ロンリー・ハート

ロンリー・ハート』(90125)は、1983年に発表されたイエスアルバム。それまでのプログレッシヴなサウンドとは打って変わり、ポップな作風である。ちなみに原題の「90125」という数字は、ただの発売当時のレコードの品番であり、深い意味はない。解散していたイエスの再結成アルバムとして話題となった。

ロンリー・ハート
イエススタジオ・アルバム<meta itemprop='albumReleaseType' content='アルバム' />
リリース
録音 1982年11月-1983年7月
ジャンル ポップ・ロックニュー・ウェイヴプログレッシブ・ロック
時間
レーベル アトコ・レコード
プロデュース トレヴァー・ホーン、イエス
専門評論家によるレビュー
  • Allmusic 星4.5 / 5<meta itemprop='reviewBody' content='4.5' /><meta itemprop='bestRating' content='5' /><meta itemprop='worstRating' content='0' /> link
チャート最高順位
  • 2位 (オランダ)
  • 3位 (スイス)
  • 5位(アメリカ)[1]
  • 7位 (スウェーデン)
  • 8位 (ノルウェー)
  • 9位 (オーストリア)
  • 12位(日本)[2]
  • 16位(イギリス)[3]
イエス アルバム 年表
クラシック・イエス
(1981年)
ロンリー・ハート
(1983年)
9012ライヴ
(1985年)
ミュージックビデオ
「Owner of a Lonely Heart」 - YouTube
「Hold On」 - YouTube
「It Can Happen」 - YouTube
「Leave It」 - YouTube

概要

このアルバム発表時のメンバーは、ジョン・アンダーソン(ボーカル)、クリス・スクワイア(ベース、ボーカル)、トレヴァー・ラビン(ボーカル、ギター)、アラン・ホワイト(ドラムス)、トニー・ケイ(キーボード)の5人。そしてプロデュースは、スタジオ・アルバムとしては前作となる『ドラマ』でボーカルを担当していたトレヴァー・ホーンが手掛けている。ただし、レコーディングにおいて、トニー・ケイはほとんど演奏に参加しておらず、スタジオ・ミュージシャンとして参加していたチャールズ・オリンズがキーボードのほとんどを弾いている[4]

イエスの代表作『こわれもの』(1972年)、『危機』(1972年)とは大きくサウンドが異なり、ポップでモダンなロックに仕上がっており、歌詞も複雑で抽象的なものではなくなっている。その象徴的な楽曲が、アルバムの邦題にもなっている「ロンリー・ハート」である。この曲では音楽プロデューサーのトレヴァー・ホーンの存在が大きく、彼の手によるサンプリングやリバーヴの処理が曲の持ち味に貢献している。この曲は、現在のところイエス唯一の全米Billboard Hot 100における1位獲得作品で[1]、アルバムのヒットを牽引した。 また、ロジャー・ディーンによるイエスのロゴマークがなくなり、簡素なアルバム・ジャケットになっている。

日本に於いては、1曲目の「ロンリー・ハート」が、日産・バサラ三洋電機(パナソニック)eneloopUCC上島珈琲「クリア」に使われ、最近ではジャン・レノ妻夫木聡水川あさみドラえもんの登場人物に扮するトヨタ・ノアにも使われるようになった。また2012年に放送されたテレビアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』の一部の回のBGMで、「ロンリー・ハート」と似たようなサウンドが使われている[5]

この成功を受けて、次作『ビッグ・ジェネレイター』(1987年)も同じ音楽性を打ち出したが、セールス的にはそれほど成功しなかった。

収録曲

#タイトル作詞・作曲時間
1.「ロンリー・ハート - "Owner Of A Lonely Heart"」トレヴァー・ラビン/ジョン・アンダーソン/クリス・スクワイア/トレヴァー・ホーン
2.「ホールド・オン - "Hold On"」アンダーソン/ラビン/スクワイア
3.「イット・キャン・ハプン - "It Can Happen"」スクワイア/アンダーソン/ラビン
4.「変革 - "Changes"」ラビン/アンダーソン/アラン・ホワイト
5.「シネマ - "Cinema"」スクワイア/ラビン/ホワイト/トニー・ケイ
6.「リーヴ・イット - "Leave It"」スクワイア/ラビン/ホーン
7.「アワ・ソング - "Our Song"」アンダーソン/スクワイア/ラビン/ホワイト/ケイ
8.「シティ・オブ・ラヴ - "City of Love"」ラビン/アンダーソン
9.「ハーツ - "Hearts"」アンダーソン/スクワイア/ラビン/ホワイト/ケイ

リマスター盤ボーナス・トラック

2004年にCDのリマスター盤が発売された。音質の向上が図られている他、以下のボーナス・トラックが追加収録されている。

  1. リーヴ・イット(シングル・ミックス) - "Leave It" (Single Remix)
  2. メイク・イット・イージー - "Make It Easy"
  3. イット・キャン・ハプン(シネマ・ヴァージョン) - "It Can Happen" (Cinema Version)
  4. イッツ・オーヴァー - "It's Over"
  5. ロンリー・ハート(エクステンデッド・リミックス) - "Owner Of A Lonely Heart" (Extended Version)
  6. リーヴ・イット(ア・カペラ・ヴァージョン) - "Leave It" (A Capella Version)

参加メンバー

脚注

  1. Yes - Awards : AllMusic
  2. 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』(オリジナルコンフィデンス/1990年/ISBN 4-87131-025-6)p.73
  3. ChartArchive - Yes - 90125
  4. プロモーションビデオにエディ・ジョブソンの姿を数カットで確認できる。
  5. ちなみにエンディングテーマは「ラウンドアバウト」が使われている。
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