飛騨杉

飛騨杉(ひだすぎ)は、国産スギ材のブランド吉野杉秋田杉屋久杉などに代表されるスギの地域品種のひとつである[1]。岐阜県の地域材には飛騨杉のほかに東濃ひのき長良杉などがある[2]

特徴

飛騨地方は高山市飛騨市下呂市白川村の3市1村からなる[1]。厳寒期には氷点下が続き、1981年2月には摂氏マイナス25.4度を記録したこともある[3]。このため成長が遅く、年輪が詰んでいるため、同樹齢であれば一般的なスギ材よりも強度が高いとされる[1]。他地域同様に、輸入材の普及とともに飛騨地方の林業は苦戦しているが、間伐材による割り箸や、家具材としての利用が試みられている[1]

2016年に岐阜市みんなの森 ぎふメディアコスモス内に開館したスターバックスは、バーカウンター・腰壁・天井などに飛騨杉を使用している[4][5][6]

家具材

エンツォ・マーリ

スギは柔らかいため家具には不向きとされるが、2003年には同業5社による飛騨杉研究開発協同組合が発足し、圧縮技術を用いて家具を製造する研究が始まった[7]。2005年にはイタリア人デザイナーのエンツォ・マーリのデザインによる製品シリーズ『HIDA』がミラノサローネ国際家具見本市で発表され、「チーク材のようだが見たことがない素材」として話題となった[7]

脚注

  1. 飛騨杉 国産材総合情報館
  2. 県が新年度『100年の森林づくり』用途別に4区分 補助金投入、効果的に 毎日新聞、2017年3月26日
  3. 会社概要 環境ネット
  4. みんなの森 ぎふメディアコスモス館内カフェレストランについて みんなの森 ぎふメディアコスモス, 2015年10月9日
  5. 「メディアコスモスにスタバ出店 2月予定、内装に『飛騨杉』」岐阜新聞, 2015年10月6日
  6. 「メディアコスモスにスターバックス開店 にぎわい共有」岐阜新聞, 2016年2月25日
  7. 〈飛騨産業〉伝統の曲げ木が生かされた圧縮技術でスギ家具の可能性を広げる COLOCAL、2015年1月12日

外部リンク

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