田舎医師
『田舎医師』(いなかいし)は、松本清張の短編小説。『影の車』第6話として『婦人公論』1961年6月号に掲載され、同年8月に短編集『影の車』収録の一作として、中央公論社より刊行された。
| 田舎医師 | |
|---|---|
| 作者 | 松本清張 |
| 国 |
|
| 言語 | 日本語 |
| ジャンル | 短編小説 |
| シリーズ | 「影の車」第6話 |
| 発表形態 | 雑誌掲載 |
| 初出情報 | |
| 初出 | 『婦人公論』1961年6月号 |
| 出版元 | 中央公論社 |
| 刊本情報 | |
| 収録 | 『影の車』 |
| 出版元 | 中央公論社 |
| 出版年月日 | 1961年8月30日 |
| 装幀 | 伊藤憲治 |
あらすじ
杉山良吉は、十二月中旬の雪の中、木次線の八川駅で降り、そこから馬木川方面へ三里ばかり山奥の葛城村を訪問する。葛城村は良吉の父猪太郎の故郷であるが、猪太郎は幼時に他家に養子にやられ、十八歳の年に故郷を出てから、遂に葛城村に戻れなかった。葛城村には、現在、亡父の近い縁者はことごとく死亡し、ただ一人、本家の後取りと云われている杉山俊郎という医者が桐原部落にいた。俊郎は往診に出て不在であり、馬で山越しして片壁という部落に行っていると妻の秀は云うが、日が昏れても俊郎は戻らず、良吉は一晩厄介になることにする。片壁では大槻正吾の家と、杉山博一という俊郎の従弟を往診していると云う。
駐在が来て、俊郎が路幅の狭い険阻な断崖から谷へ落ちたらしいと聞いた良吉は、秀と現場へ向かう。夜が明け、医師と馬との墜落死体が発見される。実地検証に立ち会った良吉は、人間の足跡と橇の筋の上をあとから馬の深い足跡が崩しているのを仔細に眺める。馬の足跡の付いている最後の箇所から手前約半メートルばかりは、人間の足跡も橇の跡もなかった。
エピソード
脚注
This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.
.jpg.webp)