ドロプス
ラムポスの子
このドロプスは、トロイアー王ラーオメドーンの子ラムポスの子である。ラムポスの子供の中で最も武芸に優れ、特に槍での戦いに長けていた。トロイア戦争におけるトローイア軍の武将の1人で、馬の毛を赤く染めた飾りのついた兜を身に着けて戦った。
トロイアの軍勢がギリシア軍の陣内になだれ込み、大混戦となったとき、ドロプスはギリシア軍の武将メゲースに対して攻撃を仕掛けた。メゲースがクロイスモスを倒し、その武具をはぎ取ろうとしていたからである。ドロプスの槍はメゲースの楯を貫いて相手の体を捉えたが、メゲースの胸当てが槍を阻んだ。ドロプスはメゲースの反撃を受け、兜の飾りを断ち切られた。ドロプスはなおも戦ったが、メゲースを助けに来たメネラーオスに背後から槍を投げられて討たれた[1]。
ヘルメースの子
このドロプスは、ヘルメースの子である。マグネーシアー地方で死に[2]、海岸に墓が作られた。墓は海上から見ることが出来、アルゴナウタイも航海の途中にドロプスの墓を望み、嵐で数日停泊した際には墓に犠牲をささげた。この故事にちなんで停泊地はアルゴー・アペタイ(「アルゴーの出発」の意)と呼ばれたという[3]。
その他のドロプス
脚注
- 『イーリアス』15巻525行-545行。
- 『アルゴナウティカ』1巻587行への古註。
- 『アルゴナウティカ』1巻584行-590行。
- ヒュギーヌス、序文。
- 『イーリアス』11巻302行。
参考文献
This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.