設計強度に応じて、種別を区分する。 歩行者自転車用柵は、原則として種別Pを適用するものとし、歩行者などの滞留が予想される区間及び橋梁、高架の区間に設置される転落防止を目的とした柵は、集団による荷重を想定し、種別SPを適用するものとする。
| 分類 | 種別 | 設計強度 | 設置目的 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 歩行者自転車用防護柵 | P | 垂直荷重 590N/m (60kgf/m)以上
水平荷重 390N/m(40kgf/m)以上 |
転落防止、横断防止 | 荷重は、防護柵の最上部に作用するものとする。
このとき種別Pにあっては部材の耐力を許容限度として設計することが出来る |
| SP | 垂直荷重 980N/m(100kgf/m)以上
水平荷重 2,500N/m(250kgf/m)以上 |
転落防止 |
非武装地帯・軍事境界線
非武装地帯の境界の柵(1968年)
収容所
1968年ベトナムドンナイ省の収容所の柵
ナチス・ドイツが造ったナッツヴァイラー強制収容所の柵
しがらみ
構造

溜池遺構に編み込まれたしがらみ
しがらみは川中に杭を打ち横木を噛ますことで水流の向きを変える構造のことだが、遺跡の発掘調査から土木の基礎構造(埋め殺し)にも用いられてきたことが考古学的に立証されるようになった。
稲作が伝来し水田耕作が始まると灌漑が広まり、利水目的で河川からの取水用にしがらみが造られるようになった。やがて用水路やため池の土手を補強するためしがらみを骨格として土を盛る技術が編み出された。これは石積が普及した後も基礎構造として継承された。
埋め立て造成で都市を構築した江戸の街は、都内で埋蔵文化財としてしばしばしがらみ遺構が検出される。この参考事例は江戸東京博物館において模型展示されている。
慣用句
「世間のしがらみ」のように解くことができないこと、制約がある状況の喩えに否定的に引用される。
脚注
- 広辞苑第六版「柵」
- “牧柵の設置”. 独立行政法人 家畜改良センター. 2020年5月1日閲覧。
- “電気牧柵(心理柵)の設置のいろは”. 大分県. 2020年5月1日閲覧。
- “防護柵の種類と効果的な設置法”. 農林水産省. 2020年3月2日閲覧。
- “防護柵の設置基準”. 国土交通省. 2020年3月2日閲覧。
- 防護柵の設置基準・同解説【平成10年11月(社)日本道路協会】
- “防風設備の手引き”. 国土交通省. 2020年3月2日閲覧。
- “新潟県道路施設維持管理計画 ガイドライン”. 新潟県. 2020年3月2日閲覧。
関連項目

ピケットフェンス(Picket fence)
外部リンク
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