天地人ダービー

天地人ダービー(てんちじんダービー)は、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に所属するモンテディオ山形(山形県)とアルビレックス新潟(新潟県新潟市)が対戦する試合のこと[1][2]。名称は、両クラブの本拠地が主な舞台であった2009年に日本放送協会(NHK)で放送された大河ドラマ天地人』に由来する。

ここでは、命名以前の両チームの対戦も含めて記載する。

概要

モンテディオ山形が本拠地とする山形県と、アルビレックス新潟が本拠地とする新潟県とは、朝日連峰を介して県境を接しており、また新潟にとっては、Jリーグ全クラブ中で最も近い位置に所在するクラブが山形である。このような両チームであるが、1998年平成10年)から2003年平成15年)までジャパンフットボールリーグ (JFL) やJ2で22試合も対戦してきたが2004年平成16年)からは新潟がJ1、山形がJ2とリーグが分かれ、5シーズン対戦が行われなかった。

2009年平成21年)に山形はJ1へ昇格したが、山形にとってドル箱カードであったベガルタ仙台との「みちのくダービー」が同年に仙台がJ2へ残留したため開催されなくなった。また、山形はJ1昇格に際して戦力を強化したため、J2時代より運営費が増加した。これらなどから、入場料収入増のために観客をスタジアムに呼び込む新たな策が必要になった。

ちょうどこの年、山形県と新潟県の両県が主要舞台となる大河ドラマ『天地人』が1年を通じて放送され、また、新潟県全域および山形県庄内地方で「新潟デスティネーションキャンペーン」が同年10月1日から12月31日に開催されるなど、例年になく両県の間の交流が深まる状況が生まれていた。これを商機と見た山形は、新潟に共同でのイベント展開を打診。新潟としても2005年平成17年)度をピークに観客数が減少し[3][4]、2007年度には年2億赤字[5] を出していたため提案に乗り、同年より大河ドラマの題名『天地人』を冠した「天地人ダービー」が開始された。

なお、2011年までは天地人ダービーのイベントが両クラブにより、開催されていたが、2012年に山形がJ2に降格し、対戦が途絶え、2015年に再び対戦が実現して以降は両クラブとも天地人ダービーのイベントは行われておらず、天地人ダービーの名称もクラブ公式ではほとんど使用されなくなっている。

因縁

以下に、山形と新潟との間で移籍をした者を挙げる。これらを以って因縁と見る向きもある[6]

  • 鈴木淳:山形で2004年から2005年、新潟で2006年から2009年まで監督に就任していた。
  • 大島秀夫 (FW) :山形に2001年から2004年まで所属し、2004年には日本人トップの22得点を挙げた。新潟には2009年から所属。
  • 宮沢克行 (MF) :新潟に2002年から2004年途中まで所属し、山形に2004年途中から同年末までレンタル移籍。その後、新潟に戻って2005年から2006年途中に所属したが、山形に2006年途中から完全移籍した。

戦績

モンテディオ山形:9勝22敗9分

アルビレックス新潟:22勝9敗9分

月日時期会場ホーム得点アウェイ観客数
1998年8月9日JFL第15節山形県山形1 - 0新潟4,825
10月25日第29節新潟市新潟2 - 0山形-
1999年3月20日J2第2節新潟1v - 0山形-
5月5日第10節山形県山形3 - 0新潟3,866
9月18日第27節新潟市新潟1 - 3山形-
11月14日第35節山形県山形2 - 3v新潟3,616
2000年4月29日第9節山形1 - 2v新潟2,975
6月21日第20節新潟市新潟4 - 0山形-
8月12日第28節山形県山形0 - 1新潟2,903
10月14日第38節新潟市新潟1 - 0山形2,747
2001年3月24日第3節新潟1 - 1山形5,546
5月23日第13節山形県山形0 - 1新潟1,803
8月3日第24節新潟ス新潟0 - 1山形11,384
11月6日第42節山形県山形2v - 1新潟4,635
2002年3月30日第6節山形1 - 1新潟3,721
5月12日第15節新潟市新潟1 - 0山形13,213
8月7日第23節新潟ス新潟2 - 0山形21,828
9月28日第34節山形県山形0 - 1新潟4,742
2003年4月29日第9節山形1 - 0新潟10,096
7月5日第22節新潟ス新潟1 - 1山形40,948
9月6日第32節山形県山形1 - 2新潟7,852
10月11日第38節新潟ス新潟4 - 1山形39,882
2004年 - 2008年は、新潟がJ1、山形がJ2所属のため対戦なし。
2009年5月9日J1第11節NDスタ山形0 - 1新潟17,171
7月26日第19節東北電ス新潟1 - 1山形37,447
2010年5月15日第11節新潟3 - 1山形35,858
8月13日第19節NDスタ山形1 - 0新潟14,118
2011年7月2日第2節東北電ス新潟2 - 0山形23,408
7月30日第19節NDスタ山形0 - 1新潟10,461
2012年 - 2014年は、新潟がJ1、山形がJ2所属のため対戦なし。
2015年5月6日J1 1st第10節デンカS新潟1 - 1山形25,009
7月25日J1 2nd第4節NDスタ山形1 - 3新潟11,206
2016年 - 2017年は、新潟がJ1、山形がJ2所属のため対戦なし。
2018年5月20日J2第15節デンカS新潟0 - 0山形18,397
7月21日第24節NDスタ山形1 - 2新潟11,101
2019年4月13日第9節デンカS新潟2 - 2山形15,186
8月11日第27節NDスタ山形2 - 0新潟18,721
2020年7月19日第6節デンカS新潟1 - 1山形3,766
11月4日第31節NDスタ山形1 - 2新潟2,579
2021年4月11日第7節山形0 - 2新潟5,289
9月11日第29節デンカS新潟1 - 2山形9,754
2022年5月29日第19節新潟3 - 0山形19,008
10月1日第39節NDスタ山形1 - 1新潟12,072
2023年 - は、新潟がJ1、山形がJ2所属のため対戦なし。

脚注

関連項目

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