アーチウェイ駅

アーチウェイ駅(アーチウェイえき、英語:Archway tube station)はロンドン北部イズリントン・ロンドン特別区アーチウェイにあるロンドン地下鉄の駅である。当駅はホロウェイ・ロードハイゲート・ヒルジャンクション・ロードがアーチウェイ・ロードに交わる地点、アーチウェイ・タワー高層ビル)の直下にあり、ノーザン線ハイ・バーネット支線ハイゲート駅タフネル・パーク駅の間にある。当駅はトラベルカード・ゾーン2トラベルカード・ゾーン3の境界上にある[3]

アーチウェイ駅
Archway tube station
ジャンクション・ロードの駅入口
アーチウェイ駅の位置(グレーター・ロンドン内)
アーチウェイ駅
アーチウェイ駅
グレーター・ロンドンの地図上でのアーチウェイ駅の位置
所在地 アーチウェイ
行政区 イズリントン・ロンドン特別区
運営 ロンドン地下鉄
路線 ノーザン線
ホーム数 2
ゾーン 2 及び3
改札外乗換 アッパー・ホロウェイロンドン・オーバーグラウンド [1]
地下鉄年間乗降員数
2010 増加 8.05百万人[2]
2011 増加 8.08百万人[2]
2012 減少 8.06百万人[2]
2013 増加 8.17百万人[2]
鉄道会社
開設時の所属会社 チャリングクロス・ユーストン・アンド・ハムステッド鉄道
歴史
1907年6月22日 (1907-06-22) 「ハイゲート」の駅名で路線の終点として開業
1939年6月11日 (1939-06-11) 「アーチウェイ(ハイゲート)」に改名
1939年7月3日 (1939-07-03) 路線がイースト・フィンチリーに延伸
1941年1月19日 (1941-01-19) 「ハイゲート(アーチウェイ)」に改名
1947年12月 (1947-12) 「アーチウェイ」に改名
WGS84 北緯51度33分56秒 西経0度08分06秒

駅の位置

ハイゲート・ヒルに面した出入口

当駅はチャリングクロス・ユーストン・アンド・ハムステッド鉄道の北の終点として建設された。現在駅がある場所はホロウェイ・ロードの北端ではあったが、特定の地名はなかったため、旅客誘致の意味も込めて、近隣の丘の上にあった村の名前と同じ「ハイゲート」と命名された。駅建設中にハイゲート・ヒルとアーチウェイ・タヴァーン付近の村を結ぶヨーロッパ初のケーブルカーが開業し[4]、アーチウェイ・タヴァーンも駅名の候補となっていた。2015年現在の駅入口はアーチウェイ・タワーの下のジャンクション・ロードとハイゲート・ヒルにある。

歴史

駅はアーチウェイ・タワーの下にある。ジャンクション・ロードからみたアーチウェイ・タワー

当駅はレスリー・グリーン設計による、チャリングクロス・ユーストン・アンド・ハムステッド鉄道(ハムステッド・チューブ)に共通して見られた赤いタイルを貼った駅舎を備え、1907年6月22日に開業した[5][6]。当駅はチャリング・クロス駅を起点に北上し、カムデン・タウン駅で分岐したハムステッド・チューブの北の2つの終点のひとつ[5]であり、新開発地に建設された他の駅同様、駅名自体が地名となった。

1939年7月3日、ニュー・ワークス・プログラムの一環として行われたノーザン・ハイト開発計画の一環としてグレート・ノーザン鉄道のハイゲート駅まで延伸して同鉄道の路線と接続、イースト・フィンチリー駅までの乗り入れを開始した[5][7]。乗り入れ開始に先立つ1939年6月11日に駅名がアーチウェイを跨ぐ近隣の陸橋にちなみ、「ハイゲート(アーチウェイ)」に改称された。「ハイゲート」の名前をロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道の高架駅の下に新設された駅に譲って1941年に「アーチウェイ(ハイゲート)」に、1947年には「アーチウェイ」に改称されている。

構造

1930年に開業時からのエレベーターを撤去してエスカレーターに置き換え、チャールズ・ホールデンが設計したハマスミス駅のものと酷似した駅舎を増築する工事が行われた[8][6]。113段の非常階段を通ってホームにアクセスすることもできる[9]

ホームの壁面はホールデンが設計した他の駅と同様シンプルなタイル張りのものとなった。クリーム色のタイルが駅全体に使われ、駅名がタイルに書かれた。同様の構成は1930年代から1940年代に建設された近隣のハイゲート駅ベスナル・グリーン駅や、セントラル線ハイノールト支線ガンツ・ヒル駅などの数駅に見られる。

駅配線

北行ホーム、北を見る。南行ホームとも、ホーム幅がそれほど広くないことが当駅がかつて終端駅だったことを語っている。

1907年にチャリングクロス・ユーストン・アンド・ハムステッド鉄道が開業したとき、当駅は北側の終点となっていたため、駅南側にはシーサス・クロスが設けられ、北側には引上線が設けられていた[10]。1939年に路線が北に延伸された際、北行の線路の延長線上にあった引上線は本線に転用されたが、南行の線路の延長線上にあったものは引上線として残された[10]。駅南のシーサス・クロスは片渡りに変更されたのち、1967年10月15日に当駅がコーバーグ駅からのプログラム式集中制御となった際に廃止された。当駅の信号制御室は1961年6月25日に集中制御が導入された時点で廃止されている[note 1][10]。渡り線があった場所はトンネル内径が大きいままで残っているが、信号ケーブルが南行・北行の線路の間を通っている[10][note 2]。ホームの配置及び旅客同線の設計に、終端駅だった姿をしのぶことが出来る。

列車運行

ノーザン線の列車はモーデン又はケニントンからエッジウェア、ハイ・バーネットまたはミル・ヒル・イーストへチャリング・クロスまたはバンク支線経由で運転される[3]が、事故や工事などの際にはアーチウェイ折り返しの列車が運行されることがある。列車の運行頻度は時間帯により異なるが、午前5時38分から午前0時19分まで双方向おおむね3から7分間隔で運転される[11][12]

他の交通機関との接続

脚注

注釈

  1. 信号制御室は南行ホームの南端にあったが、用途廃止後は継電器室に転用されている[10]
  2. 渡り線跡の南の南行線路には、7両編成の停止限界を示すエナメル製のプレートが残っている[10]

出典

  1. "Out of Station Interchanges" (Microsoft Excel). Transport for London. May 2010. 2012年3月12日時点のオリジナルよりアーカイブ {{cite web}}: Cite webテンプレートでは|access-date=引数が必須です。 (説明)
  2. Multi-year station entry-and-exit figures (XLS). London Underground station passenger usage data. ロンドン交通局 (2014年). 2015年3月31日閲覧。
  3. Standard Tube Map (PDF) (Map). Not to scale. Transport for London. February 2021. 2021年2月22日閲覧
  4. Taylor, Sheila (2001). The Moving Metropolis. London: Calmann and King. p. 82. ISBN 1-85669-241-8
  5. Feather, Clive. Northern line”. Clive's Underground Line Guides. 2015年2月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年4月25日閲覧。
  6. Underground Journeys: Highgate”. Royal Institute of British Architects. 2012年9月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年2月20日閲覧。
  7. 100 Years of the Hampstead Tube”. p. 5 (2007年9月11日). 2013年7月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年4月1日閲覧。
  8. Feather, Clive. Vertical Transport”. Clive's Underground Line Guides. 2014年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年4月25日閲覧。
  9. Tube Facts - Tube Stations with steps”. 2015年4月25日閲覧。
  10. Ragga, John. Archway”. London Underground Technical - Northern Line Disused Features. 2014年2月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年4月25日閲覧。
  11. Northern line timetable: From Archway Underground Station to Highgate Underground Station”. ロンドン交通局. 2015年4月1日閲覧。
  12. Northern line timetable: From Archway Underground Station to Tufnell Park Underground Station”. Transport for London. 2015年4月1日閲覧。
  13. Buses from Archway”. ロンドン交通局 (2014年11月). 2015年4月1日閲覧。
  14. Night buses from Archway”. ロンドン交通局 (2014年9月30日). 2015年4月1日閲覧。

外部リンク


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