スピリット・オブ・サッチモ

『スピリット・オブ・サッチモ』(原題:Ske-Dat-De-Dat: The Spirit of Satch)は、アメリカ合衆国のミュージシャン、ドクター・ジョンが2014年に発表したアルバム。 コンコード・レコード移籍第1弾アルバムで、ルイ・アームストロングのレパートリーを取り上げたトリビュート・アルバムとして制作された[5][6]。

『スピリット・オブ・サッチモ』
ドクター・ジョン の トリビュート・アルバム<meta itemprop='albumReleaseType' content='アルバム' />
リリース
録音 2013年12月10日 - 13日、2014年1月2日 - 3日、2月24日 ルイジアナ州ニューオーリンズ エスプラネイド・スタジオ[1]
ジャンル ジャズ、ブルース、R&B、ファンク、ゴスペル
時間
レーベル コンコード・レコード
プロデュース サラ・モロウ、ドクター・ジョン
専門評論家によるレビュー
  • AllMusic 星3.5 / 5<meta itemprop='reviewBody' content='3.5' /><meta itemprop='bestRating' content='5' /><meta itemprop='worstRating' content='0' /> link
  • PopMatters 7/10stars link
チャート最高順位
ドクター・ジョン アルバム 年表
ロックト・ダウン
(2012年)
スピリット・オブ・サッチモ
(2014年)

背景

ドクター・ジョンは長年アームストロングの音楽を愛しており、生前のアームストロングと会ったこともあるが、本作を制作したきっかけは、夢の中にアームストロングが出て来て「俺の音楽をお前のやり方でやってみろ」と言ったことだという[5]。2012年よりドクター・ジョンのバンドの音楽監督を務めてきたトロンボーン奏者サラ・モロウが、プロデュース及びアレンジの面でも貢献した[5]。アルバム・タイトルは「ディッパーマウス・ブルース」の歌詞を元にして付けられた[7]。

レコーディングは主にルイジアナ州ニューオーリンズで行われたが、ブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマのパートはニューヨーク、アンソニー・ハミルトンのパートはカリフォルニア州ロサンゼルス、ポンチョ・サンチェスのパートはカリフォルニア州サウンド・シティ、レデシーのパートはテキサス州ヒューストンで別録りされた[1]。

反響・評価

アメリカでは総合アルバム・チャートのBillboard 200で84位に達し、『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートでは『ゴーイン・バック・トゥ・ニューオーリンズ』(1992年)以来の1位獲得を果たした[4]。また、前作『ロックト・ダウン』(2012年)に引き続いてオランダ語圏でもアルバム・チャート入りを果たし、ベルギーのフランデレン地域では5週トップ200入りして最高50位を記録[2]、オランダでは2014年9月6日付のアルバム・チャートで73位となった[3]。

Thom Jurekはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け「水準に達していない曲も数曲あり、ゲストがいささか多すぎるかもしれないが、アームストロングへの手堅いトリビュートとなっている」と評している[8]。また、ジョージ・デ・ステファーノはPopMattersにおいて10点満点中7点を付け「ゲスト・アーティスト全員が適任というわけではなく、それどころか、サッチモとの繋がりが希薄に感じられる時もある。しかし、大体においてはうまく機能し、このアルバムは相当な幸福感と嬉しい驚きをもたらしてくれる。今一つの曲にさえ、鮮烈なトランペット・ソロ、ソウルフルなボーカルといった聴き所がある」と評している[9]。

収録曲

  1. この素晴らしき世界 - "What a Wonderful World" (George Douglas, George David Weiss) - 4:10
  2. マック・ザ・ナイフ - "Mack the Knife" (Kurt Weill, Bertolt Brecht, Marc Blitzstein) - 6:13
  3. タイト・ライク・ディス - "Tight Like This" (Langston Curl) - 4:51
  4. アイヴ・ガット・ザ・ワールド・オン・ア・ストリング - "I've Got the World on a String" (Ted Koehler, Harold Arlen) - 4:04
  5. ガット・バケット・ブルース - "Gut Bucket Blues" (Louis Armstrong) - 2:47
    • フィーチャリング:ニコラス・ペイトン(トランペット)
  6. 時には母のない子のように - "Sometimes I Feel Like a Motherless Child" (Traditional) - 4:45
  7. ザッツ・マイ・ホーム - "That's My Home" (Ben Ellison, Leon René, Otis René) - 3:55
    • フィーチャリング:ウェンデル・ブルニアス(フリューゲルホルン)、マクラリー・シスターズ(ボーカル)
  8. 誰も知らない私の悩み - "Nobody Knows the Trouble I've Seen" (Traditional) - 4:36
    • フィーチャリング:レデシー(ボーカル)、マクラリー・シスターズ(ボーカル)
  9. 苦しみを夢に隠して - "Wrap Your Troubles in Dreams" (Harry Barris, T. Koehler, Billy Moll) - 6:36
    • フィーチャリング:テレンス・ブランチャード(トランペット)、ブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマ(ボーカル)
  10. ディッパーマウス・ブルース - "Dippermouth Blues" (Joseph Oliver) - 4:27
    • フィーチャリング:ジェームス・アンドリュース(トランペット)
  11. スウィート・ハンク・オブ・トラッシュ - "Sweet Hunk O'Trash" (Flournoy E. Miller, James P. Johnson) - 4:18
    • フィーチャリング:シェメキア・コープランド(ボーカル)
  12. メモリーズ・オブ・ユー - "Memories of You" (Andy Razaf, Eubie Blake) - 5:02
    • フィーチャリング:アルトゥーロ・サンドヴァル(トランペット)
  13. ホエン・ユーアー・スマイリング - "When You're Smiling (The Whole World Smiles with You)" (Joe Goodwin, Larry Shay, Mark Fisher) - 2:41

参加ミュージシャン

フィーチャリング・ゲストに関しては上記「収録曲」参照。

  • ドクター・ジョン - ボーカル、ピアノ、キーボード、ギター
  • ボビー・フロイド - ハモンドオルガン(on #1, #2, #4, #7, #8, #9, #11)
  • アイヴァン・ネヴィル - ハモンドオルガン(on #4, #5, #10)
  • ケンドリック・マーシャル - キーボード(on #2, #3, #6)
  • ダーウィン・パーキンス - ギター(all songs)
  • レジナルド・ヴィール - ウッド・ベース(on #1, #3, #6, #9)、エレクトリックベース(on #8, #11)
  • ジェイソン・ウィーヴァー - ウッド・ベース(on #5, #7)
  • トニー・ガラッジ - エレクトリックベース(on #2, #3, #6)
  • ドナルド・ラムゼイ - エレクトリックベース(on #4, #10, #12, #13)
  • ハーリン・ライリー - ドラムス(on #1, #4, #5, #7, #8, #9, #10, #11, #12, #13)、タンブリン(on #5, #9, #10, #12)
  • ジェイミソン・ロス - ドラムス(on #2, #3, #6)
  • ポンチョ・サンチェス - パーカッション(on #3, #4, #11, #13)
  • サラ・モロウ - トロンボーン(#8を除く全曲)
  • バーニー・フロイド - トランペット(on #1, #2, #3, #4, #5, #6, #7, #9, #10, #11)
  • エリック・ルセロ - トランペット(on #1, #2, #3, #9, #10, #12)
  • ニック・ヴォルツ - トランペット(on #12)
  • カーリ・アレン・リー - アルト・サクソフォーン(on #1, #2, #3, #9, #12)、フルート(on #4)
  • ロデリック・ポーリン - アルト・サクソフォーン(on #13)
  • エド・ピーターセン - テナー・サクソフォーン(on #1, #5, #6, #7, #9, #10, #11, #12)
  • トニー・ダグラディ - テナー・サクソフォーン(on #2, #3)
  • カール・ブロウイン - バリトン・サクソフォーン(on #1, #2, #3, #5, #7, #9, #10, #11, #12)
  • オリヴァー・ボニー - バリトン・サクソフォーン(on #4)
  • トム・フィッシャー - クラリネット(on #4)
  • レックス・グレゴリー - バスクラリネット(on #4)

脚注・出典

  1. CD英文ブックレット内クレジット
  2. ultratop.be - Dr. John - Ske-Dat-De-Dat - The Spirit Of Satch
  3. Dr. John - Ske-Dat-De-Dat - The Spirit Of Satch - dutchcharts.nl
  4. “Dr. John - Awards”. AllMusic. 2015年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月16日閲覧。
  5. Spera, Keith (2014年6月26日). “Dr. John's Louis Armstrong tribute album, 'Ske-Dat-De-Dat,' to be released Aug. 19”. NOLA. 2016年2月7日閲覧。
  6. “ドクター・ジョン/スピリット・オブ・サッチモ (SHM-CD)”. CDJournal.com. 音楽出版社. 2016年2月7日閲覧。
  7. Spera, Keith (2014年8月27日). “Dr. John's Louis Armstrong tribute 'Ske-Dat-De-Dat' is both too much and too little”. NOLA. 2016年2月7日閲覧。
  8. Jurek, Thom. “Ske-Dat-De-Dat: The Spirit of Satch - Dr. John”. AllMusic. 2016年2月7日閲覧。
  9. Stefano, George De (2014年9月16日). “Dr. John: Ske-Dat-De-Dat: The Spirit of Satch”. PopMatters. 2016年2月7日閲覧。
This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.