氷見駅
氷見駅(ひみえき)は、富山県氷見市伊勢大町一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)氷見線の駅で、同線の終着駅である[1]。
| 氷見駅 | |
|---|---|
![]() 駅舎(2018年3月) | |
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ひみ Himi | |
![]() | |
| 所在地 | 富山県氷見市伊勢大町一丁目12-18 |
| 所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
| 所属路線 | ■氷見線 |
| キロ程 | 16.5 km(高岡起点) |
| 電報略号 | ヒミ |
| 駅構造 | 地上駅 |
| ホーム | 1面2線(実質1面1線)[1] |
| 乗車人員 -統計年度- |
761人/日(降車客含まず) -2019年- |
| 開業年月日 | 1912年(大正元年)9月19日[1] |
| 備考 |
業務委託駅 みどりの窓口 有 |
歴史
氷見駅開業当時の位置問題
中越鉄道の氷見延伸にあたり、当時の氷見町においてはその駅を建設すべき位置が問題となり、1911年(明治44年)5月26日に氷見町議会は海運の便を考慮して御蔵下という海岸近くの場所を停車場予定地に決定したが、この氷見町の提案は港湾設備の新設を必要としており、氷見郡役所は廉価で取得可能な湊川近隣の御座町を予定地とするよう提案した[2]。こうした議論の結果、中越鉄道と氷見郡は協定して停車場建設予定地を湊川西岸朝日町に決定したのであるが[2]、市街地を横断することになる路線の決定に町民から異論が噴出し、土地取得に問題を生ずることとなったため、1912年(大正元年)9月19日の延伸開業時には結局伊勢町において仮停車場として開業することとなった[3]。
しかし、中越鉄道はこの仮停車場を本停車場として認定することを氷見郡に対して求めたため、氷見郡はこれを中越鉄道側の契約違反と看做し、土地の還付や代金を請求するに至った[2]。富山県知事の浜田恒之助の仲介によって、1915年(大正4年)1月11日に氷見郡会は仮停車場を本停車場として認定する代りに、当駅駅舎を改築し、また中越鉄道に対する補助金を半額に減らす旨を決議し、氷見駅位置問題は解決することとなった[2]。
年表
- 1912年(大正元年)9月19日:中越鉄道が島尾駅から延伸し、その終着駅として開業する[注 1][4]。旅客及び貨物の取扱を開始する[4]。
- 1915年(大正4年)2月19日:拡張工事を行う[注 2]。
- 1920年(大正9年)9月1日:中越鉄道の国有化により、鉄道省(国鉄)氷見軽便線の駅となる[5]。旅客、手荷物、小荷物及び大貨物の取扱を行う[5]。
- 1922年(大正11年)
- 1958年(昭和33年)10月:第13回国民体育大会(富山国体)の開催に際し駅舎を改築する[1][8][9]。
- 1974年(昭和49年)10月1日:営業範囲を改正し、旅客、荷物および車扱貨物を取扱う駅となる[10]。
- 1975年(昭和50年)5月:氷見駅前広場の整備完成[11]。
- 1978年(昭和53年)3月1日:営業範囲を改正し、車扱貨物の取扱を廃止する[12]。
- 1980年(昭和55年)7月:当駅横に市営自転車駐輪場が完成する[13]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:営業範囲を改正し、荷物の取扱を廃止する[14]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[4]。
- 2016年(平成28年)4月27日:氷見駅周辺整備事業が竣工し、公衆便所や雨よけが新設され、駐車場などが整備される[15]。
- 時期未定:みどりの窓口が営業終了〈予定〉[16]。無人化〈予定〉[16]。
昭和20年代の氷見駅旧駅舎
1963年(昭和38年)頃の氷見駅駅舎
駅舎(整備事業前)
戦前の当駅記念駅印
駅構造
頭端式ホーム1面2線[1]を持つ地上駅である[17][18]。ただし切り欠きホームの2番線は列車の発着がなく、1面1線のみ使用されている[17][18]。構内には機回し線を有するほか[18]、かつては転車台が設置されていた[9]。
北陸広域鉄道部が管理し[19]、JR西日本金沢メンテックが駅務を受託する業務委託駅であり[20]、みどりの窓口が開設されている[18]。また、構内には観光案内所がある[18]。
貨物取扱

当駅における貨物取扱は、1978年(昭和53年)3月1日に廃止された[12]。
1951年(昭和26年)12月15日付『鉄道公報』第732号通報「専用線一覧について(営業局)」別表によると、当駅接続の専用線は次の通りであった[21]。
- 中越電化工業線(第三者使用:日本通運、動力:国鉄機関車、作業粁程:0.7粁)
1953年(昭和28年)10月10日付『鉄道公報』第1254号通報専用線一覧別表掲載中、当駅接続の専用線は次の通りであった[22]。
- 小松製作所線(第三者使用:日本通運、動力:国鉄機関車、作業粁程:0.7粁、備考:当専用線は氷見駅 - 島尾駅間より分岐する)
1970年(昭和45年)10月1日時点における当駅所属の専用線は以下の通りであった[23]。
- 小松製作所線(通運事業者:日本通運、動力:国鉄機関車、作業粁程:0.7粁、総延長粁程:0.4粁、備考:当専用線は氷見駅 - 島尾駅間より分岐する)
利用状況
「富山県統計年鑑」および「氷見市の統計」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りである[24][25]。
| 年度 | 1日平均 乗車人員 |
|---|---|
| 1995年 | 1,460 |
| 1996年 | 1,434 |
| 1997年 | 1,316 |
| 1998年 | 1,231 |
| 1999年 | 1,133 |
| 2000年 | 1,108 |
| 2001年 | 1,021 |
| 2002年 | 953 |
| 2003年 | 889 |
| 2004年 | 870 |
| 2005年 | 814 |
| 2006年 | 812 |
| 2007年 | 771 |
| 2008年 | 745 |
| 2009年 | 764 |
| 2010年 | 768 |
| 2011年 | 812 |
| 2012年 | 798 |
| 2013年 | 814 |
| 2014年 | 769 |
| 2015年 | 843 |
| 2016年 | 853 |
| 2017年 | 819 |
| 2018年 | 819 |
| 2019年 | 761 |
駅周辺
当駅の駅前から国道415号の伊勢大町交差点までの道路には、漫画『怪物くん』のキャラクター像4体が設置されている[26]。
- 氷見市立朝日丘小学校
- 氷見市立南部中学校
- 富山県立氷見高等学校
- 氷見市立博物館
- 上日寺のイチョウ(国指定天然記念物)
- 氷見市農業協同組合(JA氷見市)本店
バス路線
| 運行事業者 | 路線・行先 | 備考 |
|---|---|---|
| 氷見駅前 | ||
| 加越能バス[27] | 市街地循環線:右回り・左回り(氷見市民病院発着) ひみ番屋街線:ひみ番屋街 氷見高校線:氷見高校前 |
「市街地循環線」は日曜・祝日運休 「ひみ番屋街線」は平日運休 「氷見高校線」は土休日・休校日運休 |
| 氷見駅口[注 3] | ||
| 加越能バス[27] | 高岡駅前・済生会高岡病院 / 脇 高岡駅前・済生会高岡病院 / 新守山・氷見市民病院 高岡駅前・済生会高岡病院 / 伏木駅前・氷見市民病院 高岡駅前・済生会高岡病院 / 高岡ふしき病院・氷見市民病院 高岡駅前・済生会高岡病院 / 氷見市民病院 |
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隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- ■氷見線
- 島尾駅 - 氷見駅
脚注
注釈
- 『開業二十年誌』(中越鉄道編、同書27頁、1916年(大正5年)5月、中越鉄道)には、「島尾氷見間二哩二十七鎖の内一哩五十七鎖は竣工したるも停車場位置決定せざる為め吐川以西十六鎖間の線路及停車場を仮設し大正元年九月七日竣工し同月十九日開業したり」とあるが、『官報』(同書(53頁)、1912年(大正元年)10月2日、内閣印刷局)には、「去月十七日中越鉄道株式会社島尾氷見間運輸開始ヲ許可セシニ本月十七日ヨリ運輸営業開始ノ旨届出テタリ」とある。本項においては、『停車場変遷大事典』の記述に従い、当駅の開業を1912年(大正元年)9月19日とした。
- 『開業二十年誌』(中越鉄道編、同書27頁、1916年(大正5年)5月、中越鉄道)に、「大正四年二月十九日認可を得て該停車場を拡張し以て終点とせり」とある。
- 駅から約300 m。国道415号上に設置。
出典
- 鼠入昌史『終着駅巡礼』イカロス出版、2016年12月25日、61頁。ISBN 978-4-8022-0259-6。
- 氷見市 2006, p. 408-409.
- 氷見市史編さん委員会編、『氷見市史5 資料編三 近・現代』(408頁)、2003年(平成15年)9月、氷見市
- 石野哲、『停車場変遷大事典 国鉄・JR編Ⅱ』(161頁)、1998年10月、JTB
- 大正9年鉄道省告示第58号(『官報』、1920年(大正9年)8月17日、内閣印刷局)
- 大正11年法律第37号(『官報』、1922年(大正11年)4月11日、内閣印刷局)
- 大正11年鉄道省告示第109号(『官報』、1922年(大正11年)9月2日、内閣印刷局)
- 氷見市 2006, p. 903.
- 相賀徹夫、『国鉄全線各駅停車7 北陸・山陰510駅』(171頁)、1984年1月、小学館
- 昭和49年日本国有鉄道公示第208号(『官報』、1974年(昭和49年)9月12日、大蔵省印刷局)
- 氷見市 2006, p. 906.
- 昭和53年日本国有鉄道公示185号(『官報』、1978年(昭和53年)2月28日、大蔵省印刷局)
- 氷見市 2006, p. 907.
- 昭和59年日本国有鉄道公示第174号(『官報』、1984年(昭和59年)1月30日、大蔵省印刷局)
- “漁村文化漂う玄関口 氷見駅周辺整備事業が完成”. 北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ(北日本新聞). (2016年4月28日) 2022年2月13日閲覧。
- “JR西 富山県内9駅無人化 30年度までに氷見や城端、八尾駅”. 北日本新聞社. 2021年5月8日閲覧。
- 川島令三編、『中部ライン 全線・全駅・全配線第6巻 加賀温泉駅 - 富山エリア』(22及び61頁)、2010年9月、講談社
- 郡司武編、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地』43号(24頁)、2013年6月、朝日新聞出版
- “データで見るJR西日本2021 鉄道部・地域鉄道部” (PDF). 西日本旅客鉄道. p. 94 (2021年10月). 2021年10月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月13日閲覧。
- 営業エリア - ジェイアール西日本金沢メンテック
- 名取紀之・瀧澤隆久編、『トワイライトゾ~ン・マニュアル8』(『レイル・マガジン』第16巻15号)(同書附録専用線一覧表28頁)、1999年11月、ネコ・パブリッシング
- 名取紀之・瀧澤隆久編、『RM POCKET 11 トワイライトゾ~ン・マニュアルIV』(同書附録専用線一覧表115頁)、1995年10月、ネコ・パブリッシング
- 日本国有鉄道貨物局編、『専用線一覧表 昭和45年10月1日』(210頁)、1970年(昭和45年)、日本国有鉄道貨物局
- 統計年鑑 - 富山県
- 統計情報 - 氷見市
- “ユカイツーカイな氷見に 駅前通りに「怪物くん」像”. 北陸中日新聞Web. (2020年11月1日). オリジナルの2020年11月3日時点におけるアーカイブ。 2022年2月13日閲覧。
- “氷見市内全バス路線図” (PDF). 氷見市. 2022年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月29日閲覧。
参考文献
- 氷見市史編さん委員会編『氷見市史2 通史編ニ 近・現代』氷見市、2006年3月31日。
関連項目
外部リンク
- 氷見駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道



