陽朔県
陽朔県(ようさく-けん)は中華人民共和国広西チワン族自治区桂林市に位置する県。漓江西岸に位置し、秀麗な景観があり、呉邁の詩『桂林山水』に「陽朔堪称甲桂林」とうたわれている。桂林盆地の南東端部に位置する[1]。
| 中華人民共和国 広西自治区 陽朔県 | |
|---|---|
| 相公山から望む漓江とカルスト地形 | |
![]() 広西チワン族自治区中の陽朔県の位置 | |
| 簡体字 | 阳朔 |
| 繁体字 | 陽朔 |
| 拼音 | Yángshuò |
| カタカナ転写 | ヤンシュオ |
| 国家 | |
| 自治区 | 広西 |
| 地級市 | 桂林市 |
| 行政級別 | 県 |
| 面積 | |
| 総面積 | 1,428 km² |
| 人口 | |
| 総人口(2004) | 31 万人 |
| 経済 | |
| 電話番号 | 0773 |
| 郵便番号 | 541900 |
| ナンバープレート | 桂C |
| 行政区画代碼 | 450321 |
| 公式ウェブサイト: http://www.yangshuo.gov.cn/ | |

陽朔県には「中国旅遊名県」の名誉がある。改革開放以来の対外開放の観光都市の第1陣として、陽朔はその美しく独特の風景により多くの観光客を呼び、観光業はすでに陽朔経済の支柱産業となった。
カルスト地形に属する自然景観は独特であり、桂林山水の精華が集まっている。比較的に名所とされる場所は洋人街である西街、映画「劉三姐」の撮影が行われた大榕樹景区・月亮山・龍潭、ここ数年新しく開発された世外桃源風景区・胡蝶泉風景区など、その観光業の多彩さは道中の地元の農民をも驚き楽しませる。
映画監督の張芸謀指揮による大規模な山水を背景にした野外ショー「印象劉三姐」には近年多くの観光客が訪れている。山水を舞台とした中国初の野外ショーで、何度も改善を行いながら上演されている。すでに陽朔観光の一つの名物にもなっている。
歴史
111年(元鼎6年)、前漢により荊州零陵郡に始安県を設置され、陽朔を管轄した。後漢になると始安侯国に改められた。
265年(甘露元年)、三国時代の呉により陽朔地区に尚安県・熙平県を設置され、荊州始安郡の管轄とした。西晋の泰始年間(265年 - 274年)、尚安県が廃止となり管轄地域は熙平県に編入され、始安郡の管轄とされた。
南朝梁(502年 - 557年)により熙平県は始安県に編入されたが、590年(開皇10年)に隋により始安県の県治が熙平より現在の陽朔鎮に移転、県治が羊角山麓に置かれ、「羊角」と「陽朔」が同音であることより県名とされここに陽朔県が成立した。
621年(武徳4年)に唐により陽朔県の一部に新たに帰義県(県治は白沙鎮旧県村)を設置されたが、627年(貞観元年)に帰義県は廃止され陽朔県に統合され、現在まで沿襲された。
脚注
- 『コンサイス地名辞典 外国編』、三省堂、1977年7月、P1082。
外部リンク
- 陽朔県人民政府(中国語)

| 中国地名の変遷 | |
| 建置 | 590年 |
| 使用状況 | 陽朔県 |
| 前漢 | 始安県 |
|---|---|
| 後漢 | 始安侯国 |
| 三国 | 尚安県・熙平県 |
| 西晋 | 熙平県 |
| 東晋十六国 | 熙平県 |
| 南北朝 | 熙平県 廃止(南朝梁) |
| 隋 | 陽朔県(590年) |
| 唐 | 陽朔県・帰義県 陽朔県(627年) |
| 五代 | 陽朔県 |
| 北宋/遼 | 陽朔県 |
| 南宋/金 | 陽朔県 |
| 元 | 陽朔県 |
| 明 | 陽朔県 |
| 清 | 陽朔県 |
| 中華民国 | 陽朔県 |
| 現代 | 陽朔県 |
- 陽朔県









