硝酸ベリリウム
硝酸ベリリウム(しょうさんベリリウム、beryllium nitrate)は、化学式 Be(NO3)2 で表されるベリリウムの硝酸塩である。
| 硝酸ベリリウム | |
|---|---|
硝酸ベリリウム | |
| 識別情報 | |
| CAS登録番号 | 13597-99-4, 7787-55-5(三水和物) |
| 特性 | |
| 化学式 | Be(NO3)2 |
| モル質量 | 133.0221 g/mol 187.0679 g/mol(三水和物) |
| 外観 | 無色結晶 |
| 密度 | g/cm3 |
| 融点 |
60℃(三水和物) |
| 水への溶解度 | 51.7 g/100 g溶液(20℃)[1] |
| 危険性 | |
| 引火点 | 不燃性 |
| 半数致死量 LD50 | 0.5 mg/kg (マウス)[2] |
| 関連する物質 | |
| その他の陽イオン | 硝酸マグネシウム 硝酸カルシウム 硝酸ストロンチウム 硝酸バリウム |
| 特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 | |
製法
炭酸ベリリウムあるいは水酸化ベリリウムを希硝酸に溶解して濃縮すると三水和物の結晶が析出する[3]。
酢酸エチルを溶媒として塩化ベリリウムを四酸化二窒素と反応させると、硝酸ベリリウムの四酸化二窒素付加物が得られ、これを50℃に加熱すると分解して無水物が生成する[4]。
性質
無水物は125℃の加熱により分解して塩基性塩Be4O(NO3)6になる[4]。
三水和物は水に易溶性の無色または淡黄色結晶で潮解性が強く、エタノールにも溶解する。加熱により無水物は得られず60℃付近から分解し、塩基性塩2Be(NO3)2·BeOとなる[3]。さらに強熱すると分解して酸化ベリリウムになる。
脚注・参考文献
- 日本化学会編 『化学便覧 基礎編 改訂4版』 丸善、1993年
- 『Merck index 13th』 2001年
- 『化学大辞典』 共立出版、1993年
- F.A. コットン, G. ウィルキンソン著, 中原 勝儼訳 『コットン・ウィルキンソン無機化学』 培風館、1987年
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