ディミタール・ベルバトフ

ディミタール・ベルバトフ(Dimitar Berbatov, ブルガリア語: Димитър Бербатов, 1981年1月30日 - )は、ブルガリア・ブラゴエヴグラト州ブラゴエヴグラト出身の元サッカー選手、現俳優。現役時代のポジションはフォワード。元ブルガリア代表。ブルガリア代表の最多得点記録保持者。

ディミタール・ベルバトフ
2016年のベルバトフ
名前
本名 ディミタール・イワノフ・ベルバトフ
Dimitar Ivanov Berbatov
ラテン文字 Dimitar Berbatov
ブルガリア語 Димитър Бербатов
基本情報
国籍  ブルガリア
生年月日 (1981-01-30) 1981年1月30日(43歳)
出身地 ブラゴエヴグラト
身長 189cm[1]
体重 80kg
選手情報
ポジション FW (CF, ST)
利き足 右足
ユース
ブルガリアの旗 ピリン・ブラゴエヴグラト
ブルガリアの旗 CSKAソフィア
クラブ1
年 クラブ 出場 (得点)
1998-2001 ブルガリアの旗 CSKAソフィア 49 (26)
2001 ドイツの旗 レバークーゼン II 7 (6)
2001-2006 ドイツの旗 レバークーゼン 154 (69)
2006-2008 イングランドの旗 トッテナム・ホットスパー 70 (27)
2008-2012 イングランドの旗 マンチェスター・ユナイテッド 108 (48)
2012-2014 イングランドの旗 フラム 51 (19)
2014-2015 フランスの旗 モナコ 38 (13)
2015-2016 ギリシャの旗 PAOK 17 (4)
2017-2018 インドの旗 ケーララ・ブラスターズ 9 (1)
代表歴2
1999 ブルガリアの旗 ブルガリア U-18 2 (2)
1999-2000 ブルガリアの旗 ブルガリア U-21 3 (3)
1999-2010 ブルガリアの旗 ブルガリア 78 (48)
1. 国内リーグ戦に限る。2018年5月1日現在。
2. 2016年6月5日現在。
■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj

経歴

CSKAソフィア

CSKAソフィアでデビューを果たし、そのシーズンのカップ優勝に貢献。

バイヤー・レバークーゼン

その活躍と非凡な才能が認められて2000-01シーズンにバイエル・レバークーゼンへ移籍。翌シーズンには8得点を挙げるなど、レバークーゼンのリーグ、CL準優勝に貢献し、2002年のブルガリア最優秀選手に選出され、注目を集める。2003-04シーズンには16得点を挙げ、ロブソン・ポンテ、フランサと共にデンジャラス・トライアングルと称され、攻撃を牽引した。

トッテナム・ホットスパー

2006年7月11日に1090万ポンドでプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーFCに移籍。ガレス・ベイルらと共にプレーし、またロビー・キーンとの2トップは相性がよく、2006-07シーズンは23ゴールを挙げ、2007-08シーズンも同様の活躍を披露した。

マンチェスター・ユナイテッド

マンチェスター・ユナイテッドでのベルバトフ

2008年8月31日にブルガリア人選手としては史上最高額の3200万ポンド、当時約60億円となる移籍金(実際には非公開であるため推定額)でマンチェスター・ユナイテッドFCに移籍した。背番号は9番[2]。クリスティアーノ・ロナウド、ウェイン・ルーニー、カルロス・テベスらと共にプレーした。2010-11シーズンでは11月27日のブラックバーン戦でプレミアリーグ史上4人目となる1試合5得点を達成した。シーズン終盤戦は控えとなることがあったものの、プレミア移籍後最多となる20得点を挙げ、当時マンチェスター・シティFCのカルロス・テベスと共にプレミアリーグ得点王を獲得(テベスとは前シーズンまでマンチェスター・ユナイテッドで共にプレーしていた)。ユナイテッドの優勝に貢献した。2011-12シーズン2011年9月20日のカーリング・カップリーズ・ユナイテッドFC戦で交代枠を使い切った後にCBでスタメン出場していたエゼキエル・フライヤーズが負傷した為、代わりにCBの位置に入り約10分間プレーをした。そのときのマンUのDFラインは右からアントニオ・バレンシア、マイケル・キャリック、ベルバトフ、ファビオという珍しい光景だった。このシーズンは、ダニー・ウェルベックの台頭などで前シーズンより出番が減少。12試合の出場にとどまったが、それでも7ゴールをマークした。

フラム

2012年8月31日、フラムFCへ完全移籍。移籍初シーズンで33試合15得点を記録した。

モナコ

2014年1月31日、左膝前十字靭帯損傷の重症を負ったラダメル・ファルカオの代役として、ASモナコにレンタル移籍[3]。2014-15シーズンは公式戦38試合に出場し、9ゴール1アシストを記録した。

2015年6月1日、ASモナコを退団することを発表した[4]。モナコのバディム・バシリエフ副会長は、クラブ公式サイトで「ディミタール・ベルバトフは、彼の才能と素晴らしいプロ精神を示してくれた。彼は、今までモナコでプレーしてきた、偉大なストライカーの1人だ。彼がクラブにもたらしてくれたことに誇りを持っている。将来の幸運を祈るよ」とコメントした。

PAOK

2015年9月2日、PAOKは契約満了でモナコを退団し、フリーとなっていたベルバトフを1年契約で獲得したことを発表した。2016年6月、契約満了に伴い退団。

ケーララ・ブラスターズFC

本人はプレミアリーグ復帰を希望していたが、1年間の無所属を経て2017年8月23日にインド・スーパーリーグのケーララ・ブラスターズFCに加入した[5]。ケーララの監督はマンチェスター・ユナイテッドの元アシスタントコーチのレネ・ミューレンスティーンであり、ユナイテッド時代の同僚のウェズ・ブラウンと共に旧知のミューレンスティーン監督の勧誘を受けての加入であった。ケーララでは本職のフォワードではなく、ミッドフィールダーとして起用された[6]。2018年3月にケーララを退団。

代表

ブルガリア代表でのベルバトフ

ブルガリア代表としてEURO2004に出場。2004年に再びブルガリア最優秀選手に選出され、ストイチコフ以来のスターとして期待されている。2009年11月18日のマルタとの親善試合でブルガリア代表の歴代最多得点記録を更新した。2010年には、6度目のブルガリア最優秀選手に選出された。2010年5月12日、代表引退を発表した[7]。

現役引退

ケーララ・ブラスターズ退団後は事実上の引退状態にあり、2018年5月に公開される母国ブルガリアの映画で俳優デビューしたことが明らかになった[8]。2019年9月19日、自身のInstagramで正式に引退を発表した[9]。

プレースタイル

ゴールとアシスト、両方の仕事をハイレベルでこなすことができるアタッカー。長身ながら足元の技術が優れており、ポストプレーはもちろんのこと、柔らかいボールタッチ、巧みな腕の扱い、強靭な体幹による、相手をいなすボールキープは、彼の真骨頂であり、武器である。その技術の高さから、ヒールパスなどのトリッキーなプレーを頻発する。また、パスセンスにも優れており、低い位置に下がって組み立てに参加したり、カウンター時には鋭いパスで自ら起点となることが多々ある。アウトサイドキックを始めとしたキックの技術も非凡であり、それがパスやシュートにも活かされている。シュートの選択肢が豊富でトラッピングの技術にも優れているため、好きなようにボールをコントロールし、ボレーシュートやオーバーヘッドキック、あるいはヘディングなど、どんな形からもゴールを奪うことができる。

また、時折「ベルバトフにはスピードがない、走らない」などと批判されることがあるが、ASモナコの練習でラダー、ハードル、ポールなどを使って、ジグザグ走、ジャンプ、ドリブルなどを交えたスピード勝負を行った際、当時チームメートで競争相手のラダメル・ファルカオと同等のスピードがあることが判明した[10]。

個人成績

クラブ シーズン リーグ カップ リーグカップ UEFA その他 通算
出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
CSKAソフィア 1998-99 113 53 - 00 - 166
1999-2000 2714 42 - 30 - 3416
2000-01 119 00 - 47 - 1516
通算 4926 95 00 77 00 6538
レバークーゼン II 2000-01 76 - - - - 76
通算 76 00 00 00 00 76
レバークーゼン 2000-01 60 00 00 00 - 60
2001-02 248 66 00 112 - 4114
2002-03 244 20 10 72 - 346
2003-04 3316 33 00 - - 3619
2004-05 3320 11 20 105 - 4626
2005-06 3421 23 00 20 - 3824
通算 15469 1413 30 309 00 20191
トッテナム・ホットスパー 2006-07 3312 53 31 87 - 4923
2007-08 3615 22 61 85 - 5223
2008-09 10 00 00 00 - 10
通算 7027 75 92 1612 00 10246
マンチェスター・ユナイテッド 2008-09 319 31 00 94 00 4314
2009-10 3312 10 20 60 10 4312
2010-11 3220 20 00 70 11 4221
2011-12 127 10 31 41 10 219
通算 10848 71 51 265 31 14956
フラム 2012-13 3315 20 00 - - 3515
2013-14 184 00 11 - - 195
通算 5119 20 11 00 00 5420
モナコ 2013-14 126 33 00 - - 159
2014-15 267 10 21 91 - 389
通算 3813 43 21 91 00 5319
PAOK 2015-16 174 31 - 50 - 255
通算 174 31 00 50 00 255
総通算 494212 4628 195 9334 31 656280

試合数

ブルガリア代表国際Aマッチ
年出場得点
199910
200032
200184
200252
200387
2004139
2005107
200660
200798
200872
200987
201010
通算 7948

タイトル

クラブ

CSKAソフィア
  • ブルガリアカップ:1回 (1999)
トッテナム・ホットスパーFC
マンチェスター・ユナイテッドFC

個人

  • ブルガリア最優秀選手賞:6回 (2002, 2004, 2005, 2007, 2008, 2009)
  • プレミアリーグ月間最優秀選手:1回 (2007年4月)
  • PFA年間ベストイレブン:1回 (2006-07)
  • プレミアリーグ得点王:1回 (2010-11)

脚注

  1. マンチェスター・ユナイテッドFC公式プロフィール
  2. ベルバトフ マンチェスター・ユナイテッドに移籍
  3. ベルバトフがモナコへ移籍Goal 2014年2月1日
  4. モナコがベルバトフの退団を発表…プレミア昇格のボーンマスに移籍かsoccerking 2015年6月2日
  5. “元ユナイテッドのFWベルバトフがインド・スーパーリーグに挑戦! 元同僚DFブラウンも今季から所属”. 超ワールドサッカー (2017年8月23日). 2024年2月13日閲覧。
  6. ベルバトフ、インドで“一歩下がる”クールなFWがセントラルMF挑戦中footballista、2018年2月14日
  7. ベルバトフが代表引退を表明UEFA.com 2010年5月13日
  8. 元マンUのベルバトフが銀幕デビュー! 現役時代さながらのセクシーな演技が話題にSoccer DIGEST、2018年5月1日
  9. マンUなどで活躍したFWベルバトフ、現役引退を発表…監督転向も示唆サッカーキング 2019年9月20日
  10. ベルバトフとファルカオが練習で競争 2014年

リンク

This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.