ベター・レイト・ザン・ネヴァー〜真世界への旅

『ベター・レイト・ザン・ネヴァー〜真世界への旅』(原題:Better Late Than Never)は、ジョン・アンダーソンとジャン=リュック・ポンティを中心とした「アンダーソン=ポンティ・バンド」が2015年に発表したライブ・アルバム。

『ベター・レイト・ザン・ネヴァー〜真世界への旅』
アンダーソン=ポンティ・バンド の ライブ・アルバム<meta itemprop='albumReleaseType' content='アルバム' />
リリース
録音 2014年9月 コロラド州アスペン ホイーラー・オペラ・ハウス
オーバー・ダビング:トーンキャスター・スタジオ(バロン・ブラウンのボーカル)、ズー・スタジオ(ジェイミー・グレイザーのギターおよびボーカル)、レイザーエッジ・スタジオ(レイモンド・グリフィンのドラムス)、ハッピー・バード・スタジオ(ウォーリー・ミンコのピアノおよびシンセサイザー)[1]
ジャンル プログレッシブ・ロック
時間
レーベル アメリカ合衆国の旗Liaison Music
欧州連合の旗earMUSIC
日本の旗キングレコード
プロデュース ジョン・アンダーソン、ジャン=リュック・ポンティ
チャート最高順位
  • 163位(日本[2])
ジョン・アンダーソン アルバム 年表
ザ・リヴィング・トゥリー・イン・コンサート パート1(with リック・ウェイクマン)
(2012年)
ベター・レイト・ザン・ネヴァー〜真世界への旅
(2015年)
インヴェンション・オヴ・ナレッジ(with ロイネ・ストルト)
(2016年)
ジャン=リュック・ポンティ 年表
The Atacama Experience
(2007年)
ベター・レイト・ザン・ネヴァー〜真世界への旅
(2015年)

背景

アンダーソンとポンティは、1974年にイエス(アンダーソンの所属バンド)とマハヴィシュヌ・オーケストラ(ポンティの所属バンド)がテキサスで共演した際に知り合い、1980年代にロサンゼルスで再会した際、アンダーソンは自分がポンティの音楽に敬意を持っており、いつか共演したいと提案したという[3]。そしてアンダーソンは、ポンティが過去に発表した曲「Renaissance」と「Rhythms of Hope」に歌詞とボーカル・メロディを加え、そのMP3ファイルをポンティに送ったことがきっかけで、正式なバンド結成に至った[3]。

当初はジョーダン・ルーデス(ドリーム・シアター)がキーボーディストとして打診されていたが、ルーデスが多忙なため、最終的には1980年代末期から1990年代初頭にかけてポンティのツアーに参加したウォーリー・ミンコが正式キーボーディストとなった[3]。また、本作の元になったアスペン公演では、アンダーソンとの共演経験があるジェイミー・ダンラップがギターを担当したが[3]、ダンラップは本作のボーナスDVDの映像に映っているものの、ギター・パートのオーディオ・トラックはCD、DVDともにジェイミー・グレイザーの演奏に差し替えられた[1]。

「時間と言葉」はイエスの曲のリメイクで、アンダーソンのソロ・ライブと同様、レゲエ・アレンジで演奏された[4]。

本作のCD本編では、大部分の曲で観客の拍手がカットされており、ポンティは「レコードレーベルがラジオでかけるためにスタジオ・アルバム的なスタイルを求めたから、そういうミックスにした。ヨーロッパではライブ・アルバムをラジオでかけることも好まれているから、アメリカ的な手法だね」とコメントしている[3]。

反響・評価

キングレコードから発売された日本盤CDは、2015年11月2日付のオリコンチャートで163位を記録した[2]。平野和祥は『YOUNG GUITAR』誌のレビューにおいて「全体的にはイエス的コーラスを多用したプログレ・ポップ作」「ポンティはクラシック奏法寄りの演奏で柔和なメロディーメイカー役に徹しているが、ラストには彼が'70年代に生んだ疾走ハード・フュージョン名曲の改作カヴァーも」と評している[5]。

収録曲

特記なき楽曲はジョン・アンダーソンとジャン=リュック・ポンティの共作。

  1. イントロダクション - "Intro" (Wally Minko) - 1:17
  2. 希望へのリズム - "One in the Rhythm of Hope" - 4:34
    • ポンティのアルバム『ミスティカル・アドヴェンチャーズ』(1982年)収録曲「Rhythms of Hope」の改作[3]。
  3. 静寂のアリア - "A for Aria" (Jon Anderson, Enrico Tomat) - 3:22
    • 新曲。
  4. ロンリー・ハート - "Owner of a Lonely Heart" (J. Anderson, Trevor Rabin, Chris Squire, Trevor Horn) - 5:04
  5. 抒情の時 - "Listening with Me" - 5:39
    • ポンティのアルバム『A Taste for Passion』(1979年)収録曲「Stay with Me」の改作[3]。
  6. 時間と言葉 - "Time and a Word" (J. Anderson, David Foster) - 5:30
  7. 永遠のミラージュ - "Infinite Mirage" - 3:48
    • ポンティのアルバム『秘なる海』(1977年)収録曲「Mirage」の改作[3]。
  8. ソウル・エターナル - "Soul Eternal" - 4:58
    • 新曲。
  9. 不思議なお話を - "Wonderous Stories" (J. Anderson) - 4:01
    • イエスのアルバム『究極』(1977年)収録曲。
  10. 同志 - "And You and I" (J. Anderson, Bill Bruford, Steve Howe, C. Squire) - 3:00
    • イエスのアルバム『危機』(1972年)収録曲。
  11. 太陽への回帰 - "Renaissance of the Sun" - 6:36
    • ポンティのアルバム『極光』(1976年)収録曲「Renaissance」の改作[3]。
  12. ラウンドアバウト - "Roundabout" (J. Anderson, S. Howe) - 5:27
  13. 愛の使者 - "I See You Messenger" (J. Anderson, Damon Anderson, Sean Anderson) - 3:50
    • 新曲。
  14. 真世界 - "New New World" (J. Anderson, Jamie Dunlap) - 3:46
    • アンダーソンのソロ・アルバム『Survival & Other Stories』(2011年)収録曲。

日本盤ボーナス・トラック

  1. 記憶分子 - "Re-Rembering Molecules" - 5:44

ボーナスDVD

  1. イントロダクション - "Intro"
  2. 希望へのリズム - "One in the Rhythm of Hope"
  3. 静寂のアリア - "A for Aria"
  4. ロンリー・ハート - "Owner of a Lonely Heart"
  5. 抒情の時 - "Listening with Me"
  6. 時間と言葉 - "Time and a Word"
  7. 永遠のミラージュ - "Infinite Mirage"
  8. ソウル・エターナル - "Soul Eternal"
  9. 不思議なお話を - "Wonderous Stories"
  10. 太陽への回帰 - "Renaissance of the Sun"
  11. ラウンドアバウト - "Roundabout"

参加ミュージシャン

アディショナル・ミュージシャン

  • ジェイミー・ダンラップ - ギター(DVDの映像のみ)

脚注

  1. CD英文ブックレット内クレジット
  2. “ベター・レイト・ザン・ネヴァー〜真世界への旅 - アンダーソン=ポンティ・バンド”. オリコン. 2020年1月16日閲覧。
  3. Galloway, A. Scott. “Jazz Violin Master Jean-Luc Ponty Teams With Rock Vocal Guru Jon Anderson For Visionary World Unifying Epic "Better Late Than Never"”. TheUrbanMusicScene.com. The Jordan Music Group. 2020年1月16日閲覧。
  4. Mettler, Mike (2015年11月11日). “Jon Anderson and Jean-Luc Ponty: Owners of a Lovely Spark”. Sound & Vision. 2020年1月16日閲覧。
  5. 平野和祥 (2015年11月10日). “BETTER LATE THAN NEVER/ANDERSON PONTY BAND レビュー”. YOUNG GUITAR. シンコーミュージック・エンタテイメント. 2020年1月16日閲覧。
  6. 山崎智之 (2015年11月9日). “【インタビュー】ジャン=リュック・ポンティ/マハヴィシュヌ・オーケストラ、フランク・ザッパ、そしてアンダーソン・ポンティ・バンドを語る”. ヤマハ. 2020年1月16日閲覧。

外部リンク

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