指数積分
定義
実関数としての指数積分
実数 x≠0 に対し指数積分 Ei(x) は次のように定義される。
ただし p.v. はコーシーの主値を表す。この関数は初等関数でないことがリッシュのアルゴリズムによって示されている。
以下、本稿ではこれを Eireal(x) で表す。
性質
正則関数と対数関数による表示
複素関数 Ein(z) を次のように定める。
これは複素平面全体で正則となり、
が成り立つ。ただしγはオイラーの定数である。これにより E1, Ei は
と表され、多価性にまつわる問題を複素対数関数 log z に封じ込めることができる。
漸近展開
z の絶対値が十分大きいとき E1 は次のように近似できる。
右辺は n→∞ で発散するので適当な項数で打ち切って使用する。
一般化
指数積分は以下のように一般化できる。
これを n 次の指数積分と呼び、以下のように不完全ガンマ関数を用いて以下のように表せる。
また、以下の式を Ei(z) と記すこともある。
このときは次のように分枝をとる。
両者は次のような関係で結ばれる。
近似
指数積分は以下のような近似を持つ。
SwameeとOhijaの近似
ただし
連分数展開
超幾何級数
三角積分
詳細は「三角積分」を参照
正弦積分 (sine integral) は正弦関数を含む積分によって定義される関数である。被積分関数は非正規化sinc関数という。
余弦積分 (cosine integral) は余弦関数を含む積分によって定義される関数である。
複素関数としての余弦積分は多価であるが、次のように複素対数関数と正則関数の和で表すことができる。
任意の複素数 z に対して次の関係が成り立つ。
外部リンク
- Weisstein, Eric W. "Exponential Integral". mathworld.wolfram.com (英語).
- Weisstein, Eric W. "En-Function". mathworld.wolfram.com (英語).
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