コーリー・シーガー

コーリー・ドリュー・シーガー(Corey Drew Seager, 1994年4月27日 - )は、 アメリカ合衆国ノースカロライナ州カナポリス出身のプロ野球選手(遊撃手)。右投左打。MLBのテキサス・レンジャーズ所属。

コーリー・シーガー
Corey Seager
テキサス・レンジャーズ #5
ロサンゼルス・ドジャース時代
(2017年7月18日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ノースカロライナ州カナポリス
生年月日 (1994-04-27) 1994年4月27日(30歳)
身長
体重
6' 4" =約193 cm
215 lb =約97.5 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 遊撃手
プロ入り 2012年 MLBドラフト1巡目
初出場 2015年9月3日
年俸 $35,500,000(2023年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

元プロ野球選手のカイル・シーガー、ジャスティン・シーガーは兄である。

経歴

プロ入りとドジャース時代

地元カナポリスのノースウエスト・カバラス高等学校在籍時の2012年のMLBドラフト1巡目(全体18位)でロサンゼルス・ドジャースから指名され、235万ドルの契約金でプロ入り[2]。傘下のパイオニアリーグのルーキー級オグデン・ラプターズでプロデビューし、46試合で打率.309を記録。

2013年はまずA級グレートレイクス・ルーンズでプレーし、74試合に出場して打率.309、12本塁打、57打点を記録した。8月3日にA+級ランチョクカモンガ・クエークスに昇格した[3]。

2014年はA+級ランチョクカモンガでシーズンをスタートした。打率.352、18本塁打、70打点の成績を残し[4]、オールスター・フューチャーズゲームにアメリカ選抜として出場した[5]。オールスター後、AA級チャタヌーガ・ルックアウツに昇格し、38試合で打率.345の成績を残した[3]。シーズン終了後、カリフォルニアリーグのMVPに選出された[6]。

AAA級オクラホマシティ時代
(2015年5月9日)

2015年はプロスペクトランキングで全体で7位にランク[7][8]。AA級タルサ・ドリラーズ[9]でシーズンをスタートさせ[10]20試合で打率.375・5本塁打・15打点の成績を残し、5月1日にAAA級オクラホマシティ・ドジャースに昇格し[11]、同日のソルトレイク・ビーズ戦で6打数6安打、本塁打を含む6打点を記録した[12]。AAA級オクラホマシティでは104試合に出場して打率.276、13本塁打、59打点を記録した。9月3日にメジャー初昇格を果たし[13]、同日のサンディエゴ・パドレス戦でメジャーデビューを果たした[14]。コリン・レイからメジャー初安打を含む4打数2安打2打点を記録した[15]。9月12日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦でジョシュ・コルメンターからメジャー初本塁打含む、4打数4安打、1四球、3打点、1盗塁を記録した。この記録はケン・グリフィー・ジュニア、オーランド・セペダに次ぐ3番目に若い年齢での記録である[16]。この年は27試合の出場ながら打率.337、4本塁打だった。

2016年はプロスペクトランキングで全体1位にランク[17][18]すると、6月3日のアトランタ・ブレーブス戦で新人としてはチーム史上57年ぶりの1試合3本塁打を記録[19]。前半戦を打率.297、17本塁打の成績で折り返し、監督推薦によってオールスターゲームに出場した。またホームランダービーのメンバーにも選出された。8月25日の対サンフランシスコ・ジャイアンツ戦では9回二死まで無安打投球を続けていたマット・ムーアの133球目を右前に運び、チームを被ノーヒットノーランの危機から救い[20]、その2日後の8月27日のシカゴ・カブス戦に於いて遊撃手のチーム最多本塁打記録を塗り替える23号本塁打を放った[21]。最終的に正遊撃手として157試合に出場し、打率.308、26本塁打、72打点、OPS.877を記録。シーズンオフには史上21人目となる満票で新人王に輝き[22]、シルバースラッガー賞を初受賞[23]した。更にはMVP投票でもクリス・ブライアント、ダニエル・マーフィーに次ぐ3位にランクインした。

2017年は145試合に出場し、打率.295、22本塁打、77打点の成績を記録すると、2年連続となるシルバースラッガー賞に輝いた。6月に右脚を負傷[24]し、復帰以降も右ひじや背中を負傷 [25]するなど、故障者リストにこそ入らなかったものの怪我に悩まされたシーズンとなった。プレーオフでは、怪我の影響もありリーグ優勝決定シリーズは全試合欠場[26]したが、自身初のワールドシリーズに出場し、第2戦では6回1-1の同点で勝ち越しとなる2点本塁打を放つなど活躍した。

2020年はプレーオフにて、リーグ優勝決定シリーズとワールドシリーズでMVPを受賞するなど、チームのワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。オフの12月9日に自身初めてオールMLBチームのセカンドチーム遊撃手に選出された[27]。

2021年5月15日の試合で死球を受け途中退場し、試合後にX線検査の結果骨折していたことが分かった[28]。5月16日に10日間の故障者リスト入りとなった[29]。 オフの11月3日にFAとなった[30]。

レンジャーズ時代

2021年12月1日にテキサス・レンジャーズと10年総額3億2500万ドルの契約を結んだ[31]。2014年のジャンカルロ・スタントンに並ぶ、MLB史上6番目の高額契約となった[32]。

2023年6月29日に遊撃手部門のファン投票では初となるオールスターゲームに選出された[33]。

詳細情報

年度別打撃成績

年

度
球

団
試

合
打

席
打

数
得

点
安

打
二
塁
打
三
塁
打
本
塁
打
塁

打
打

点
盗

塁
盗
塁
死
犠

打
犠

飛
四

球
敬

遠
死

球
三

振
併
殺
打
打

率
出
塁
率
長
打
率
O
P
S
2015 LAD 27113981733814551720001411192.337.425.561.986
2016 15768762710519340526321723302545413312.308.365.512.877
2017 1456135398515933022258774203675413114.295.375.479.854
2018 261151011327512401300011112172.267.348.396.744
2019 13454148982133441192368710044434988.272.335.483.817
2020 522322123865121151244110021701378.307.358.585.943
2021 9540935354108223161845711034825668.306.394.521.915
2022 TEX 1516635939114524133270833005587710314.245.317.455.772
2023 11953647788156420332979621064994889.327.390.6231.013
MLB:9年 906390934895731019230131701785543177026362333269277.292.361.512.873
  • 2023年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別打撃成績所属リーグ内順位

年

度
年

齢
リ
|
グ
打

率
安

打
二
塁
打
三
塁
打
本
塁
打
打

点
盗

塁
出
塁
率
201521 ナ・リーグ --------
201622 7位2位7位-----
201723 --------
201824 --------
201925 --1位-----
202026 10位8位--10位8位--
202127 --------
202228 ア・リーグ ----5位---
202329 2位-1位-5位10位-3位
  • -は10位未満(打率は規定打席未到達の場合も-と表記)

ポストシーズン打撃成績

2015 LAD NLDS 517162310040000010080.188.235.250.485
2016 NLDS 5232333102103000000060.130.130.435.565
NLCS 624210600061000020172.286.375.286.661
2017 NLDS 315113301052100040030.273.467.455.921
WS 7312746101104000130292.222.290.370.661
2019 NLDS 521200310040000010081.150.190.200.390
2020 NLWC 2872100141000010020.143.250.571.821
NLDS 315113420063100130000.364.467.5451.012
NLCS 73029892052611000010060.310.333.8971.230
WS 6272078002145100060141.400.556.7001.256
2021 NLWC 1430000000000010020.000.250.000.250
NLDS 522212520072000010030.238.273.333.606
NLCS 6272434102114000031090.167.259.458.718
2023 TEX ALWC 21082530082000021020.625.7001.0001.700
ALDS 31564200151000091000.333.733.8331.567
ALCS 7333168202163000010150.258.303.516.819
WS 5242166103166000030050.286.375.7621.137
出場:7回 783462995576171191524830024233796.254.350.508.858
  • 2023年度シーズン終了時
  • 太字はMVP受賞

年度別守備成績

年
度
球
団
三塁(3B)遊撃(SS)
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
2015 LAD 6111011.000212370512.949
2016 -1551953561867.968
2017 -1381853241177.979
2018 -252664311.968
2019 -1321383041559.967
2020 -4346113816.952
2021 -92104202822.975
2022 TEX -1441764071791.972
2023 -112139276869.981
MLB 6111011.0008621032211693424.971
  • 2023年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

表彰

記録

MiLB
MLB

背番号

  • 5(2015年 - )

脚注

注釈

  1. 通称「新人ベストナイン」。選出対象となる新人扱い選手を両リーグ統一した中で、各守備位置ごとに各球団監督の投票により選出される(例えばシルバースラッガー賞のように各リーグごとに選出されるのではない)。

出典

  1. “Corey Seager Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2022年12月10日閲覧。
  2. “Dodgers sign first-round pick Seager to deal”. Losangeles.dodgers.mlb.com. 2013年8月31日閲覧。
  3. “Corey Seager minor league statistics & history”. Baseball Reference. 2013年8月31日閲覧。
  4. Liebhaber, Brandon (2014年6月4日). “Seager, Jacobs make Cal League All-Star Team”. milb.com. 2014年6月5日閲覧。
  5. Gurnick, Ken (2014年6月24日). “Seager, Urias named to Futures Game roster”. mlb.com. 2014年6月24日閲覧。
  6. Weisman, Jon (2013年8月22日). “Corey Seager named California League MVP”. Dodgers Insider. 2013年8月22日閲覧。
  7. “2015 Top 100 Prospects”. Baseball America (2015年2月20日). 2015年2月20日閲覧。
  8. “Dodgers have 3 prospects in MLB.com top 13”. True Blue LA. 2015年2月20日閲覧。
  9. 2015年よりドジャース傘下
  10. “Drillers Opening Roster Taking Shape”. Drillers News. 2015年4月8日閲覧。
  11. Plunkett, Bill (2015年4月30日). “Dodgers promote blue-chip prospect Corey Seager to Triple-A”. Orange County Register. 2015年5月1日閲覧。
  12. “Seager Dazzles in Salt Lake with Six Hits, Six RBI”. milb.com (2015年5月28日). 2015年5月28日閲覧。
  13. Unruh, Jacob (2015年9月3日). “Report: Dodgers to promote top prospect Corey Seager”. NewOK. 2015年9月3日閲覧。
  14. Stephen, Eric (2015年9月3日). “Corey Seager bats 8th, starts at shortstop in major league debut”. SB Nation. 2015年9月3日閲覧。
  15. “Padres 10, Dodgers 7 play-by-play”. mlb.com. 2015年9月3日閲覧。
  16. Gilbert, Steve and Ken Gurnick (2015年9月13日). “Seager's big night keeps Dodgers' lead intact”. mlb.com. 2015年9月13日閲覧。
  17. “2016 TOP 100 PROSPECTS”. Baseball America (2016年2月13日). 2018年2月18日閲覧。
  18. “Dodgers' Corey Seager ranked No. 1 by all major prospect lists”. CBS Sports (2016年2月13日). 2018年2月18日閲覧。
  19. “いつか大谷と対戦?新人王大本命22歳シーガー、6月もう5発”. スポーツ報知. (2016年6月7日). https://web.archive.org/web/20160608190851/http://www.hochi.co.jp/baseball/mlb/20160607-OHT1T50049.html 2016年12月10日閲覧。
  20. “ジャイアンツ・ムーアあと1人でノーヒッター逃す”. 日刊スポーツ. (2016年8月27日). http://www.nikkansports.com/m/baseball/mlb/news/1700632_m.html?mode=all 2016年12月10日閲覧。
  21. “MVP候補22歳シーガー 遊撃の球団本塁打記録更新”. 産経新聞. (2016年8月29日). https://www.sankei.com/smp/photo/daily/news/160829/dly1608290008-s.html 2016年12月10日閲覧。
  22. “シーガーが満票で新人王 MVPも候補”. 日刊スポーツ. (2016年11月15日). http://www.nikkansports.com/m/baseball/mlb/news/1738449_m.html 2016年12月10日閲覧。
  23. “メジャーリーグ シルバースラッガー賞発表 引退オルティスの名も”. スポニチアネックス. (2016年11月11日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/11/11/kiji/K20161111013703170.html 2016年11月11日閲覧。
  24. “ドジャース・シーガー、右脚負傷で数試合欠場へ”. 日刊スポーツ (2017年6月25日). 2018年2月22日閲覧。
  25. “負傷抱えるC.シーガーが練習回避、ドジャース監督は初戦出場に太鼓判”. MSN Japan (2017年10月14日). 2018年2月22日閲覧。
  26. “ワールドシリーズ第1戦 ドジャース、正遊撃手シーガーがスタメン復帰”. スポニチアネックス (2017年10月25日). 2018年2月22日閲覧。
  27. Anthony Castrovince (2020年12月10日). “Here is the star-studded 2020 All-MLB Team” (英語). MLB.com. 2021年11月27日閲覧。
  28. Juan Toribio (2021年5月16日). “Seager fractures hand on HBP, will go on IL” (英語). MLB.com. 2021年5月17日閲覧。
  29. Juan Toribio (2021年5月17日). “Seager placed on IL with fractured right hand” (英語). MLB.com. 2021年5月18日閲覧。
  30. “160 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). mlbplayers.com (2021年11月3日). 2021年11月5日閲覧。
  31. “Corey Seager signs 10-year deal with Rangers”. www.mlb.com. 2021年12月1日閲覧。
  32. “Rangers Sign Corey Seager” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年12月1日閲覧。
  33. Thomas Harrigan (2023年6月29日). “From 1st-timers to 10th-timers, All-Star Game's starting field set” (英語). MLB.com. 2023年7月3日閲覧。
  34. “All-MLB Team” (英語). MLB.com. 2021年11月27日閲覧。

関連項目

外部リンク

This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.