仏具
起源と歴史
仏教では本来、僧侶は、最低限の着物と食器である三衣一鉢以外の金品の所有を戒律で禁じられていたが、釈迦の死後100年が経過すると、信者から寄付された最低限の金銭や日用品の個人所有の許可を求める一派と、戒律を遵守する保守派に教団が分裂し(根本分裂)、許可派では僧侶の三衣一鉢以外の金品の個人所有が認められるようになった。
紀元を過ぎて、西域や中国にも仏教が伝播するようになると、僧侶は人々の間で祈祷や葬式などの儀式を司るようになり、それに応じて儀式で使用される道具が開発された。
更に7世紀になると、インドで広まった密教が中国やチベットに導入され、金剛杵や曼荼羅など、特殊な仏具が使用されるようになった。
また、中国で成立した浄土信仰は仏教を爆発的に民衆の間に広め、僧侶を介しての仏への信仰から個々の信者自身が直接仏へ信仰する形態が一般社会に定着し、数珠や仏画などの仏具を僧侶ではない普通の信者が家庭で使用するようになった。
仏具の一覧
儀式で使用する物
鳴物・打物
装飾品
ギャラリー
- 仏具
仏壇(金仏壇)
梵鐘
木魚
数珠
坐蒲
脚注
- 『真宗の儀式-声明作法-』P.73「喚鐘」
- 『真宗の儀式-声明作法-』P.65「鏧」の打ち方
- 『真宗の儀式-声明作法-』P.76「磬」
- 『真宗の儀式-声明作法-』P.69「音木の打ち方と示経について」
- 竹箆 国際禅学研究所
- 国立国会図書館. “「竹箆(しっぺい)」という、宮中で用いられた刑(罰)具があるが、これ以外に宮中で刑具に用いられたもの...”. レファレンス協同データベース. 2023年9月28日閲覧。
- 読めそうで読めない!【竹篦返し】 この漢字なんと読む? 小学館
参考文献
- 鎌倉新書編 『寺院用仏具事典』 鎌倉新書、2003年
- 権田雷斧 『真言密教法具便覧』 八幡書店、2010年、ISBN 978-4893506740
- 真宗大谷派教師養成のための教科書 編『真宗の儀式-声明作法-』真宗大谷派宗務所出版部、1998年。ISBN 4-8341-0259-9。
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