利島村
利島村(としまむら)は、東京都の島嶼部に位置する村。伊豆諸島北部の利島全域を村域とする。
島については「利島」を参照
| としまむら 利島村 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
![]() 上空から見た利島 | |||||
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| 国 |
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| 地方 | 関東地方 | ||||
| 都道府県 | 東京都(大島支庁) | ||||
| 郡 | なし | ||||
| 市町村コード | 13362-1 | ||||
| 法人番号 | 1000020133621 | ||||
| 面積 |
4.04km2 | ||||
| 総人口 |
306人 [編集] (推計人口、2024年4月1日) | ||||
| 人口密度 | 75.7人/km2 | ||||
| 隣接自治体 |
(海上を隔ててのみ隣接) 大島町 | ||||
| 村の木 | ツバキ | ||||
| 村の花 | サクユリ | ||||
| 利島村役場 | |||||
| 村長 | 村山将人 | ||||
| 所在地 |
〒100-0301 東京都利島村248番地 北緯34度31分45秒 東経139度16分55秒 | ||||
| 外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
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■ ― 区 / ■ ― 市 / ■ ― 町・村 | |||||
| ウィキプロジェクト | |||||
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西側から見た利島
(2006年10月、東海汽船の船上より)
(2006年10月、東海汽船の船上より)

神津島から望む利島(左奥)と式根島(手前)

島北部の商店や住宅が集まる村落
所属する郡はなく「東京都利島村」が正式な表記である。所管する都の行政出先機関は大島支庁。住所は大字が存在せず、島内全域が「東京都利島村◯◯番地」である。
概要
地理
東京都心から南方へ約130kmの太平洋上に浮かぶ伊豆諸島の島である。島は富士箱根伊豆国立公園内にある。
島内には平地がほとんどなく、急な坂道と細い路地が多い。港のある北側にのみ存在する村落にほとんどの住民が居住しており、南側は椿畑か原野しかない。
南海トラフ巨大地震が発生した際には、最大10mの津波が到達することが予想されている。これは東京都下の市町村で3番目に高い値である[1]。
歴史
利島には縄文時代から人が住んでいたようだが、淡水が湧かないことで苦労してきた。現在は雨水を溜める貯水池が作られ、海水淡水化装置が設置されている。
利島について記した古文書がほとんどないこと、たびたび飢饉に見舞われるなどしたため口伝も途絶えていることから、近世以前の島の歴史には不明な点が多い。江戸時代は年貢の上納を免除され、逆に江戸幕府から米の支援を受けてきた。
変遷表
| 利島村村域の変遷表 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 1923年 以前 |
大正12年 10月1日 |
大正12年 - 昭和64年 | 平成元年 - 現在 | 現在 | |
| 利島村 | 利島村 | 利島村 | 利島村 | 利島村 | |
人口
328人(2023年5月1日現在)
![]() | |
| 利島村と全国の年齢別人口分布(2005年) | 利島村の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 利島村
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 |
利島村(に相当する地域)の人口の推移 | |
| 総務省統計局 国勢調査より | |
行政
村長
- 村山将人(むらやま まさと、任期:2025年11月30日まで)
立法
国政
- 選挙区:東京都第3区 (品川区の一部、大田区の一部、大島町、利島村、新島村、神津島村、三宅村、御蔵島村、八丈町、青ヶ島村、小笠原村)
- 任期:2021年(令和3年)10月31日 - (「第49回衆議院議員総選挙」参照)
| 議員名 | 党派名 | 当選回数 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 松原仁 | 立憲民主党 | 8 | 選挙区 |
| 石原宏高 | 自由民主党 | 5 | 比例復活 |
東京都選挙区に属する。選出議員についての詳細は、東京都選挙区の項を参照のこと。
村議会
- 定数:6人、現員:5人[5]
- 任期:2024年10月23日まで
- 議員:寺田 優(議長)、前田 清(副議長)、井口 保、笹岡壽一、石野 治
自治体交流
東京都檜原村と友好村となっており、サマースクールやスキー教室で毎年交流を行っている。
学校
- 利島村立利島小中学校 - 2024年4月から義務教育学校。各学年3名程度。行事は地域密着型。伊豆諸島の他島や本土との交流も行う。
公共機関
郵便局
(※2013年10月現在)
郵便番号は村全域が100-0301となっている。
電話
- 電話番号
- 市外局番は島嶼部(伊豆大島MA)の04992、続いて利島村の9、その後4桁が続く、すなわち04992-9-xxxxとなる。
産業
- 農林業 - 椿の栽培が盛ん。全島の80%を占める椿林から生産される椿油は、日本一の生産量を誇る。島内に多数の産業用モノレールが敷設されており、椿の実の収穫の際などに活用されている(産業用のため、一般人の乗車はできない)。
- 隣の大島町で売られている椿油も利島産のものが多い。農業生産者から集められた椿実を、島内の製油センターで搾油・精製し、農業協同組合が販売している。他にシドケやアシタバが生産・出荷されている。
- 以前は、サクユリという百合の栽培も盛んであった。現在でも球根の出荷は行われている。
- 利島産のサザエは非常に大きく「利島の大サザエ」と呼ばれ、島内では1個350グラム前後が標準サイズで、さらに大きなサザエになると1キログラム近いものが採れる。一般的に1個200グラムほどでも、特大サイズとして扱われているため、利島産がいかに大きいことがわかる。
- 2011年ごろから、御蔵島のものと思われるイルカが出没するようになり、観光客が増えている。
交通
海運

利島港

かめりあ丸(神津島港)
- 利島港
- 1981年に、大型船が接岸できる港として整備された。
- 風波の影響を受けやすく、冬場はジェット船はもちろんのこと大型客船の欠航も多い。
- 風波の影響緩和のため、1993年より防波堤を兼ねた西岸壁の整備を行っている。台風の被害を受けたため、当初計画より整備が遅れているものの、現在西岸壁には大型客船の暫定接岸が可能な状態である。
- 貧弱な港のためジェット船の就航率が極端に低く、年平均は約50%であるが、冬場は10%台になることもある。天候が安定する季節でも、利島のみが接岸できない場合を了解の上で乗船が求められる「条件付き出港」となる日が少なくない。大型客船の方が就航率が高いが、オフシーズンは週末のみしか運航されず交通事情が極めて悪い。その対策として、桟橋東側の泊地側からも防波堤を建設中である。
- 船が食料品を運んでくるため、村の広報誌には船の就航実績が毎月掲載され、島民の関心事となっている。
陸運
- 村内に路線バス、タクシー業者はなく徒歩や宿泊施設の送迎が主な移動手段となる。一部宿泊施設ではレンタカーの貸し出しも行っている。
- 村内を通る都道 - 東京都道228号利島環状線
観光
- 東京本土からの交通の便が改善されたため、日帰り観光(ただし往路は船内で1泊)も可能であるが、村では「日帰り旅行はお勧めしません」としている。
- 宿泊施設は数軒ある(旅館が1軒、民宿が数軒)。いずれも電話予約が基本である。
- 島の緑の8割近くを占める椿の他に特段見どころは無く、伊豆諸島の中で、産業としての観光に依存する意識がもっとも希薄な島の一つである。そのため、観光客は驚きの目をもって島民たちに迎えられる。天候の良いときは富士山を眺めることができ、島の南側に設置された展望広場からの眺めは絶景で、利島より南側にある伊豆諸島の島々を眺めることができる。
博物館等
- 利島村郷土資料館
脚注
- “資料1-3 市町村別平均津波高一覧表<満潮位>”. 内閣府防災情報のページ (2012年8月29日). 2024年2月16日閲覧。
- 『1895年(明治28年)5月6日勅令第62号「伊豆七島地役人及名主待遇ノ件」』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
- 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 13 東京都』、角川書店、1978年、ISBN 4040011309
- 日本加除出版株式会社編集部『全国市町村名変遷総覧』、日本加除出版、2006年、ISBN 4817813180
- “利島村議会議員一覧”. 利島村議会. 2023年9月14日閲覧。
- 交通アクセス 東京都利島村
関連項目
外部リンク
- 公式ウェブサイト
ウィキトラベルには、利島村に関する旅行ガイドがあります。
利島村に関連する地理データ - オープンストリートマップ
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