WASP-121b

WASP-121b は、地球からとも座の方向に約860光年離れた位置にあるF型主系列星 WASP-121公転している太陽系外惑星である。WASP-121b のスペクトルは、成層圏スペクトル的に分解された特徴が輝線中に見られる初めての太陽系外惑星の事例となった[5]

WASP-121b
WASP-121bの想像図
WASP-121bの想像図
仮符号・別名 Tylos
星座 とも座
分類 太陽系外惑星
ホット・ジュピター
発見
発見年 2015年[1]
発見者 スーパーWASP
発見方法 トランジット法[1]
位置
元期:J2000.0[2]
赤経 (RA, α)  07h 10m 24.0604565856s[2]
赤緯 (Dec, δ) −39° 05 50.571250476[2]
固有運動 (μ) 赤経: -3.735 ミリ秒/[2]
赤緯: 25.663 ミリ秒/年[2]
年周視差 (π) 3.7996 ± 0.0104ミリ秒[2]
(誤差0.3%)
距離 858 ± 2 光年[注 1]
(263.2 ± 0.7 パーセク[注 1]
軌道要素と性質
軌道の種類 周回軌道
軌道長半径 (a) 0.02596+0.00043
0.00063
au[3]
(3,883,561+64,327
94,247
km
離心率 (e) < 0.0032[3]
公転周期 (P) 1.27492504+0.00000015
0.00000014
[3]
軌道傾斜角 (i) 88.49 ± 0.16°[3]
通過時刻 BJD 2458119.72074 ± 0.00017[3]
準振幅 (K) 177.0+8.5
8.1
m/s[3]
WASP-121の惑星
衛星の数 存在するという主張あり[4]
物理的性質
半径 1.753 ± 0.036 RJ[3]
質量 1.157 ± 0.070 MJ[3]
平均密度 0.266+0.024
0.022
ρJ[3]
表面重力 9.33+0.71
0.67
m/s2[3]
平衡温度 (Teq) 2,602 ± 53 K[3]
(2,329 ± 53
大気圧 不明
大気成分[1][注 2] HH2O水蒸気LiCO
NaMgKCaSc
VCrFeCoNi
SrBa・(TiO)・(VO)・SH
他のカタログでの名称
2MASS J07102406-3905506 b
TYC 7630-352-1 b
■Template (■ノート ■解説) ■Project

特徴

大きさの比較
木星 WASP-121b
木星 Exoplanet

WASP-121b は2015年に、太陽系外惑星探査プロジェクトスーパーWASPによるトランジット法での観測から発見された[6]ホット・ジュピターに分類される惑星であり、2020年に公表された研究結果によると、木星の1.157倍の質量と、1.753倍の半径を持つ巨大ガス惑星とされており、主星から約390万 km 離れた軌道を1日余りの公転周期で公転している[3]。主星からの距離が非常に近いため、平衡温度 は 2,602 K(2,329 )に達している[3]。主星からの潮汐力によって形状を維持することが出来ず破壊されるロッシュ限界の近くを公転しており、主星からの強い潮汐力によって、ラグビーボールのような楕円形に引き延ばされた形状をしているとされている[7][8]

ロシター・マクローリン効果の測定から、WASP-121b の軌道面は主星の赤道面に対して8.1+3.0
2.6
度しか傾いておらず、ほぼ主星の赤道面に沿った順行軌道を描いて公転していることが分かっている[3][9]

大気

2018年8月の研究で公表された、WASP-121bの外観のコンピュータシミュレーション画像
2024年に公表された研究を受けて描かれたWASP-121bの想像図、表面の大気には大きな渦が描かれている。

2017年8月には、ハッブル宇宙望遠鏡などによる WASP-121b の大気組成の観測結果が公表された[5][10]。この観測で、WASP-121b の大気スペクトルからは水蒸気の放射によって生じる輝線がみられ、これは大気の上層に高温の水分子が存在しているためであり、高度が上がるにつれて温度が上昇する成層圏の存在を示すものとされている[5]。また、WASP-121b の成層圏における温度の上昇幅が太陽系内の惑星の成層圏よりも10倍大きいこともこの研究で判明しており、この大きな温度上昇を引き起こしている化学物質として、酸化バナジウム(II)酸化チタン(II)が大気中に含まれている可能性が示された[5][10]。しかし、大気中の酸化バナジウムと酸化チタンの存在には疑義を呈する研究結果が後に発表されている[11][12]

2019年には、WASP-121b の大気からマグネシウムが流れ出ていると発表された[13]。通常であればこれらの金属元素はホット・ジュピターの大気内部の比較的低温の領域で雲として凝結して存在していると考えられているが、WASP-121b の場合は主星から放射される紫外線が強いために大気の上層が極端に加熱されており、これほどの重元素であっても大気圏外への流出が起きているとみられている。他のホット・ジュピターの大気からも金属元素が検出された事例は存在していたが、これほど明確に金属元素が大気から流れ出ていることが明確に確かめられたのはこれが初めてであり、この研究チームを率いたジョンズ・ホプキンス大学の David Sing は WASP-121b が非常に大きく膨張しており、相対的に表面の重力が弱いことが活発な大気の流出が起きている一因としている[7][8]

2020年に公表された研究結果で、新たに得られた WASP-121b のスペクトルから、イオン化されたナトリウム原子、中性マグネシウム、カルシウムクロム、鉄、ニッケル、そしてバナジウムが検出されたと発表された[14]。同年に公表された別の複数の研究では、成層圏内に中性鉄 (Neutral Iron) が存在していることも示されている[3][15][16]。2020年末に初めて公表された研究では、WASP-121bの大気はロッシュ・ローブを超えて強く流れ出ており、宇宙空間への大気の散逸が起きていることが確認されている[9]2021年に公表された研究では、以前の研究で大気から検出された鉄、クロム、バナジウム、カルシウム、カリウム(いずれもイオン化されたもの)などの元素の存在を確認できたと発表し、さらに新たにイオン化されたスカンジウムも検出されたと報告した[17]

WASP-121b は主星から非常に近い軌道を公転しているため、主星からの強い潮汐力によって自転と公転の同期(潮汐固定)の状態にあり、永続的に片側を主星のある方向に向けていると考えられるが、2022年には主星がある方向を向き続ける「昼側」と永久に主星の方向を向くことがない「夜側」の大気中において水の循環が起きていることが示された[18]。ハッブル宇宙望遠鏡に搭載されている分光カメラによる観測で、WASP-121b の大気の詳細について全球規模で調査した結果、温度が 3,000 K(2,727 ℃)を超えるとみられる昼側では、高温により水分子は水素原子と酸素原子に分解されるが、温度が低くなる夜側で再びそれらの原子が結合して水分子になるという反応が起きていると考えられており、全球規模でこの水の循環を発生させるために、大気中ではわずか20時間程度でWASP-121b全体を一周してしまう 5,000 m/s もの強風が吹いていると計算されている[18][19]。また、水だけではなく鉄やコランダムも循環していることで、WASP-121b の夜側では鉄、チタン、コランダムによって構成されているガス状の金属の雲が形成されており、コランダムを構成要素としているルビーサファイアが溶けた状態でとして降り注いでいることも示唆されている[18][19][20]。しかし同年末の研究では、WASP-121bの大気中からチタンは検出されなかったとする研究結果も公表されている[21]

同じく2022年には、WASP-121b の大気上層からバリウムイオンとストロンチウムイオン、そしてコバルトが新たに検出されたと発表された[22]。この中でも特にバリウムは、太陽系外惑星の大気から検出された最も重い元素であり、鉄よりも遥かに重いこれほどの重元素が惑星の重力によって大気の下層へ落ち込むことなく上層に存在しているメカニズムについては分かっていない[23]

2024年には、2016年6月と11月、2018年3月、そして2019年2月の4回に分けてハッブル宇宙望遠鏡によって行われた WASP-121b の観測結果を分析した研究結果が公表された。この観測期間内において WASP-121b は軌道上の様々な場所に位置していて、軌道上の位置に応じて生じるWASP-121bからの明るさの変化をモデリングした結果、WASP-121b の大気は非常に動的であり、昼側と夜側の極端な温度差によってハリケーンのような巨大な嵐が発生していることが判明した[24][25]

衛星の可能性

2020年に、吸光分光法による観測で WASP-121b の周囲にナトリウムが存在していることが判明した[26]。このナトリウムは、周りを木星の衛星であるイオのような火山活動が活発な太陽系外衛星エクソ・イオ)が公転していることで周囲に生成されたガストーラスに起因している可能性があるという研究が存在している[4]。WASP-121b の周囲を約 28 km/s の速度で移動しながら約 109 g/s のペースでナトリウムを放出させている供給源があり、そのナトリウムが惑星半径の約1.9倍に相当するヒル半径付近まで広がっていれば観測結果を大まかに再現できるとされている[4]

名称

2022年、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の優先観測目標候補となっている太陽系外惑星のうち、20の惑星とその親星を公募により命名する「太陽系外惑星命名キャンペーン2022(NameExoWorlds 2022)」において、WASP-121 と WASP-121b は命名対象の惑星系の1つとなった[27][28]。このキャンペーンは、国際天文学連合(IAU)が「持続可能な発展のための国際基礎科学年(IYBSSD2022)」の参加機関の一つであることから企画されたものである[29]。2023年6月、IAUから最終結果が公表され、WASP-121は Dilmun 、WASP-121b は Tylos と命名された[30]ディルムンは、バーレーン群島及びアラビア半島東部にあった古代文明のシュメール語[30]テュロス: Τύλος)は、バーレーン島古代ギリシア語名である[30]

脚注

注釈

  1. パーセクは1 ÷ 年周視差(秒)より計算、光年は1÷年周視差(秒)×3.2615638より計算
  2. 太陽系外惑星エンサイクロペディアの該当ページに記載されている大気成分より、「detected」と記されている元素と分子を中心に記載しているが、このページに記載がない研究で検出された元素と分子もここに掲載している。Fe+のようなイオン化した状態で検出された場合でも通常の元素記号で記載している。TiO と VO についてはページ内では「detected」とされているが、後述の通り検出を否定する研究があるため、括弧を付している。

出典

  1. Jean Schneider (2024年1月6日). Planet WASP-121 b”. The Extrasolar Planet Encyclopaedia. Paris Observatory. 2024年1月14日閲覧。
  2. Result for WASP-121b”. SIMBAD Astronomical Database. CDS. 2024年1月14日閲覧。
  3. Bourrier, V.; Ehrenreich, D.; Lendl, M. et al. (2020). “Hot Exoplanet Atmospheres Resolved with Transit Spectroscopy (HEARTS). III. Atmospheric structure of the misaligned ultra-hot Jupiter WASP-121b”. Astronomy and Astrophysics 635: A205. arXiv:2001.06836. Bibcode: 2020A&A...635A.205B. doi:10.1051/0004-6361/201936640.
  4. Gebek, Andrea; Oza, Apurva (2020). “Alkaline exospheres of exoplanet systems: evaporative transmission spectra”. Monthly Notices of the Royal Astronomical Society 497 (4): 5271–5291. arXiv:2005.02536. Bibcode: 2020MNRAS.497.5271G. doi:10.1093/mnras/staa2193.
  5. Evans, Thomas M.; Sing, David K.; Kataria, Tiffany et al. (2017). “An ultrahot gas-giant exoplanet with a stratosphere”. Nature 548 (7665): 58-61. arXiv:1708.01076v1. Bibcode: 2017Natur.548...58E. doi:10.1038/nature23266. ISSN 0028-0836.
  6. Delrez, L. et al. (2016). “WASP-121 b: a hot Jupiter close to tidal disruption transiting an active F star”. Monthly Notices of the Royal Astronomical Society 458 (4): 4025-4043. arXiv:1506.02471. Bibcode: 2016MNRAS.458.4025D. doi:10.1093/mnras/stw522. ISSN 0035-8711.
  7. NASA Hubble Mission Team (2019年8月1日). Hubble Uncovers a ‘Heavy Metal’ Exoplanet Shaped Like a Football”. NASA. 2024年1月14日閲覧。
  8. 金属元素が流れ出すラグビーボール型の惑星”. AstroArts (2019年8月6日). 2024年1月14日閲覧。
  9. Borsa, F.; Allart, R.; Casasayas-Barris, N. et al. (2021). “Atmospheric Rossiter–Mc Laughlin effect and transmission spectroscopy of WASP-121b with ESPRESSO”. Astronomy and Astrophysics 645: A24. arXiv:2011.01245. Bibcode: 2021A&A...645A..24B. doi:10.1051/0004-6361/202039344.
  10. Hubble Detects Exoplanet with Glowing Water Atmosphere”. Jet Propulsion Laboratory. NASA (2017年8月2日). 2017年8月7日閲覧。
  11. Merritt, S. R.; Gibson, N. P.; Nugroho, S. K. et al. (2020). “Non-detection of TiO and VO in the atmosphere of WASP-121b using high-resolution spectroscopy”. Astronomy and Astrophysics 636: A117. arXiv:2002.02795. Bibcode: 2020A&A...636A.117M. doi:10.1051/0004-6361/201937409. ISSN 0004-6361. https://www.aanda.org/articles/aa/abs/2020/04/aa37409-19/aa37409-19.html.
  12. Mikal-Evans, Thomas; Sing, David K.; Kataria, Tiffany et al. (2020). “Confirmation of water emission in the dayside spectrum of the ultrahot Jupiter WASP-121b”. Monthly Notices of the Royal Astronomical Society 496 (2): 1638–1644. arXiv:2005.09631. Bibcode: 2020MNRAS.496.1638M. doi:10.1093/mnras/staa1628.
  13. Sing, David K.; Lavva, Panayotis; Ballester, Gilda E. et al. (2019). “The Hubble Space Telescope PanCET Program: Exospheric Mg II and Fe II in the Near-ultraviolet Transmission Spectrum of WASP-121b Using Jitter Decorrelation”. The Astronomical Journal 158 (2): 16. arXiv:1908.00619. Bibcode: 2019AJ....158...91S. doi:10.3847/1538-3881/ab2986. 91.
  14. Hoeijmakers, H. J.; Seidel, J. V.; Pino, L. et al. (2020). “Hot Exoplanet Atmospheres Resolved with Transit Spectroscopy (HEARTS) - IV. A spectral inventory of atoms and molecules in the high-resolution transmission spectrum of WASP-121 b”. Astronomy and Astrophysics 641: A123. arXiv:2006.11308. Bibcode: 2020A&A...641A.123H. doi:10.1051/0004-6361/202038365.
  15. Gibson, Neale P.; Merritt, Stephanie; Nugroho, Stevanus K. et al. (2020). “Detection of Fe I in the atmosphere of the ultra-hot Jupiter WASP-121b, and a new likelihood-based approach for Doppler-resolved spectroscopy”. Monthly Notices of the Royal Astronomical Society 493 (2): 2215. arXiv:2001.06430. Bibcode: 2020MNRAS.493.2215G. doi:10.1093/mnras/staa228.
  16. Cabot, Samuel H. C.; Madhusudhan, Nikku; Welbanks, Luis; Piette, Anjali; Gandhi, Siddharth (2020). “Detection of neutral atomic species in the ultra-hot jupiter WASP-121b”. Monthly Notices of the Royal Astronomical Society 494 (1): 363–377. arXiv:2001.07196. Bibcode: 2020MNRAS.494..363C. doi:10.1093/mnras/staa748.
  17. Merritt, Stephanie R.; Gibson, Neale P.; Nugroho, Stevanus K. et al. (2021). “An inventory of atomic species in the atmosphere of WASP-121b using UVES high-resolution spectroscopy”. Monthly Notices of the Royal Astronomical Society 506 (3): 3853–3871. arXiv:2106.15394. doi:10.1093/mnras/stab1878.
  18. Mikal-Evans, Thomas; Sing, David K.; Barstow, Joanna K. et al. (2022). “Diurnal variations in the stratosphere of the ultrahot giant exoplanet WASP-121b”. Nature Astronomy 6: 471–479. arXiv:2202.09884. Bibcode: 2022NatAs...6..471M. doi:10.1038/s41550-021-01592-w.
  19. Jennifer Chu (2022年2月21日). A “hot Jupiter’s” dark side is revealed in detail for first time”. MIT News. Massachusetts Institute of Technology. 2024年1月13日閲覧。
  20. 飯銅重幸 (2022年3月7日). 系外惑星の大気の詳細を全惑星規模で初めて解明 水の循環・気温など”. sorae.info. 2023年1月14日閲覧。
  21. Hoeijmakers, H. J.; Kitzmann, D.; Morris, B. M.; et al. "The Mantis Network III: A titanium cold-trap on the ultra-hot Jupiter WASP-121 b.". arXiv:2210.12847v1 [astro-ph.EP]。
  22. Azevedo Silva, T.; Demangeon, O. D. S.; Santos, N. C. et al. (2022). “Detection of barium in the atmospheres of the ultra-hot gas giants WASP-76b and WASP-121b”. Astronomy and Astrophysics 666: L10. arXiv:2210.06892. doi:10.1051/0004-6361/202244489.
  23. "Press Release | Heaviest element yet detected in an exoplanet atmosphere" (Press release). European Southern Observatory. 13 October 2022. 2024年1月14日閲覧
  24. Changeat, Quentin; Skinner, Jack W.; Y-K. Cho, James et al. (2024). “Is the atmosphere of the ultra-hot Jupiter WASP-121b variable?”. The Astrophysical Journal Supplement Series. arXiv:2401.01465.
  25. Keith Cooper (2024年1月4日). Hubble Space Telescope sees wild weather raging on distant hot Jupiter world”. Space.com. 2024年1月14日閲覧。
  26. Hoeijmakers, H. J.; Seidel, J. V.; Pino, L. et al. (2020). “Hot Exoplanet Atmospheres Resolved with Transit Spectroscopy (HEARTS) - IV. A spectral inventory of atoms and molecules in the high-resolution transmission spectrum of WASP-121 b”. Astronomy and Astrophysics 641: A123. arXiv:2006.11308. Bibcode: 2020A&A...641A.123H. doi:10.1051/0004-6361/202038365.
  27. NameExoWorlds 2022”. NameExoWorlds. IAU (2022年8月). 2023年6月15日閲覧。
  28. List of ExoWorlds 2022”. NameExoWorlds. IAU (2022年8月). 2023年6月15日閲覧。
  29. 太陽系外惑星命名キャンペーン2022”. 国立天文台 (2022年9月5日). 2023年6月15日閲覧。
  30. 2022 Approved Names”. NameExoWorlds. IAU (2023年6月). 2023年6月15日閲覧。

関連項目

外部リンク

This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.