高橋渉 (アニメ演出家)
来歴・人物
日本映画学校[1](現・日本映画大学)在学中はCMの編集マンを志望していたが就職活動の際に仕事が見つからず、講師だった編集技師の岡安肇にすすめられ、シンエイ動画に入社[2]。
テレビシリーズ・劇場版『クレヨンしんちゃん』で制作進行・制作デスクを務めた後、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード』(2003年)で監督の水島努により演出助手として抜擢される。水島が監督を務める『ジャングルはいつもハレのちグゥ FINAL(OVA2期)』(2003年)でも絵コンテ・演出を担当しており、高橋は師匠として水島の名前を挙げている。
水島がシンエイ動画を退社後はやすみ哲夫の元で『あたしンち』の制作に参加。再び演出助手を経て、演出家として各話を担当するようになる。『クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国』(2009年)より再び古巣の『クレヨンしんちゃん』を中心に仕事をしながら、『劇場版3D あたしンち 情熱のちょ〜超能力♪ 母 大暴走!』(2010年)にて監督デビュー。その後『クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』(2014年)で本格的に長編映画を初監督する。同作は第18回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞した[3]。『クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』(2016年)と『クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ〜拉麺大乱〜』(2018年)で再び監督として登板し、前者では脚本を劇団ひとりと共同執筆した。
2017年にAmazonプライムで配信されたウェブアニメ、『クレヨンしんちゃん外伝 お・お・お・のしんのすけ』ではシリーズ構成・脚本を担当した。
シンエイ動画の入社試験面接の際に「『ドラえもん』をやりたい」という旨の話をしたが、採用され制作進行として振られた担当作品は『クレヨンしんちゃん』だったというエピソードがある[4]。後に高橋は『ドラえもん (2005年のテレビアニメ)』で9月のドラえもん誕生日スペシャルを中心にで2010年から2013年ごろまで、絵コンテ・演出を手がけていた。
2014年の時点では独身であったが、2018年時点では既婚者で、子供が一人いることを『爆盛!カンフーボーイズ〜拉麺大乱〜』のパンフレットのインタビューで明かしている。
初期は「高橋」姓でクレジットされていたが、現在は「高」の字をはしご高で表記している。
作品リスト
テレビアニメ
| 放映年 | タイトル | 役職 |
|---|---|---|
| 1992年-現在 | クレヨンしんちゃん | 制作進行→絵コンテ・演出 / OP絵コンテ・演出[注 1] |
| 2002年-2002年 | あたしンち | 演出助手→絵コンテ・演出・脚本[注 2] |
| 2005年-現在 | ドラえもん (2005年のテレビアニメ) | 絵コンテ・演出 |
OVA
| 販売年 | タイトル | 役職 |
|---|---|---|
| 2003年 | ジャングルはいつもハレのちグゥ FINAL(OVA2期) | 絵コンテ・演出[注 3] |
劇場映画
webアニメ
| 配信年 | タイトル | 役職 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2017年 | クレヨンしんちゃん外伝 お・お・お・のしんのすけ | シリーズ構成・脚本 | Amazonプライム・ビデオ独占配信 |
| 2020年 | すべての父ちゃんたちへ | 監督 | サントリー「クラフトボス」とのコラボ企画[5] |
脚注
注釈
- 韓国限定のオープニング
- コーナーミニアニメを担当
- 高橋わたる名義
- 脚本は劇団ひとりとの共同執筆
出典
- 日本映画大学(公式)(eigadaigaku_pr) on Twitter 2018年3月23日のツイート
- テレビドガッチインタビュー「つくるひと」No.39
- 第18回文化庁メディア芸術祭 - 文化庁
- 僕の中ではみさえがヒロイン「映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」高橋渉監督2 日刊アメーバニュース 2014年5月8日
- "「すべての野原ひろしへ。」 "とーちゃん"に捧ぐ野原家5年間のWEB動画公開". livedoor ニュース. 18 June 2020. 2020年6月18日閲覧。