油夫
油夫(ゆぶ)は、三重県多気郡多気町の地名。農業地域であり、稲作と果樹栽培が行われている[5]。
油夫 | |
|---|---|
![]() | |
![]() 油夫 油夫の位置 | |
| 北緯34度28分25.2秒 東経136度33分15.5秒 | |
| 国 |
|
| 都道府県 |
|
| 郡 | 多気郡 |
| 市町村 |
|
| 地区 | 佐奈地区 |
| 面積 | |
| • 合計 | 1.694366067 km2 |
| 標高 | 138 m |
| 人口 | |
| • 合計 | 177人 |
| • 密度 | 100人/km2 |
| 等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
| 郵便番号 |
519-2173[3] |
| 市外局番 | 0598(松阪MA)[4] |
| ナンバープレート | 三重 |


地理
多気町南東部に位置する。多気町都市計画区域内、佐奈地区にある[6]。地形的には、櫛田川支流の佐奈川中流域の山地にある[7]。南北に細長い地域[5]で、集落はわずかな平地のある油夫北部にあり[8]、中部の山間地に油夫池がある。
南部には宝篋山(ほうきょうさん)があり、山頂には「法篋さん」と呼ばれる梵字の刻まれた柱状石や、徳住という人物による「なむあみだぶつ山のそらでも面白や十方法界友と思へば、別時念仏一千日満行供養、不背弟子本聞」と記された天保10年(1839年)造立の名号石碑がある[9]。
北は西山、東は四神田(しこうだ、しこだ)・野中、南は相鹿瀬(おうかせ)、西は五桂・仁田と接する。
歴史
江戸時代には、油夫村として伊勢国多気郡四疋田組に属し、紀州藩田丸領であった。紀州藩の奨励により、ミカン栽培が盛んとなり、油夫池が作られた[7]。村高は「元禄郷帳」では454石余で、「天保郷帳」では465石余と記録されている[7]。
明治2年(1869年)の「大指出帳」によると牛20頭と馬2頭を保有し、柿・ミカン・九年母(くねんぼ)・栗を産出していた[9]。明治の大合併以降、大字として存続している[7]。田と林が油夫地区の共有財産としてあったが、どちらも各個人で耕作や手入れを行い、田は借り賃として米を納めていた[10]。
2009年(平成21年)12月19日、油夫の水土里を育む会が「農地・水・みえのつどい2009」において優秀地域ぐるみ活動賞(パブリシティ部門)を受賞した[11]。同会が行ってきた油夫池の池干し等の活動が評価されたものであった[11]。
沿革
世帯数と人口
2015年(平成27年)10月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]。
| 大字 | 世帯数 | 人口 |
|---|---|---|
| 油夫 | 64世帯 | 177人 |
施設
脚注
- “三重県多気郡多気町の町丁・字一覧”. 人口統計ラボ. 2019年9月16日閲覧。
- “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- “油夫の郵便番号”. 日本郵便. 2019年8月15日閲覧。
- “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1983, p. 1446.
- 三重県多気町(2007):6-1ページ
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1983, p. 1097.
- 中京大学郷土研究会 1981, p. 18.
- 平凡社地方資料センター 1983, p. 585.
- 中京大学郷土研究会 1981, p. 35.
- 多気町役場企画調整課 編(2010):4ページ
- 多気町史編纂委員会編 1991, p. 797.
- “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
- “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
- “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- “小・中学校別通学区域”. 多気町 (2017年5月8日). 2019年9月16日閲覧。
- “事業所の詳細|福祉介護支援センターアシスト|”. 介護事業所・生活関連情報検索「介護サービス情報公表システム」. 厚生労働省. 2020年7月18日閲覧。
- 倉田・山中(1993):88ページ
- “多気町商品券 取扱加盟店 一覧表”. 多気町 (2020年7月15日). 2020年7月18日閲覧。
- “郵便番号簿 2018年度版” (PDF). 日本郵便. 2019年6月10日閲覧。
参考文献
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 24 三重県』角川書店、1983年6月8日。ISBN 4-04-001240-2。
- 倉田 貞・山中 昇(1993)"農村活性化事業の事例的研究-三重県多気郡五桂池ふるさと村-"松阪大学地域社会研究所報(松阪大学地域社会研究所).5:83-104.
- 多気町史編纂委員会編 編『多気町史 通史』多気町、1991年3月31日。 NCID BN08050755。
- 多気町役場企画調整課 編『広報たき 2010年3月号』多気町役場企画調整課、2010年3月、18p.
- 中京大学郷土研究会 編『多気町の民俗 ―三重県多気郡多気町―』中京大学郷土研究会〈中京民俗第18号〉、1981年8月1日。 NCID BN06727175。
- 三重県多気町『多気町都市計画マスタープラン 〜自然と産業が調和し、みんなで創る心豊かなまち〜』三重県多気町、平成19年3月
- 平凡社地方資料センター 編『「三重県の地名」日本歴史地名大系24』平凡社、1983年5月20日。ISBN 4-58-249024-7。

