山本和作

山本 和作(やまもと かずなお、1986年9月21日 - )は、兵庫県川西市出身の元プロ野球選手内野手)。

山本和作
オリックス時代
(2013年8月29日 ほっともっとフィールド神戸)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 兵庫県川西市
生年月日 (1986-09-21) 1986年9月21日(37歳)
身長
体重
182 cm
85 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 遊撃手三塁手一塁手外野手
プロ入り 2008年 育成選手ドラフト3位
初出場 2013年3月29日
最終出場 2015年5月6日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
監督・コーチ歴
  • 大阪経済大学

現役引退後は大阪経済大学硬式野球部監督を務め、2023年からオリックス・バファローズ職員[1]

経歴

プロ入り前

小学3年時に明峰少年野球クラブで軟式野球を始める。中学時代は兵庫川西で2年時に全国大会出場。

尼崎工業高校では、1年夏からベンチ入りした。3年夏は4回戦で敗退し、甲子園出場は叶わなかった。

大阪経済大学に進学すると、1年秋に関西六大学リーグ史上初の1年生で首位打者ベストナインを獲得。2年春にもベストナインを獲得した。2年秋から三塁手に転向。3年秋に明治神宮大会に同校初出場すると初戦で本塁打を放つも敗退[2]。4年時には大学通算100安打を達成し特別賞を受賞。リーグ通算83試合出場、329打数101安打、打率.307、4本塁打、42打点。

2008年のプロ野球育成ドラフト会議で、読売ジャイアンツから3巡目で指名。支度金200万円、年俸240万円(金額は推定)という条件で、育成選手として入団した。背番号は「105」。

巨人時代

巨人時代

2009年2010年には、育成選手としてイースタン・リーグ公式戦や三軍戦のみに出場した。2010年のシーズン終了後には、背番号を「009」に変更している。

2011年には、イースタン・リーグ公式戦で、開幕からレギュラー遊撃手としてに攻守ともに安定した成績を残した。5月23日に支配下選手契約へ移行する[3]とともに、背番号を「91」へ変更。移行後は一軍昇格を果たせなかったものの、イースタン・リーグ公式戦全体では、打率.281、チームトップの9本塁打・45打点を記録した。ところが、10月に左膝蓋骨骨折したことから、11月25日に再び育成選手契約へ移行[4]。この移行を機に、背番号009を再び着用することになった。

2012年には、7月2日に再び支配下選手契約へ移行。背番号も91番に戻ったが、一軍公式戦への出場機会はなかった。

オリックス時代

2012年11月5日に、香月良太阿南徹との交換トレードで、東野峻と共にオリックス・バファローズへ移籍した[5]。背番号は「66」。

2013年には、プロ入り後初めて、公式戦の開幕を一軍で迎えた[6]。3月29日には、千葉ロッテマリーンズとの開幕戦(QVCマリンフィールド)で、一塁の守備要員として一軍デビュー。4月には、14日の対北海道日本ハムファイターズ戦(ほっともっとフィールド神戸)で一軍初安打を記録すると、28日の同カード(札幌ドーム)で一軍公式戦初のスタメンに起用された。5月には、9日の福岡ソフトバンクホークス戦(ほっともっとフィールド神戸)9回裏2死満塁での打席で、プロ入り後初のサヨナラ安打を記録。試合後に人生初のヒーローインタビューを経験する[7]と、19日の対横浜DeNAベイスターズ戦(京セラドーム大阪)でも、スタンドで母親が見守る中、一軍初本塁打となる勝ち越し本塁打を放ち[8]、再びインタビューを受けた。なお、一軍公式戦には通算96試合に出場。50試合で遊撃、38試合で一塁、20試合で三塁、2試合で外野の守備に就いた[9]ほか、打率.226、4本塁打、15打点を記録した。また、シーズン終了後の12月6日には、推定年俸1200万円(650万円増)で契約を更改している[10]

2014年には、前年に続いて、公式戦の開幕を一軍で迎えた。3月28日には、日本ハムとの開幕戦(札幌ドーム)に途中から出場したが、同点で迎えた12回裏の一塁守備で失策を記録。このプレーをきっかけに、チームはNPB2リーグ分立(1950年)後初めてとなる開幕戦2年連続サヨナラ負けを喫した[11]。一軍公式戦全体では、16試合に出場しながら本塁打を放てず、打率.083、2打点という成績でシーズンを終えた。

2015年には、一軍公式戦3試合に出場したが、8打席無安打に終わった。10月28日に球団から戦力外通告を受けた[12]

指導者時代

2015年11月10日には、シートバッティング形式の12球団合同トライアウト草薙球場)へ参加。7人の投手に対して、二塁打1本を含む2安打を放った[13]。しかし、他球団から獲得を打診されなかったことから、現役を引退した[14]。この間には、『プロ野球戦力外通告・クビを宣告された男達』(TBS)のスタッフが山本への密着取材を実施。同年12月30日に、取材の模様がTBS系列で放送された[15]

その一方で、プロ野球経験者による高校・大学野球の指導に必要な学生野球資格の回復に向けて、2015年末に研修会へ参加。2016年2月2日付で日本学生野球協会から資格回復の適性認定[16]を受けたため、翌3日には、母校である大阪経済大学の硬式野球部監督に就任することが発表された[17]。NPBで前年度までプレーしていた元プロ野球選手が、アマチュア指導者としての経験を積まずに野球部監督を務めることは異例である[1]2022年シーズン末をもって退任した[18]。教え子に才木海翔らがいる。

球団職員時代

2023年より古巣のオリックスの球団広報を務める[19]

選手としての特徴・人物

がむしゃらなプレースタイルが特徴[20]。パンチ力を秘めた勝負強い打撃を誇り[21][22]、内野の全ポジションだけでなく[21]、外野もこなすユーティリティープレイヤー[21]

愛称は「カズサク[23]

試合では、生地と腕がピチッと密着するようなアンダーシャツを好んで着用している[24]

巨人入団後から毎年母の日になると、母親にカーネーションなど色々な種類の花束をプレゼントしている。巨人時代は実家までの距離が遠く、直接渡せなかったが、オリックス移籍後は車で行ける距離になったため、直接渡せるようになったという[25]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2013 オリックス 96176159133631453153042902484.226.273.333.606
2014 1616120100012001110121.083.200.083.283
2015 3880000000000000030.000.000.000.000
通算:3年 1152001791337314541730531003535.207.256.302.562

年度別守備成績



一塁三塁遊撃外野
















































2013 オリックス 385370101.0002047001.0005044110421.97520000----
2014 418010.947904011.000232011.000-
2015 -216001.000--
通算 42717110.98731517011.0005247112422.97520000----

記録

背番号

  • 105 (2009年 - 2010年)
  • 009 (2011年 - 同年5月22日、2012年開幕 - 7月1日
  • 91 (2011年5月23日 - 同年終了、2012年7月2日 - 同年終了)
  • 66 (2013年 - 2015年)

脚注

  1. 元巨人の山本和作氏が大経大新監督に就任 指導経験無い異例のケーススポーツ報知 2016年1月29日
  2. 週刊ベースボール増刊 大学野球2008春季リーグ戦展望号 ベースボールマガジン社
  3. 育成の福元、山本の両選手を支配下登録 Yomiuri Giants Official Web Site
  4. 7選手と育成選手契約 Yomiuri Giants Official Web Site
  5. 巨人・東野とオリックス香月ら交換トレード 朝日新聞 2012年11月5日閲覧
  6. “【オリックス】2013年開幕登録一覧”. nikkansports.com (日刊スポーツ). (2013年3月27日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20130327-1103700.html 2015年12月18日閲覧。
  7. “オリックス・山本がサヨナラ打「興奮しすぎて何も言えないです」”. スポニチSponichi Annex (スポーツニッポン). (2013年5月9日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/05/09/kiji/K20130509005771610.html 2013年5月24日閲覧。
  8. オリ山本今度はV弾 交流戦首位の立役者 - プロ野球ニュース”. nikkansports.com. 2021年8月3日閲覧。
  9. 2013年度 オリックス・バファローズ個人守備成績(パシフィック・リーグ)
  10. “【オリックス】山本650万増、一軍定着へ”. nikkansports.com (日刊スポーツ). (2013年12月6日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20131206-1227776.html 2015年12月18日閲覧。
  11. “オリックス 開幕戦2年連続サヨナラ負け 2リーグ制後初の屈辱”. スポニチSponichi Annex (スポーツニッポン). (2014年3月29日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2014/03/29/kiji/K20140329007869200.html 2015年12月18日閲覧。
  12. “オリックス戸田と山本が戦力外、戸田は育成契約へ”. nikkansports.com (日刊スポーツ). (2015年10月28日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/1558658.html 2015年12月18日閲覧。
  13. “2015年合同トライアウト詳細”. nikkansports.com (日刊スポーツ). (2015年11月10日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/1562569.html 2015年12月30日閲覧。
  14. “惜別球人2015【オリックス】山本 和作内野手”. スポニチSponichi Annex (スポーツニッポン). (2014年3月29日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/yomimono/sekibetsu2015/kiji/K20151218011704820.html 2015年12月18日閲覧。
  15. 『プロ野球戦力外通告 クビを宣告された男達』(2015年12月30日放送回)
  16. 学生野球資格回復に関する規則第4条による適性認定者 - 日本学生野球協会
  17. 大経大監督に元オリックスの山本和作氏が就任日刊スポーツ 2016年2月3日
  18. “大阪経済大、高代延博監督就任を発表 元日本ハム09年と13年のWBC日本代表コーチ”. 日刊スポーツ. (2022年12月16日). https://www.nikkansports.com/m/baseball/news/amp/202212160000631.html 2022年12月18日閲覧。
  19. “【オリックス】来年1月1日付の人事を発表 松井雅人氏、別府修作氏がスコアラー 球団OBの牧野塁氏はスカウト、山本和作氏は広報に”. スポーツ報知. (2022年12月28日). https://hochi.news/articles/20221228-OHT1T51106.html?page=1 2022年12月29日閲覧。
  20. オリ山本、がむしゃらに恩返しのG倒だ - プロ野球ニュース”. nikkansports.com. 2021年8月3日閲覧。
  21. トライアウト2015。48人の中から「契約」を勝ちとるのは誰だ?|プロ野球|集英社 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva page4”. 集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva. 2021年8月3日閲覧。
  22. ソフトバンク白根が3安打/合同トライアウト詳細 - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2021年8月3日閲覧。
  23. 【オリックス】カズサク山本和作4打点 - プロ野球ニュース”. nikkansports.com. 2021年8月3日閲覧。
  24. オリックス・山本和作「生地と腕が一体になっている感じが好き」 | 野球コラム”. 週刊ベースボールONLINE. 2021年8月3日閲覧。
  25. 山本和作[内野手]「カーネーションを渡しています」 | 野球コラム”. 週刊ベースボールONLINE. 2021年8月3日閲覧。

関連項目

外部リンク

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