時間の翼

時間の翼』(ときのつばさ)はZARDの9枚目のオリジナルアルバム。

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時間の翼
ZARDスタジオ・アルバム<meta itemprop='albumReleaseType' content='アルバム' />
リリース
録音 1999年 - 2000年
ジャンル J-POP
時間
レーベル B-Gram RECORDS
プロデュース 坂井泉水
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 2001年度年間61位(オリコン)
  • 登場回数10回(オリコン)
  • 週間18位 (2021年盤) (オリコン)
ゴールドディスク
ZARD アルバム 年表
ZARD Cruising & Live 〜限定盤ライヴCD〜
2000年
時間の翼
(2001年)
ZARD BLEND II〜LEAF & SNOW〜
(2001年)
『時間の翼』収録のシングル
  1. 世界はきっと未来の中
    リリース: 1999年6月16日
  2. 痛いくらい君があふれているよ
    リリース: 1999年10月14日
  3. この涙 星になれ
    リリース: 1999年12月1日
  4. Get U're Dream
    リリース: 2000年9月6日
  5. promised you
    リリース: 2000年11月15日

リリース

本作の特徴は7枚目のアルバム『TODAY IS ANOTHER DAY』以降の流れで、オリジナルアルバム初出の曲が少なく、表題曲はサビの部分しか完成していなかった。1999年4月発売のシングル「MIND GAMES」は、ベストアルバムZARD BEST 〜Request Memorial〜』に収録されたため、本作には未収録。

アルバムが発売された当初、ノンタイアップ曲は「hero」のみだったが、同年の12月20日に、コナミから発売された恋愛シミュレーションゲームときめきメモリアル3 〜約束のあの場所で〜』のエンディング曲となり、2002年1月30日に発売されたサウンドトラックときめきメモリアル SOUND BLEND 〜featuring ZARD〜』に原曲アレンジが収録されている[1]

本作はデビュー10周年に発売されたことから、「揺れる想い」と「負けないで」のリミックスバージョンも収録。この2曲が非常に演奏分数が長いため、本作は前作より収録曲が1曲少ないが、ZARDオリジナルアルバムで最も総収録時間が長い作品となっている。

リアレンジでの再発売

ZARDのアルバムで唯一の廃盤作品となっており、正確な廃盤時期は公表されていない。本作を廃盤にした理由に関して、担当制作ディレクターは、(本作がリリースされた)2001年当時、ヒップホップR&Bが台頭し、坂井泉水自身もラップに挑戦したりと、新たな音楽性を模索していた時期に完成させたのがこのアルバムで、坂井はレコーディングにかなり苦戦しながらも、最終的に最善を尽くしたものをリリースしたという。しかし「『ZARDの作品としてどこか納得がいかない』というような話が坂井と長戸大幸の間であり、2人の間でじっくり時間をかけてきちんと作り直し、いつか良いタイミングに発表し直そう」という理由で一旦廃盤にするということになったと語っている[2]

上述の通り、長年廃盤の時期が続いていたが[注釈 1]、2021年のデビュー30周年記念の一環として過去に発表された全スタジオ・アルバムのリマスター再発に伴い、20年の時を経て長戸大幸完全プロデュースによるリアレンジを施し「時間の翼 〜30th Anniversary〜」として現行リリースされた[3]。再発売に伴い、全曲で鶴澤夢人によって編曲がリアレンジされている。また、当初10周年記念として収録されていた「揺れる想い」と「負けないで」のGomiによるミックスは収録されていない。

なお、主要音楽配信サイトおよび定額制サブスクリプションサービスでは、今作のリアレンジ盤(30th Anniversary)のみが配信されている。その為「promised you ~with P-edition~」「窓の外はモノクローム」「明日もし君が壊れても」「世界はきっと未来の中 ~another style21~」「hero」「揺れる想い (Gomi's New York Remix)」「負けないで (Gomi's 10th Anniversary Special Mix)」「時間の翼」のオリジナル音源はいずれも、未配信状態となっている。

チャート成績

オリジナルアルバムでは、最後のオリコンチャート1位獲得作となった。

収録曲

  1. Get U're Dream
    作詞:坂井泉水
    作曲:大野愛果
    編曲:葉山たけし
    32ndシングルの表題曲。このアルバム唯一の葉山たけしの編曲。
    「駆け抜けた夏」をテーマに詞は書かれた。
  2. この涙 星になれ
    作詞:坂井泉水
    作曲:岩井勇一郎
    編曲:古井弘人
    31stシングルの表題曲。
    収録アルバムは今作のみである。
  3. promised you 〜with P-edition〜
    作詞:坂井泉水
    作曲:栗林誠一郎
    編曲:Cybersound
    33rdシングルの表題曲。「新しいはじまりを予感させるようなイメージにしたかった」ということで、イントロ小野塚晃によるピアノが追加されたアルバムバージョンになっている。このアルバム唯一の栗林誠一郎の作曲。
    なお、リアレンジ盤では「with P-edition」という副題は外されている。
  4. 痛いくらい君があふれているよ
    作詞:坂井泉水
    作曲・編曲:シオジリケンジ
    30thシングルの表題曲。世界がネットワークでつながっているような近未来的な感じをイメージして作られ、ZARDにしては珍しく、R&B・ヒップホップの要素を取り入れた作品。
    収録アルバムは今作のみである。
  5. 窓の外はモノクローム
    作詞:坂井泉水
    作曲:岩井勇一郎
    編曲:大賀好修
    日本テレビ系「週刊ストーリーランド」エンディング・テーマとして使用された。
    アルバム発売時に制作されたビデオクリップでは、黒いジャケットを着た坂井泉水が、夜のシドニーの街並を歩く様子を撮影した映像を使用している[4]
  6. お・も・ひ・で
    作詞:坂井泉水
    作曲:寺尾広
    編曲:古井弘人、徳永暁人
    31stシングル「この涙 星になれ」のカップリング曲。
  7. 明日もし君が壊れても
    作詞:坂井泉水
    作曲:大野愛果
    編曲:徳永暁人
    1998年にWANDSに提供した楽曲のセルフカバー。2008年発売のベストアルバムZARD Request Best 〜beautiful memory〜』では投票29位にランクインし、葉山たけしによるリアレンジが施され収録された。
  8. 世界はきっと未来の中 〜another style 21〜
    作詞:坂井泉水
    作曲:岩井勇一郎
    編曲:徳永暁人、大賀好修
    29thシングルの表題曲。アレンジの異なるアルバムバージョン。ドラムなどのミックスが変更されている。シングルバージョンで編曲に参加していたシオジリケンジは、アルバムバージョンには参加していない。
    なお、リアレンジ盤では「another style 21」という副題は外されている。
  9. hero
    作詞:坂井泉水
    作曲:大野愛果
    編曲:大賀好修
    歌詞中の二人が結婚する前提で詞は書かれ、ウエディングソングや好きな人へのプレゼントにして欲しいと願い込めて作られた。
    2008年発売のベストアルバム『ZARD Request Best 〜beautiful memory〜』では投票19位にランクインし、葉山たけしによるリアレンジバージョンで収録された。
  10. 揺れる想い (Gomi's New York Remix)
    作詞:坂井泉水
    作曲:織田哲郎
    リミックス:Gomi
    10周年記念ということで作られた、8thシングルのリミックスバージョン。曲の時間が10分を超えるほど長い。『Cool City Production vol.6 ZARD 〜WHAT RARE TRACKS!〜』に収録。
    なお、リアレンジ盤には未収録である。
  11. 負けないで (Gomi's 10th Anniversary Special Mix)
    作詞:坂井泉水
    作曲:織田哲郎
    リミックス:Gomi
    10周年記念ということで作られた、6thシングルリミックスバージョン。こちらも8分ほどある。『Cool City Production vol.6 ZARD 〜WHAT RARE TRACKS!〜』に収録された。
    なお、リアレンジ盤には未収録である。
  12. 時間の翼
    作詞:坂井泉水
    作曲:大野愛果
    編曲:徳永暁人
    今作の表題曲。NTT西日本フレッツ・ISDN」CMソング。曲の冒頭から徐々にフェイドインする構成になっているが、2番のサビ以降の部分しか完成しておらず、総演奏時間も2分29秒と短くなっている。この曲の完成版が『止まっていた時計が今動き出した』に収録されているが、キーやアレンジが変更になっている。また、2008年発売のベストアルバム『ZARD Request Best 〜beautiful memory〜』では投票28位にランクインしたが、2004年発売『止まっていた時計が今動き出した』収録の完成版の方が収録されている。またビデオクリップも制作されており、赤いセーターを着た坂井泉水が、シドニーの街を犬と散歩したりする様子を収録した映像を使用している。CDジャケットにもこの時に撮影されたシドニーでの写真が使用されている[4]
    なお、リアレンジ盤では「30th Anniversary」という副題が新たに付けられている。

参加ミュージシャン

ZARD
Guest Musicians

関連項目

脚注

注釈

  1. 2012年1月に発売されたBOXセット『ZARD ALBUM COLLECTION 〜20th ANNIVERSARY〜』において入手可能。
  1. 2003年までの旧基準での認定。

出典

  1. ときめきメモリアル サウンド・ブレンド featuring ZARD”. タワーレコード. 2021年8月16日閲覧。
  2. ZARD、オリジナル作10作のリマスター盤と、9作目『時間の翼』のリアレンジ盤をリリース。担当制作Dに再アレンジの経緯を訊く”. Mikiki. タワーレコード (2021年9月14日). 2021年9月17日閲覧。
  3. ZARD 30周年YEAR企画 オリジナルアルバム リマスター盤10W、リアレンジ盤1W、2021年 9月15日(水)発売 - 2021年7月10日閲覧。
  4. 2008年4月7日に発売された「愛は暗闇の中で」のビデオクリップで、上木彩矢がメインボーカルを務めている部分に使用された映像が、2008年3月20日放送の「めざましテレビ」において紹介された時に、「窓の外はモノクローム」に使用された映像と同じ服装・街並の映像が使用されており、この時にフジテレビアナウンサーの軽部真一が、「坂井さんが歩いているのは、オーストラリア・シドニーの街角」であり、「『時間の翼』のジャケット撮影などで訪れた時、夕食を食べに行った帰り道を撮影した」と解説している。

外部リンク

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