信和事業協同組合

信和事業協同組合 (しんわじぎょうきょうどうくみあい、: Shinwajigyo cooperative.) は、東京23区武蔵野市三鷹市を営業区域とするタクシー事業者の事業協同組合である。

信和事業協同組合
Shinwajigyo cooperative.
前身 大和倶楽部共同営業委員会
設立 1964年昭和39年)8月
種類 事業協同組合
法人番号 5011505000099
法的地位 中小企業等協同組合法
所在地 東京都江東区大島1-1-13-102
会員数
28
提携 大和自動車交通
ウェブサイト http://www.shinwajigyo.or.jp/
かつての呼び名
中央無線タクシー協同組合

概要

1964年昭和39年)に組織化。「中央無線」の名称は1974年(昭和49年)から使用を開始した。

組合本部は江東区大島に所在。かつては荒川区南千住に所在したが、2012年10月に現在地に移転した。中小23社1,650台が加盟する。東京都内のタクシー協同組合としては、東京無線チェッカーキャブに次ぐ第3位の規模である[1]

2011年平成23年)6月大和自動車交通と提携。車両仕様・乗車券・無線配車なども含めて同社にグループ化された[1]。公式ウェブサイトは以降も大和自動車交通グループのサイトとして機能する。

形態

独自営業時代
中央無線塗装
京北自動車交通所属車

朱色を基調[注 1]とし、側面には青色の帯を巻く。行灯は黄色で横長のタイプ[注 2]を装着し共通の仕様とした。ただし、1980年(昭和55年)以前には朱色一色でボンネット部のみ白[注 3]の配色、行灯も白地に加盟会社の社名と社章が紺色で記載された。「ブルーラインタクシー」の愛称を持つ深夜営業専用車もあり、白地に水色と青の帯が入る専用のカラーリング[注 4]で識別された。

またワゴンタクシーについては共通の仕様はなく、黒塗りのハイグレード車やベーシックグレード車も導入された。

無線配車は、2010年までに3期に分けて富士通ゼネラル製デジタル無線配車システムを当時の加盟全車2,500台に搭載する予定であったが、2011年時点でも非無線車が多く残存する状態であった。本システムは、基地局から順番に各車両を呼び出す「ポーリング方式」および各車両が発信する「任意発呼方式」を併用した独自の方式である。

大口契約先は大日本印刷フジテレビジョン[注 5]があり、後者については船の科学館付近へ常に車両を待機させ即時配車可能なよう配慮されており各社選抜された乗務員だけが待機出来た[注 6]

大和自動車交通提携後
大和自動車交通提携後塗装
サンベスト東信所属車

2011年(平成23年)12月から順次車両塗色・行灯等を大和仕様へ変更し[1]、2013年3月には全車両が無線車となった[注 7]

2022年現在、旧中央無線加盟の事業者の中には、無線番号と異なる番号のナンバープレートを装着している車両がある。

歴史

  • 1964年(昭和39年) - 大和倶楽部[注 8]共同営業委員会として発足。
  • 1974年(昭和49年) - 無線営業母体として「東京中央自動車協同組合」設立。「中央無線」の愛称で営業開始。
  • 1984年(昭和59年) - 松竹タクシーグループのムサシ交通(旧)が加盟[3]
  • 1985年(昭和60年) - 中央無線タクシー協同組合に改称。本所タクシーが東京無線に移籍のため脱退。目黒自動車交通が加盟。
  • 1986年(昭和61年) - 多摩川ハイヤー系列の南部自動車(当時は世田谷区二子玉川に所在。後に大田区石川町へ移転)が加盟。
  • 1989年(昭和64年・平成元年) - ムサシ交通(旧)が第二松竹タクシーに改称[3]。同じく松竹タクシーグループのさくら交通が第三松竹タクシーに改称[4]
  • 1994年(平成6年) - 松崎交通グループ(→ベイサイドホールディングス (初代) グループ→シーサイドホールディングスグループ)の同進交通が東京無線に移籍のため脱退[注 9]
  • 1996年(平成8年) - 大日本印刷系列のこだま交通が日本交通に、真和タクシーが大和自動車交通に事業譲渡[注 10]のため脱退。
  • 1998年(平成10年) - 山手グループのサンベスト東信が加盟。
  • 1999年(平成11年) - 松竹事業が京王交通(現:飛鳥交通)に事業譲渡のため脱退。
  • 2000年(平成12年) - 第四松竹タクシーが設立[5]
  • 2002年(平成14年) - 第三松竹タクシーがコーディアルタクシーに改称[4]
  • 2003年(平成15年) - 日停モータース(→飛鳥自動車小茂根営業所→飛鳥自動車赤羽営業所)が飛鳥交通に吸収合併のため脱退。内山観光バス(現:東京パッセンジャー)タクシー部(後に内山観光タクシーとして分社化)が加盟。
  • 2004年(平成16年) - 北斗システム輸送・大同自動車・ワカイ交通が加盟。
  • 2005年(平成17年) - 南部自動車が廃業。ワカイ交通が脱退し非無線営業に戻る[注 11]
  • 2006年(平成18年) - マルコータクシーが加盟。長崎ラッキー自動車グループの東京ラッキー自動車(現在は長崎ラッキー自動車グループから離脱し国際(株)グループのラッキータクシー)が国際自動車グループに移籍のため脱退。電子マネーEdyを採用。
  • 2007年(平成19年) - 松竹タクシーグループの松竹交通・コーディアルタクシー・第四松竹タクシーが帝都自動車交通と業務提携のため脱退。6月から月間4回以上のEdy利用者に対して500円のキャッシュバックをする「Edyハッピー優待」を実施[注 12]。第二松竹タクシーはムサシ交通に社名を戻し、松竹タクシーグループから独立し中央無線には残留[3]
  • 2009年(平成21年) - ムサシ交通・大洋自動車交通が帝都自動車交通と業務提携のため脱退。丸正自動車(足立区竹の塚)が廃業。
  • 2010年(平成22年) - 山手交通グループの山手交通と新進タクシーが国際自動車との業務提携により脱退。チェッカーキャブ所属だった帝全交通が昭栄自動車に事業譲渡され同社葛飾営業所として加盟(2013年廃止)。内山観光タクシーが東都自動車グループに売却されたため脱退。
  • 2011年(平成23年) - 非無線で独自営業をしていた日幸[注 13]が加盟。Edyの取り扱いを廃止。
  • 2012年(平成24年) - チェッカーキャブ所属だった盈進自動車が加盟[6]。北斗システム輸送が脱退[注 14]。残りの加盟会社は大和グループ車両に順次変更。
  • 2014年(平成26年) - 金龍自動車交通が日本交通に営業譲渡され日交足立[注 15]に改称し脱退。
  • 2016年(平成28年) - 国際電気(足立区梅田)が事業を停止。その後、グループ内の大同自動車・北光自動車交通ならびに新規設立し本グループへ加盟した東京ラッキー自動車[注 16]へ営業権を分割譲渡。
  • 2017年(平成29年)5月30日 - 信和事業協同組合と改称し、従来からの大和自動車交通グループ所属のタクシー事業所6社も加盟する[7]
  • 2018年(平成30年) - 昭栄自動車、改進タクシー、日日交通が日本交通と業務提携のため脱退[8]
  • 2020年(令和2年) - 丸井自動車が大和自動車交通の子会社化[9][注 17]
  • 2022年(令和4年)4月1日 - マルコー観光タクシー[10]およびマルコーリムジン[11]が廃業。
  • 2023年(令和5年)
    • 2月 - 山手グループのサンベスト東信が本組合からの脱退およびそれに伴う大和自動車交通との提携解消を表明。
    • 4月1日 - 北多摩交通圏の十全交通が加盟。
  • 2024年(令和6年)4月1日
    • 大和自動車交通羽田が大和自動車交通王子に社名変更。
    • 大和自動車王子が大和自動車交通吉祥寺に社名変更し、三鷹市下連雀に移転。
    • 丸井自動車が大和自動車交通北千住に社名変更[12]
    • チェッカーキャブ所属だった太洋モータースが加盟。

加盟会社及び営業所

太字は大和直系グループ、それ以外は大和の提携会社

東京特別区・武三交通圏
社名・営業所 車体表記 所在地 備考
大和自動車交通大和自動車 江東区猿江 
大和自動車交通江東
大和自動車交通王子北区豊島
大和自動車交通吉祥寺三鷹市下連雀
大和自動車交通北千住[注 17][注 18]足立区千住関屋町
足立タクシーADACHI TAXI足立区梅島
栄光交通EIKO
EIKO KOTSU
足立区足立
盈進自動車本社EISHIN JIDOSHA大田区東糀谷
葛西営業所江戸川区南葛西
京北自動車交通KEIHOKU豊島区池袋独自営業車あり
省東自動車SHOTO板橋区前野町 
正和自動車SHOWA足立区千住宮元町
政和自動車本社SEIWA
南千住営業所荒川区南千住
大同自動車[注 19]DAIDO江戸川区春江町
太洋モータースTAIYO MOTORS TAXI大田区田園調布南
東京ラッキー自動車[注 20]TOKYO LUCKY
LUCKY
板橋区大山金井町福岡ラッキー自動車グループ
東都交通[注 21]TOTO KOTSU北区豊島 
西新井相互自動車NISHIARAI SOUGO足立区梅田
日幸NIKKO葛飾区堀切
日の出交通HINODE KOTSU足立区本木HINODEグループ[注 22]
日吉交通HIYOSHI KOTSU葛飾区堀切 
不二タクシーFUJI江東区亀戸
北光自動車交通HOKKO板橋区徳丸北光グループ
北光タクシーHOKKO TAXI足立区六月
マルコータクシーMARUKO TAXI足立区鹿浜丸孝グループ[注 23]
目黒自動車交通目黒営業所MEGURO KOTSU目黒区碑文谷ロイヤルリムジングループ
目黒自動車交通葛飾葛飾営業所MEGURO KATSUSHIKA葛飾区青戸
北多摩交通圏
社名・営業所 車体表記 所在地 備考
大和自動車交通大和自動車交通立川 立川市富士見町 
大和交通保谷西東京市泉町
十全交通JUZEN KOTSU府中市幸町

脚注

注釈

  1. 東京地区で同様に朱色を基調とするタクシーにはチェッカーキャブANZENグループ(現在は国際自動車グループのため存在しない)・京急交通などがあったが、2015年現在ではチェッカーキャブのみとなった。
  2. そのため「芋羊羹」という異名があった。
  3. 正確にはクリーム色に近い。
  4. グループに所属していた国際電気(2016年事業停止)にて実際に稼働していた車両が、当時の姿のまま日産ヘリテージコレクションに所蔵されている。
  5. 大和グループ入りに伴い2012年3月末で契約解除となり、現在その場所は東都自動車グループの待機場となった。
  6. 中央無線の他東京無線、チェッカー無線など東京の大手四社を除く無線組合と契約し各社選抜された乗務員だけが待機出来た[2]
  7. 大和グループ入り後に無線車となった車両は、本体と同じ富士通テン(現・デンソーテン)製の配車システムが装着される。
  8. 現在も大和自動車交通から独立したタクシー事業者の経営者親睦会として名称は存続する。大和自動車および信和事業と関係の希薄な部員として宮園自動車(東京無線所属)がある。
  9. 2006年に同無線協組からも脱退。2019年に同進交通と松崎交通が日本交通に買収され、2020年に同進交通は日本交通葛西営業所となった。ただし同進交通の子会社(後に同社傘下から独立)の開進交通は東京無線への加盟を継続。
  10. 大和交通となった後、2012年に大和タクシーと合併。現在は大和自動車王子として営業。
  11. 2007年に第一交通産業に買収され鹿浜営業所となり2011年廃止。
  12. しかし2008年5月からEdyのホームページには記載されていないため中止したと思われる。
  13. 全て黒塗りクラウンコンフォートで非無線車両。2012年に四社カラーのクラウンを導入。
  14. 行灯変更と青帯を消し非無線化。このカラーリングは1980年以前のカラーリングと同一である
  15. 日交足立への改称後、2015年11月に同じ日本交通グループの美輝タクシーと合併。現在は日交美輝として営業。
  16. 福岡ラッキー自動車グループであり、国際自動車へ移籍したラッキータクシーとは無関係。福岡ラッキー自動車グループは長崎ラッキー自動車グループから佐世保ラッキー自動車グループと共に分離した兄弟筋。
  17. 大和の子会社化による新設分割で新設された新法人は旧法人の後株(丸井自動車株式会社)から前株(株式会社丸井自動車)になっている。2024年4月1日に大和自動車交通北千住株式会社に社名変更。
  18. 子会社化されるまでの表記はMARUIであった。
  19. 本社:豊島区目白
  20. かつて本組合に同名で加盟していた国際自動車提携のラッキータクシーとは関係ない。
  21. 東都自動車グループとは関係ない。
  22. 旧社名は新田(しんでん)交通。日の出運輸(当時、現・HINODE&SONS)が資本参加した際に「日の出新田交通」に、2012年より現社名。
  23. 丸孝運輸倉庫の子会社。かつてマルコー観光タクシーとマルコーリムジンの2社もあった(独自営業の後に本組合に加盟)が、2022年(令和4年)4月1日に廃業し法人としてはマルコータクシーに吸収合併された。

出典

外部リンク

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