天台山国清寺

国清寺(こくせいじ)は、中華人民共和国浙江省台州市天台県天台山にある仏教寺院天台宗の中心的な寺院として知られる。

国清寺
国清寺
天台山国清寺の位置(中華人民共和国内)
天台山国清寺
中華人民共和国における位置
基本情報
所在地 中華人民共和国の旗 中国浙江省台州市天台県天台山
座標 北緯29度10分10秒 東経121度2分40秒
宗教 仏教
宗派 天台宗
建設
様式 中国建築
創設者 智顗
創設 598年
完成 1734年(再建)
国清寺
各種表記
繁体字 國清寺
簡体字 国清寺
拼音 Guóqīng Sì
発音: グオチンスー
日本語読み: こくせいじ

中華人民共和国全国重点文物保護単位に指定されている。

歴史

国清寺は智顗によって建設がはじめられたが、その没後、開皇18年(598年)に完成した。はじめの名前は天台寺と言ったが、のちに国清寺に名を改めた。会昌の廃仏でいったん廃止されたが、大中5年(851年)に再建された[1]

国清寺は隋以来たびたび天災・人災に遭い、何度も再建されている。現在の建築は雍正年間以降に再建されたものである。文化大革命でも大きく破壊されたが、周恩来の命令によって再建された[2]

建築

国清寺の多くの建築物は新しいものであるが、寺の外に隋代のものと言われる六面九層の塔(単に「隋塔」と呼ばれる)が残っている。

文化大革命後の修復の目的で、北京の故宮博物院などから多くの文物を国清寺に移したため、境内の仏像などはきわめて貴重なものが含まれている[3]

天文学者としても有名な僧一行がこの寺で活動したため、境内に一行法師の碑や塔がある。

国清寺。遠くに隋塔を望む

文化

国清寺の僧として寒山拾得が有名である。この2人に豊干(ぶかん)をあわせて国清三聖と称する。

日本との関係

最澄大師得法を記した碑文

国清寺は日本の仏教の歴史上も重要な寺院であり、最澄道邃から教えを受けたほか、円珍円載重源栄西成尋俊芿らが訪れている[4]


文化大革命の破壊から復興したばかりの1975年に日本の天台訪中団が国清寺を訪れている[4][2]

境内には、日本の出資で作られた法華経の経幢などがある[3]

脚注

  1. 陳耆卿『赤城志 巻二十八http://ctext.org/library.pl?if=en&file=5169&page=96
  2. 风光秀丽国清寺:中国佛教开宗立派的地方”. 中華仏光文化網 (2015年6月8日). 2015年11月9日閲覧。
  3. 任林豪. 天台山国清寺盛衰考”. 中華済公網. 2015年11月9日閲覧。
  4. 壬生 (1978) p.108

参考文献

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