デプレッシブブラックメタル
デプレッシブブラックメタル(Depressive black metal)は、ヘヴィメタルの中に含まれる音楽ジャンルの一つで、ブラックメタルのサブジャンルである。略称はデプレ。鬱ブラック、自殺系ブラックとも呼ばれる。海外ではDSBM(Depressive suicidal black metal)がよく用いられている。
| デプレッシブブラックメタル Depressive black metal | |
|---|---|
| 様式的起源 |
ブラックメタル ドゥームメタル |
| 文化的起源 | 1990年代 |
| 使用楽器 |
ボーカル ギター ベース ドラム ヴァイオリン ピアノ等 |
| 関連項目 | |
|
フューネラルドゥームメタル アンビエントブラックメタル ロウブラックメタル ポストブラックメタル | |
本記事では以下DSBMと呼称する。
概要
DSBMは、曲の表現において鬱や自殺、厭世観等をテーマにしたブラックメタルである。音楽スタイルはブラックメタル由来のうなり声、金切声に加えて泣き叫ぶような声が用いられたり、正統派ブラックメタルでよく用いられるトレモロリフを使用しないテンポがゆっくりな曲やピアノ中心で展開する曲もある。
歌詞の内容は自殺や虚無主義、この世への憎悪、厭世観、自己嫌悪等が含まれた悲観的・破滅的・退廃的なものがよく見受けられる。
バンド名においては、Life Is PainやMake a Change… Kill Yourselfのように鬱を実直に表現したものもあれば、LifeloverやHappy Daysのように皮肉めいたものもある。
またバンドロゴに首吊りの際に用いるロープをロゴのデザインの一部として用いているバンドも散見される。ディスクジャケットやアートワークには、首吊りの姿やロープの他にリストカットで用いる剃刀やOD等で用いる薬や注射器、海外では主要な自殺の方法の一つである拳銃自殺が描写される事もある。
一部のバンドではライブで実際に自傷行為がなされる場合もある。
音楽的特徴
多くはテンポが遅く暗い演奏スタイルを取っており、クリーントーンが頻繁に使用される。典型的なブラックメタルに近いバンドから、反対にヘヴィメタルの要素の大部分を削ぎ落としたバンドまで存在し、その形態は多種多様である(他ジャンルとの融合については後述)。また精神性が重要視されているため、演奏や音質にウェイトを置いていないバンドが多い。
他のジャンルとの関係性
環境音楽の要素を持つアンビエントブラックメタルの音楽性を持ち合わせたバンド[注 1]やフューネラルドゥームメタルの音楽性を持ち合わせたバンド[注 2]、ポストメタルの音楽性を持ち合わせたバンド[注 3]などが見受けられる。
日本国内におけるDSBM
日本のバンドとしてKanashimi、No Point in Living、Ebola等が知られているものの、他国と比較して総数は少ない。日本では非常にアンダーグラウンドなジャンルであると言える。
国内のインターネットコミュニティにおいて、DSBMの熱心なリスナー、もしくはアーティストを「デプレッシャー」と呼ぶことがあるが、多くは自称である。この言葉は2012年頃から使われているのがTwitterで確認されている。
主要バンド
Shining
Lifelover
Silencer
Nae'blis
Apati
Vanhelga
Hypothermia
Life Is Pain
Trist
Strid
Nidhoggr
Totalselfhatred
Photophobia
Forgotten Tomb
...
Make a Change… Kill Yourself
Lyrinx
Self-Inflicted Violence
An Autumn for Crippled Children
Eindig
Bethlehem
ColdWorld
Sterbend
Nyktalgia
Blutklinge
Wedard
Bonjour Tristesse
Thränenkind
Wigrid
Nocturnal Depression
Amesoeurs
Cheerful Depression
Psychonaut 4
Forgive Me
Ekove Efrits
Black Hate
Nostalgie
Thy light
Gris
Sombres Forêts
Happy Days
Xasthur
Krohm
Veil
I Shalt Become
I'm In A Coffin
Hanging Garden
Lost Inside
My Useless Life
Depressive Years
Abyssic Hate
Austere
Woods of Desolation
Germ
Drowning The Light
Autumn's Dawn
Be Persecuted
Kanashimi
No Point in Living
Ebola