渡辺誠 (建築家)
渡辺 誠(わたなべ まこと、1952年 - )は、神奈川県横浜市出身の日本の建築家。日本建築学会賞作品賞、JIA新人賞など多数受賞。

大江戸線飯田橋駅。コンピュータ・プログラムで生成した形態をもとにした緑色のフレームが天井を走る。

青山製図専門学校

新水俣駅
概要
淡江大学(台湾)で講座教授もつとめる
略歴
作品の傾向と思想
アルゴリズムに精通し、コンピュータ・プログラムによる形態発生を手法として本格的に取り入れた作品も設計している。 設計者の要求する諸条件を満たす形態をコンピュータ・プログラムで発生させる過程を経る「アルゴリズミック・デザイン」という手法を採り入れた設計を行う。
従来、製図の道具 (狭義の CAD) や、人手による設計の補助としての構造計算やエネルギーシミュレーションという形でコンピュータは建築設計を支えてきた。渡辺誠はその役割をより拡大し、「人間の脳の拡張」という位置づけでコンピュータ・プログラムを設計に用いている。空間的制約・構造・日照・意匠的な特徴などあらゆる条件を満たす形態を創造する行為の一部を、コンピュータに行わせる。
条件を与え、それを満たす形態を、ランダム要素もまじえて複数生成する。そして、人間である設計者がその中からふさわしいと考えるものを選び取るという手法である。
彼の提唱する「アルゴリズミック・デザイン」は「誘導都市」プロジェクトなどでの数々の試案を経て、新水俣門(新水俣駅前)・飯田橋駅などで実際の建築物となった。 さらに、その意義と可能性を広く伝えるため、実際に設計に使ったソフトウェアを自らのウェブサイトにて一般公開するなどの活動を行っている。
主な作品
| 名称 | 年 | 所在地 | 国 | 状態 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| AT HOUSING | 1987年 | ||||
| MORROW'S | 1988年 | 東京都世田谷区 | 内装 | ||
| 青山製図専門学校1号館 | 1990年 | 東京都渋谷区 | |||
| 裸のトイレ | 1993年 | ニューヨーク | コンペ案 | ||
| 村のテラス | 1995年 | 岐阜県揖斐川町 | |||
| ATLAS 荻窪の分譲集合住宅 | 1996年 | 東京都杉並区 | |||
| K−MUSEUM 臨海副都心共同溝展示館 | 1996年 | 東京都江東区 | |||
| 大江戸線 飯田橋駅 | 2000年 | 東京都文京区 | |||
| 九州新幹線 新水俣駅 + 新水俣門 | 2004年 | 熊本県水俣市 | |||
| つくばエクスプレス 柏の葉キャンパス駅 | 2004年 | 千葉県柏市 | |||
| つくばエクスプレス 柏たなか駅 | 2004年 | 千葉県柏市 | |||
| 上海住宅 | 2005年 | 上海 | |||
| 東京住宅 | 2006年 | 東京都 | |||
| RIBBONs/台中野外劇場(中国語: 文心森林公園) | 2009年 | 台中 |
外部リンク
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