ウィット・メリフィールド

ウィットリー・デビッド・メリフィールド(Whitley David Merrifield, 1989年1月24日 - )は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州デイビー郡アドバンス出身のプロ野球選手(二塁手、外野手)。右投右打。MLBのフィラデルフィア・フィリーズ所属。愛称はウィット・バード[2]。

ウィット・メリフィールド
Whit Merrifield
フィラデルフィア・フィリーズ #9
カンザスシティ・ロイヤルズ時代
(2016年6月6日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ノースカロライナ州デイビー郡アドバンス
生年月日 (1989-01-24) 1989年1月24日(35歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
195 lb =約88.5 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 二塁手、外野手
プロ入り 2010年 MLBドラフト9巡目
初出場 2016年5月18日
年俸 $8,000,000(2024年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴

プロ入り前

2010年に行われたカレッジ・ワールドシリーズではジャッキー・ブラッドリー・ジュニア、サム・ダイソンらと共にサウスカロライナ大学の優勝に貢献した。

プロ入りとロイヤルズ時代

2010年のMLBドラフト9巡目(全体269位)でカンザスシティ・ロイヤルズから指名され、プロ入り[3]。契約後、傘下のA級バーリントン・ビーズでプロデビュー。47試合に出場して打率.253、5本塁打、26打点、5盗塁を記録した。

2011年はA+級ウィルミントン・ブルーロックスでプレーし、126試合に出場して打率.262、5本塁打、36打点、24盗塁を記録した。

2012年はA+級ウィルミントンとAA級ノースウエストアーカンソー・ナチュラルズでプレーし、2球団合計で125試合に出場して打率.258、9本塁打、44打点、28盗塁を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、サプライズ・サグアロスに所属した。

2013年はAA級ノースウエストアーカンソーでプレーし、94試合に出場して打率.270、3本塁打、43打点、17盗塁を記録した。

2014年はAA級ノースウエストアーカンソーとAAA級オマハ・ストームチェイサーズでプレーし、2球団合計で120試合に出場して打率.319、8本塁打、49打点、16盗塁の成績を残した。

2015年はAAA級オマハでプレーし、135試合に出場して打率.265、5本塁打、38打点、32盗塁を記録した。

2016年は開幕をAAA級オマハで迎えた。5月18日にアダルベルト・モンデシーの出場停止の影響でメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[4]。同日のボストン・レッドソックス戦にて「9番・左翼手」で先発出場してメジャーデビューし、この試合で初安打も放った。以後ルーキーながら二塁手のレギュラーで起用されるようになり、最終的には81試合に出場して打率.283、2本塁打、29打点、8盗塁を記録した。

2017年も開幕はAAA級オマハでスタートしたが、9試合の出場で打率.412、3本塁打と好調を維持。開幕から二塁を守っていたモンデシーが不調だったこともあり、4月18日にメジャーに昇格。その後はマイナーに降格されることなくレギュラーに定着。主に1番打者として145試合に出場し、初めて規定打席に到達した。打率.288、19本塁打、78打点、34盗塁を記録し、盗塁王のタイトルを受賞した。

2018年は二塁手として自身初の開幕戦先発出場を果たした。20試合連続安打[5]、192安打、45盗塁はいずれも両リーグ1位で、盗塁王は2年連続での受賞となった。他にも打率.304、12本塁打、42二塁打(アメリカンリーグ6位)、OPS.806の好成績でMVPの投票では17位だった[6]。オフの11月に開催された2018日米野球にMLB選抜の一員とし訪日した。

2019年1月28日、ロイヤルズと4年総額1625万ドルで契約延長(5年目の2023年は球団側のオプション)[7]。全162試合に出場し、打率.302、16本塁打、74打点を記録したが、盗塁は20と減った。

2021年7月10日に辞退した選手の代替選手として通算2度目となるオールスターゲームに選出された[8]。7月13日に開催されたオールスターゲームでは6回表にブルージェイズのマーカス・セミエンの代打で途中出場したが、メッツのタイフアン・ウォーカーに三振を喫した[9]。このシーズンは3年連続となる全試合出場を達成した。また40盗塁を記録し通算3度目となる盗塁王を獲得した他、二塁手としてフィールディング・バイブル・アワードを受賞した。

2022年5月11日のデトロイト・タイガースとのダブルヘッダー第1試合に欠場した。これにより2018年6月24日から続いていた連続試合出場が553で止まった[10]。

ブルージェイズ時代

2022年8月2日にマックス・カスティーヨ、サマド・テイラーとのトレードで、トロント・ブルージェイズへ移籍した[11]。このシーズンは2チームで打率.250、11本塁打、58打点、16盗塁を記録した。

2023年7月2日に選手間投票で通算3度目となるオールスターゲームに選出された[12]。オフの11月6日に契約延長オプションを破棄して、フリーエージェント(FA)となった[13]。

フィリーズ時代

2024年2月19日にフィラデルフィア・フィリーズと1年800万ドル(2年目はオプション)の契約を結んだ[1]。

詳細情報

年度別打撃成績

年

度
球

団
試

合
打

席
打

数
得

点
安

打
二
塁
打
三
塁
打
本
塁
打
塁

打
打

点
盗

塁
盗
塁
死
犠

打
犠

飛
四

球
敬

遠
死

球
三

振
併
殺
打
打

率
出
塁
率
長
打
率
O
P
S
2016 KC 81332311448822321222983111910721.283.323.392.716
2017 1456305878016932619270783481729068813.288.324.460.784
2018 158707632881924331227760451026612611412.304.367.438.806
2019 1627356811052064110163157420100445551268.302.348.463.811
2020 602652483870120910930123011204333.282.325.440.764
2021 162720664971844231026274404012401410312.277.317.395.711
2022 954203835192231613542153073000618.240.290.352.643
TOR 44130121193450554161201800243.281.323.446.769
'22計 1395505047012628111189581650838008511.250.298.375.673
2023 145592547661492701120967261006362310115.272.318.382.700
MLB:8年 10524531417458811842472690175347020153445280112872275.284.330.420.750
  • 2023年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別打撃成績所属リーグ内順位

年

度
年

齢
リ
|
グ
打

率
安

打
二
塁
打
三
塁
打
本
塁
打
打

点
盗

塁
出
塁
率
201628 ア・リーグ --------
201729 ---5位--1位-
201830 6位1位6位---1位8位
201931 10位1位4位1位----
202032 -3位----2位-
202133 -3位1位---1位-
202234 --------
202335 --------
  • -は10位未満(打率は規定打席未到達の場合も-と表記)

年度別投手成績

年

度
球

団
登

板
先

発
完

投
完

封
無
四
球
勝

利
敗

戦
セ
丨
ブ
ホ
丨
ル
ド
勝

率
打

者
投
球
回
被
安
打
被
本
塁
打
与
四
球
敬

遠
与
死
球
奪
三
振
暴

投
ボ
丨
ク
失

点
自
責
点
防
御
率
W
H
I
P
2022 TOR 100000000----61.0210010002218.002.00
MLB:1年 100000000----61.0210010002218.002.00

年度別守備成績

投手守備
年
度
球
団
投手(P)
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
2022 TOR 10000----
MLB 10000----
内野守備
年
度
球
団
一塁(1B)二塁(2B)三塁(3B)
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
2016 KC 190011.0006592156439.98451812.900
2017 130001.0001322323411193.981101001.000
2018 5381041.000108175287671.987-
2019 525515.96882154222861.979-
2020 130011.000152036211.966-
2021 -1492833828103.988-
2022 -6194134439.983-
TOR 240001.000222650081.000-
'22計 240001.00083120184447.987-
2023 -84104143429.984-
MLB 15826111.9897181180175147454.98461912.909
外野守備
年
度
球
団
左翼(LF)中堅(CF)右翼(RF)
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
2016 KC 13202011.000-481011.000
2017 7101001.000-1013010.929
2018 120001.00030811001.000815010.938
2019 471001.0001745110.97961103310.991
2020 621001.0002342010.97734510001.000
2021 220001.000-18261001.000
2022 -6180001.00033661001.000
TOR 540001.00012220001.000780001.000
'22計 540001.00018400001.00040741001.000
2023 81124110.992-670001.000
MLB 119171611.99488208220.991181297631.990
  • 2023年度シーズン終了時

タイトル

  • 盗塁王:3回(2017年、2018年、2021年)

表彰

記録

背番号

  • 15(2016年 - 2022年途中、2023年)
  • 1(2022年途中 - 同年終了)
  • 9(2024年 - )

脚注

  1. “Merrifield, Phils agree to 1-year deal” (英語). MLB.com (2024年2月20日). 2024年2月20日閲覧。
  2. Royals Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年9月29日閲覧
  3. “Whit Merrifield Selected By Kansas City Royals In Ninth Round Of 2010 MLB Draft University of South Carolina Official Athletic Site”. gamecocksonline.com (2010年6月8日). 2016年8月4日閲覧。
  4. “Royals call up Whit Merrifield and send Christian Colon to Omaha”. kansascity.com (2016年5月18日). 2016年8月4日閲覧。
  5. “2018 MLB Baseball Hitting Streaks” (英語). ESPN. 2019年3月10日閲覧。
  6. “2018 Awards Voting” (英語). Baseball-Reference.com. 2019年3月10日閲覧。
  7. “ロイヤルズ2年連続盗塁王メリフィールドが契約延長”. 日刊スポーツ (2019年1月29日). 2019年3月10日閲覧。
  8. Brian Murphy (2021年7月11日). “ASG subs bring number of 1st-timers to 40” (英語). MLB.com. July 18, 2021閲覧。
  9. Anne Rogers (2021年7月14日). “Salvy on ASG start: 'That was unbelievable'” (英語). MLB.com. 2021年8月2日閲覧。
  10. “ロイヤルズ・メリフィールドの連続出場記録が553試合でストップ 右足つま先の故障で離脱”. スポニチアネックス. (2022年7月12日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/07/12/kiji/20220712s00001007222000c.html?amp=1 2022年11月28日閲覧。
  11. “Blue Jays Acquire Whit Merrifield” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年8月2日閲覧。
  12. Thomas Harrigan (2023年7月2日). “Breaking down the full 2023 All-Star Game rosters” (英語). MLB.com. 2023年7月3日閲覧。
  13. “39 Additional Players Become XX(B) Free Agents” (英語). Home (2023年11月6日). 2023年11月10日閲覧。

関連項目

外部リンク

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