畝傍駅

畝傍駅(うねびえき)は、奈良県橿原市八木町二丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)桜井線万葉まほろば線)のである。

畝傍駅
駅舎(2011年8月)
うねび
Unebi
香久山 (3.0 km)
(2.6 km) 金橋
所在地 奈良県橿原市八木町二丁目1
北緯34度30分30.13秒 東経135度47分37.27秒
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)*
所属路線 U 桜井線(万葉まほろば線)*
キロ程 24.7 km(奈良起点)
電報略号 ウヒ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
496人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1893年明治26年)5月23日[2]
備考 無人駅[1](自動券売機 有)
* この他近鉄小房線1952年廃止)。

乗降客数は近鉄大和八木駅など市内近隣の主要駅よりも遥かに少ないが、JTB時刻表などでは、当駅が橿原市の代表駅とされている(当駅が橿原市役所の最寄駅であるため)。

なお、かつては近鉄吉野線の旧線でもある小房線(おうさせん)の起点駅でもあった。

歴史

1905年(明治38年)の畝傍駅

駅構造

プラットホーム(2022年5月)

皇紀2600年にあたる1940年昭和15年)に昭和天皇橿原神宮行幸に際して建築され、重厚な寺社風の木造駅舎が現在も残っている[2]

かつては単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持っていたが、2005年12月現在一番南側の線路が外され(架線は西側部分のみあるが、東側付近は無い)、相対式ホーム2面2線の構造を有する地上駅となっている。1番(上り)のりば側に駅舎があり、2番(下り)のりばへは跨線橋で連絡している。また、停車位置が多少ずれていて、先頭車両が乗降に便利な位置に停車する。

ホームは駅舎より高い位置にあり、駅舎とホームは階段およびスロープで結ばれている。その階段は現在使われている出入口(改札口)を結ぶものと、貴賓室とを結ぶもの、団体用出入口(閉鎖)を結ぶ3つ設置されていた。

王寺鉄道部管理の無人駅であり、ICOCA利用可能駅(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。ICOCAチャージ可能な自動券売機が設置されているほか、ICOCA等のICカード読取機(入場用・出場用)が設置されているが、普通乗車券用の自動改札機は設置されていない。

広々とした駅前広場を持っているが、現在は多少手直しの上でほとんどのスペースを月極駐車場としている。飛鳥方面のレンタルサイクルの返却場所の一つである。

トイレは改札内にあり、男女共用。

のりば

のりば路線方向行先
1 U 万葉まほろば線 上り 桜井奈良方面[5]
2 下り 高田王寺方面 / 五条方面[5]
  • 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。

貴賓室

貴賓室

橿原神宮や神武天皇陵への最寄り駅だったため、参拝する皇族のために駅舎内には貴賓室が設けられた[2]1940年(昭和15年)には皇紀2600年大祭が営まれて昭和天皇が、1959年(昭和34年)には成婚から間もない皇太子夫妻(後の明仁上皇上皇后美智子)が、この貴賓室を利用した[2]。普段は閉鎖されている[2]が、1995年[6]以降不定期に一般公開される[7]

駅舎改築

JR西日本は、コスト削減のため利用者の少ない駅舎の改築・コンパクト化や、地元自治体への無償譲渡・民間活用を進めており、当駅もその検討対象となっている。地元では歴史ある駅舎の改築に反対する声がある一方、橿原市ではコスト負担が大きいとして民間活用を断念しており、改築される公算が高いと報じられていた[8]。その後、橿原市が貴賓室を保存活用する方向で方針変更したことが報じられている[9]

利用状況

1日の平均乗車人員は以下の通りである[10]

年度1日平均
乗車人員
2005年452
2006年431
2007年426
2008年428
2009年444
2010年448
2011年441
2012年458
2013年459
2014年438
2015年454
2016年466
2017年466
2018年481
2019年496
2020年 407

橿原市の代表駅となってはいるが、多くは近くにある近鉄橿原線八木西口駅近鉄大阪線大和八木駅を、また橿原神宮へは近鉄南大阪線吉野線・橿原線の橿原神宮前駅を利用するため、当駅の乗降客は少ない。また、国鉄時代は業務委託駅で、桜井線に運行されていた急行「紀ノ川」も通過していた。桜井線電化時に無人駅となり、出札口は板で封鎖されてしまった。

駅周辺

隣の駅

西日本旅客鉄道(JR西日本)
U 万葉まほろば線(桜井線)
快速(高田駅経由大和路線直通)・普通
香久山駅 - 畝傍駅 - 金橋駅

かつて存在した路線

近畿日本鉄道
小房線
畝傍駅 - 小房駅

脚注

  1. 『週刊 JR全駅・全車両基地』 16号 奈良駅・新今宮駅・王寺駅ほか70駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年11月25日、27頁。
  2. 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 42号 阪和線・和歌山線・桜井線・湖西線・関西空港線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年5月16日、22-23頁。
  3. 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、353頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
  4. “「通報」●奈良線上狛駅ほか17駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 4. (1984年10月19日)
  5. 畝傍駅|時刻表:JRおでかけネット”. JRおでかけネット. 西日本旅客鉄道. 2022年9月27日閲覧。
  6. “桜井線畝傍駅の旧貴賓室初公開”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1995年4月10日)
  7. “[エキタビ]JR桜井線 畝傍駅 古道行けばノスタルジー” 読売新聞 (読売新聞大阪本社): p3. (2018年4月7日 大阪夕刊)
  8. 上皇さまご夫妻をお迎えしたJR畝傍駅舎 老朽化と利用客減少で解体危機 - 産経新聞 2022年11月1日
  9. 皇室用の貴賓室残る畝傍駅 奈良・橿原市長、駅舎保存へJRと協議の意向 - 産経新聞 2024年2月29日
  10. 奈良県統計年鑑

関連項目

外部リンク

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