エドゥアルド・ヌニェス

エドゥアルド・ミッシェル・ヌニェス・メンデス(Eduardo Michelle Núñez Mendez, 1987年6月15日 - )は、ドミニカ共和国サントドミンゴ出身のプロ野球選手(内野手)。右投右打。台湾時代の登録名は「紐那斯」。愛称はヌーニー[1]。

エドゥアルド・ヌニェス
Eduardo Nunez
ボストン・レッドソックス時代
(2018年8月14日)
基本情報
国籍 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
出身地 首都地区サントドミンゴ
生年月日 (1987-06-15) 1987年6月15日(36歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
185 lb =約83.9 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 遊撃手、三塁手、二塁手
プロ入り 2004年 アマチュアFA
初出場 MLB / 2010年8月19日
CPBL / 2021年7月30日
最終出場 MLB / 2020年7月26日
CPBL / 2021年8月13日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴

プロ入りとヤンキース時代

ニューヨーク・ヤンキース時代
(2011年8月29日)

2004年にニューヨーク・ヤンキースと契約してプロ入り[2]。

2009年オフにルール・ファイブ・ドラフトでの流出を避けるために40人枠に加えられた[3]

2010年はAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・ヤンキースからスタートし、7月にはインターナショナルリーグのオールスターに選出された[2]。8月19日のデトロイト・タイガース戦でメジャーデビュー[4]。シーズン終了後には、ヤンキースの最優秀マイナー選手に選ばれた[5]。

2011年はスプリングトレーニングでラミロ・ペーニャとの競争に勝利し、内野のユーティリティとして初の開幕ロースター入りを果たす[6]。シーズンでは、アレックス・ロドリゲスとデレク・ジーターのバックアップを中心に、112試合に出場した。

2014年3月29日にAAA級スクラントン・ウィルクスバリへ異動した[7]。4月1日にDFAとなった[8]。

ツインズ時代

ミネソタ・ツインズ時代
(2016年7月11日)

2014年4月7日にミゲル・スルバランとのトレードで、ミネソタ・ツインズへ移籍した[9]。同日にマイナー・オプションでAAA級ロチェスター・レッドウイングスへ異動した。4月17日に、ダブルヘッダーに伴う26人目のロースター枠としてメジャーへ昇格した[10]。同日のトロント・ブルージェイズ戦で移籍後初出場したが、翌18日にAAA級ロチェスターへ降格した。レギュラーシーズンでは、内外野のユーティリティとして72試合で出場。打率.250、4本塁打、24打点、9盗塁を記録した。オフの11月7日に日米野球2014のMLB選抜に選出された[11]。

2015年も内野のユーティリティの役割を担い、2年連続で72試合に出場。打率.282、4本塁打、20打点を記録した。

2016年は自身初のオールスター選出を果たした。

ジャイアンツ時代

2016年7月28日にアダルベルト・メヒアとのトレードで、サンフランシスコ・ジャイアンツへ移籍した[12]。

レッドソックス時代

2017年7月26日にショーン・アンダーソン、グレゴリー・サントスとのトレードで、ボストン・レッドソックスへ移籍した[13]。10月5日のディビジョンシリーズ第1戦に先発出場したが、右膝を負傷し、途中退場し、ポストシーズンのロースターから外れた[14]。オフの11月2日にFAとなった[15]。

2018年2月18日にレッドソックスと1年400万ドル(2019年選手側の契約オプション付き)で正式に契約を結んだ[16]。開幕戦のタンパベイ・レイズ戦でランニング本塁打を打った[17]。レギュラーシーズンでは、正二塁手のダスティン・ペドロイアがシーズンを通して故障者リストに入っていたため、127試合(70先発)に出場して打率.265、10本塁打、44打点を記録した。
ポストシーズンでは、ロースターに入り2018年のアメリカンリーグディビジョンシリーズの3試合と2018年のアメリカンリーグチャンピオンシップシリーズの2試合出場した。2018年のワールドシリーズ第1戦で7回にロサンゼルス・ドジャースのアレックス・ウッドから自身初の代打本塁打である3点本塁打を打ち[18]、チームも8-4で勝利した。また、2009年の松井秀喜以来のワールドシリーズ代打初本塁打でもあった[19]。チームは第5戦目でワールドシリーズ優勝を飾り、自身初のワールドシリーズ優勝だった[20]。

2019年7月15日にDFAとなり[21]、20日に自由契約となった[22]。

メッツ時代

2020年1月25日にニューヨーク・メッツとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[23]。7月23日にメジャー契約を結んで40人枠入りした。オフの10月28日にFAとなった[7]。

富邦ガーディアンズ時代

2021年4月7日にCPBLの富邦ガーディアンズと契約を結んだ[24]。7月30日の味全ドラゴンズ戦で7番・遊撃手でCPBL初出場・初先発出場を記録。同試合の第2打席目にCPBL初安打を放った[25]。8月3日の味全ドラゴンズ戦では廖任磊からCPBL初本塁打をマークした[26]。しかし同月14日に岳母が新型コロナウイルスに感染し重症化したため、一時帰国した[27]。9月29日に、そのまま母国に留まる意思が強いとし、解雇された[28]。

選手としての特徴

フィールドで時折怠慢なプレーを見せたり、ゾーン外のボール球に手を出し過ぎるのが弱点[29]。また、肩は強いものの守備力の向上が年来の課題となっている[30]。

詳細情報

年度別打撃成績

年

度
球

団
試

合
打

席
打

数
得

点
安

打
二
塁
打
三
塁
打
本
塁
打
塁

打
打

点
盗

塁
盗
塁
死
犠

打
犠

飛
四

球
敬

遠
死

球
三

振
併
殺
打
打

率
出
塁
率
長
打
率
O
P
S
2010 NYY 3053501214101187500030024.280.321.360.681
2011 1123383093882182511930226612220376.265.313.385.698
2012 38100891426411351111204601121.292.330.393.723
2013 903363043879174311328103452013513.260.307.372.679
2014 MIN 72213204265174478249330501317.250.271.382.654
2015 7220418823531414812084211201291.282.327.431.758
2016 91396371491101511216347276251503586.296.325.439.764
SF 5019918224499347620134011432302.269.327.418.744
'16計 1415955537315924416239674010262935888.288.325.432.758
2017 763183023793210412631185121201298.308.334.417.752
BOS 381731652353120889276200602253.321.353.539.892
'17計 1144914676014633012215582471218035411.313.341.460.801
2018 127502480561272331018644721316026917.265.289.388.677
2019 60174167133870251205112400276.228.243.305.548
2020 NYM 2220100010100000000.500.500.5001.000
2021 富邦 7262548101125100000150.320.346.480.826
MLB:11年 858300828133537761481958113630914238202413561640064.276.310.404.714
  • 2020年度シーズン終了時

年度別守備成績

内野守備
年
度
球
団
二塁(2B)三塁(3B)遊撃(SS)
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
2010 NYY 10000----1531411.94411716041.000
2011 161228031.00040224667.91950461011417.913
2012 10210.667961221.90016203447.931
2013 263021.0001452321.93375881561234.953
2014 MIN 210001.00020151530.90920194627.970
2015 130001.0001671520.9172732710101.000
2016 57822.88233254237.9575154137633.970
SF 111011.000482392212.983441001.000
'16計 68923.8958148134519.9735558138633.970
2017 -49239188.93411112011.969
BOS 263954215.979451511.95255710.923
'17計 263954215.979532810699.93716162721.956
2018 7492121425.98245307133.971-
2019 31264727.97385710.923635001.000
2021 富邦 --7101414.960
MLB 1601872641155.9763011694433441.94727628959440113.957
外野守備
年
度
球
団
左翼(LF)右翼(RF)
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
2011 NYY 10000.---340001.000
2012 380001.00010000.---
2014 MIN 1623120.923251011.000
2015 34110.833-
2017 SF 19401001.00020000.---
2020 NYM -120001.000
通算 4275330.9639111011.000
  • 2020年度シーズン終了時

記録

初記録
CPBL
その他の記録
MLB

背番号

  • 12(2010年、2020年)
  • 26(2011年 - 2013年)
  • 9(2014年 - 2016年途中)
  • 10(2016年途中 - 2017年7月25日)
  • 36(2017年7月28日 - 2019年)
  • 38(2021年 - 同年途中)

脚注

  1. Ian Browne (2017年8月24日). “Red Sox Players Weekend nicknames explained” (英語). MLB.com. 2018年2月20日閲覧。
  2. Peter Gobis (2010年7月1日). “Scranton's Nunez stuck in place” (英語). The Sun Chronicle Online. 2017年7月27日閲覧。
  3. Chad Jennings (2009年11月20日). “Seven added to 40-man roster”. The Yankees LoHud Blog (The Journal News). http://yankees.lhblogs.com/2009/11/20/seven-added-to-40-man-roster 2010年7月7日閲覧。
  4. Mark Feinsand (2010年8月19日). “Nunez promoted from Scranton”. Nydailynews.com (New York Daily News). http://www.nydailynews.com/blogs/yankees/2010/08/berkman-to-dl-nunez-promoted-f.html 2010年8月19日閲覧。
  5. Sam Borden (2011年2月25日). “Nunez, Phelps pick up organizational honors” (英語). The Yankees LoHud Blog. 2018年2月20日閲覧。
  6. Bryan Hoch (2011年3月29日). “Chavez, Nunez Make Yankees' Roster” (英語). yankees.com. 2011年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月20日閲覧。
  7. MLB公式プロフィール参照。2020年11月18日閲覧。
  8. Bryan Hoch (2014年4月1日). “Yanks' decision to designate Nunez a tough one” (英語). MLB.com. 2018年2月20日閲覧。
  9. Andrew Marchand (2014年4月8日). “Yanks trade Eduardo Nunez to Twins” (英語). ESPN. 2018年2月20日閲覧。
  10. Rhett Bollinger (2014年4月17日). “Nunez recalled to be 26th man for Game 2”. MLB.com. 2018年2月20日閲覧。
  11. 「2014 日米野球」の出場全選手が決定
  12. La Velle E. Neal III (2016年7月28日). “Twins trade All-Star Eduardo Nunez to San Francisco: Eduardo Nunez's best season encouraged Giants to part with lefthander Adalberto Mejia”. Star Tribune. 2016年8月8日閲覧。
  13. Ian Browne (2017年7月26日). “Red Sox add Nunez in deal with Giants” (英語). MLB.com. 2018年2月20日閲覧。
  14. “Nunez aggravates knee, out for ALDS, ALCS” (英語). MLB.com (2017年10月6日). 2018年2月20日閲覧。
  15. David Adler (2017年11月5日). “Key free agents for all 30 MLB teams” (英語). MLB.com. 2018年2月20日閲覧。
  16. Ian Browne (2018年2月18日). “Nunez proves health, inks 1-year deal with Sox” (英語). MLB.com. 2018年2月20日閲覧。
  17. “Eduardo Nunez hits inside-the-parker for Red Sox”. MLB. 2018年12月8日閲覧。
  18. Ian Browne (2018年10月24日). “Nunez comes up clutch with 1st pinch-hit HR”. https://www.mlb.com/news/eduardo-nunez-hits-3-run-homer-in-ws-game-1/c-299548232 2018年12月8日閲覧。
  19. Hewitt, Stephen (2018年10月23日). “Eduardo Nunez, Red Sox pummel Dodgers in Game 1 win”. Boston Herald. http://www.bostonherald.com/sports/red_sox/2018/10/eduardo_nunez_red_sox_pummel_dodgers_in_game_1_win 2018年12月8日閲覧。
  20. “Boston Red Sox win 2018 World Series.”. MLB.com. 2018年12月8日閲覧。
  21. Ian Browne (2019年7月15日). “Nunez DFA'd; Velazquez optioned to Triple-A” (英語). MLB.com. 2019年7月16日閲覧。
  22. https://twitter.com/ChrisCotillo/status/1152631113929646080
  23. Daniel Kramer (2020年1月25日). “Source: Núñez to Mets on Minor League deal” (英語). MLB.com. 2020年2月26日閲覧。
  24. “新洋砲不再告吹 Eduardo Núñez加盟富邦悍將 - 中職 - 棒球” (中国語). 運動視界 Sports Vision. 2021年4月7日閲覧。
  25. 自由時報電子報 (2021年7月31日). “中職》主動要拿首安球 紐那斯:這是我的亞洲體驗 - 自由體育”. 自由時報電子報. 2021年7月31日閲覧。
  26. “紐那斯逆轉3分砲助悍將勝龍 曾陶鎔敲隊史700轟 | 運動 | 中央社 CNA” (中国語). www.cna.com.tw. 2021年8月3日閲覧。
  27. 聯合新聞網 (20210814T143505Z). “中職/岳母確診 悍將紐那斯離台盼下半季再助陣 | 聯合新聞網:最懂你的新聞網站” (中国語). 聯合新聞網. 2021年8月14日閲覧。
  28. https://udn.com/news/amp/story/7001/5780588?__twitter_impression=true
  29. Bill Madden (2010年10月30日). “Eduardo Nunez taking over for Derek Jeter at shortstop is part of the Yankees plan for the future”. Nydailynews.com. 2010年11月10日閲覧。
  30. “Is There Any Hope for Eduardo Nunez’s Defense?”. pinstripepundits.com (2013年2月30日). 2013年8月10日閲覧。

関連項目

外部リンク

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