登別駅

登別駅(のぼりべつえき)は、北海道登別市登別港町(みなとちょう)1丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)室蘭本線である。駅番号H28電報略号ノホ事務管理コードは▲130317[3][4]。市内中心部の幌別地区にある幌別駅に対して、当駅は登別地区及び登別温泉への最寄駅であり[5]特急北斗」(2号を除く)、「すずらん」が停車する。

登別駅
駅舎(2021年3月)
のぼりべつ
Noboribetsu
H29 富浦 (2.4 km)
(3.4 km) 虎杖浜 H27
地図
所在地 北海道登別市登別港町1丁目4番地1
北緯42度27分7.5秒 東経141度10分49.6秒
駅番号 H28
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 室蘭本線
キロ程 94.7 km(長万部起点)
電報略号 ノホ
駅構造 地上駅
ホーム 島式・単式 2面3線
乗車人員
-統計年度-
384人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1892年明治25年)8月1日[1]
備考

歴史

1976年の登別駅と周囲約750m範囲。左下が東室蘭方面。駅表白老方面の空き地(現・登別マリンパークニクス)の赤い屋根の建屋前へ向かって本線白老側からカーブする白い小道状のものは、1955年(昭和30年)から1960年(昭和35年)まで短期操業となった住友石炭鉱業の関連会社であった井華塩業の工場へ引きこまれていた専用線の跡[注 1]。駅裏に膨らんだ留置線から左下のコンクリート工場脇へ専用線が伸びるが、全国専用線一覧では日通の砂利線もしくは石材線としか登録されておらず、この工場が使用していたかどうか不明。また、右に見える登別漁港が出来る前は同じ駅裏の留置線から伏古別川河口へ砂利線が伸びていた[6]国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅構造

2面3線のホームを持つ地上駅。1番線と2番線の間には、貨物列車用の待避線が存在する。配線上、旅客列車の待避は上り列車のみ可能。出口は登別温泉側に1箇所設置している。

社員配置駅。みどりの窓口及び話せる券売機が設置されている。改札口及びホームにLCD発車標を設置しているほか、駅自動放送を備えている。みどりの窓口では登別温泉までの路線バス往復割引乗車券を販売している[注 3]。また、ジェイアール北海道レンタリース登別営業所(駅レンタカー)がある。

2020年2月14日、登別市が当駅のエレベーター設置に関連して、跨線橋の撤去にかかる費用1億5千万円をJR北海道が、残る跨線橋撤去費用を除いた概算事業費7億円を登別市が5 - 6億円負担し、残る1 - 2億円を国の補助金を充てることを発表した[14]。また、2020年度よりエレベーター設置に向けた設計を行い、2024年の供用開始を目指すとした[14]

2023年6月14日、JR北海道が登別駅のバリアフリー化および駅舎整備の着手について、乗り換え跨線橋とエレベーターを新設しバリアフリー化を図り、待合室の混雑緩和を目的として、駅舎の新造と既存駅舎のリフレッシュ工事を行うことが発表された[15]。また、現在の跨線橋は撤去される。登別市が、バリアフリー化にかかる約10億円を全額負担し、駅舎整備にかかる約9億円はJR北海道が負担することも発表されている[15]

駅のバリアフリー化と新駅舎の整備は2025年度、現駅舎のリフレッシュと現乗り換え跨線橋の撤去は2026年度の使用開始を目指すとした[15]

のりば

番線路線方向行先備考
1 室蘭本線 下り 苫小牧札幌方面
2 上り 室蘭函館方面
3 室蘭方面 当駅始発・待避列車

利用状況

「登別市統計書」によると、近年の年度別乗車人員の推移は以下のとおりである。

年度 乗車人員
(百人)
乗車人員
(一日平均)
出典
2011年(平成23年) 1,193 326 [16]
2012年(平成24年) 1,179 323
2013年(平成25年) 1,135 311
2014年(平成26年) 1,132 310
2015年(平成27年) 1,266 346
2016年(平成28年) 1,420 389 [17]
2017年(平成29年) 1,504 412
2018年(平成30年) 1,533 420 [18]
2019年(令和元年) 1,405 384
2020年(令和2年) 741 203 [19]
2021年(令和3年) 785 215

駅周辺

登別温泉通

駅正面の登別温泉通(北海道道286号登別停車場線)は、国道36号を越えると北海道道2号洞爺湖登別線として道央自動車道登別東IC登別伊達時代村登別温泉地獄谷[注 4]倶多楽湖[注 4]カルルス温泉オロフレ峠などに接続している。また、虎杖浜温泉白老町)方面へアクセスする際にも利用される[20]。駅から500 mほどの距離に登別マリンパークニクスがあり、地域医療機能推進機構登別病院は駅から徒歩約9分、知里幸恵 銀のしずく記念館は駅から徒歩約15分に位置している。駅東側には登別漁港がある。

路線バスは道南バスによる一般路線バス「登別駅前」停留所があるほか、2024年(令和6年)4月1日より登別市交流センターヌプル敷地内に札幌市方面高速バス「高速白鳥号」(道南バス)および「高速むろらん号」(北海道中央バス)の「登別駅前(札幌)」停留所が設置される[21][22]

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
室蘭本線
普通
富浦駅 (H29) - 登別駅 (H28) - 虎杖浜駅 (H27)

かつて存在した路線

登別温泉軌道
登別温泉軌道線
登別駅前 - 神威若駅

脚注

注釈

  1. 赤い屋根の建屋(倉庫)自体がこの工場の遺構。昭和32年版全国専用線一覧では作業距離0.4km。
  2. 市史ふるさと登別 上巻 昭和60年発行 P417。昭和20年代初頭までトロッコ軌道として存続。ペサンケは旧登別神社近辺。
  3. 船車券として発券処置。道南バスより発券委託業務を受けている。
  4. 北海道道350号倶多楽湖公園線を利用する。

出典

  1. 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、852頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
  2. 指定席券売機/話せる券売機|駅・鉄道・旅行”. 北海道旅客鉄道. 2021年1月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月26日閲覧。
  3. 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、225頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧
  4. 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  5. 交通アクセス”. 登別観光協会. 2015年4月13日閲覧。
  6. 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス 1953年米軍撮影航空写真 USA-M228-63等。
  7. 『遠い日の鉄道風景』13頁
  8. 「軌道営業廃止」『官報』1933年12月20日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  9. 1934年時バス路線12『全国乗合自動車総覧』1934年(国立国会図書館デジタルコレクション)
  10. 「登別駅に「みどりの窓口」」『交通新聞』交通協力会、1974年5月2日、2面。
  11. 国鉄監修『交通公社の時刻表』1974年5月号
  12. 平成26年8月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2014年7月4日http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2014/140704-1.pdf2014年7月5日閲覧
  13. 平成28年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2015年12月18日。 オリジナルの2015年12月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20151218154545/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2015/151218-3.pdf2015年12月18日閲覧
  14. “登別駅エレベーター設置 JRが陸橋撤去費用1.5億円負担 24年供用開始目指す”. 北海道新聞. (2020年2月15日). オリジナルの2020年2月17日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/bJ2xa 2020年2月17日閲覧。
  15. 登別駅のバリアフリー化および駅舎整備の着手について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2023年6月14日。 オリジナルの2023年6月14日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20230614051514/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20230614_KO_noboribetsu_station.pdf2023年6月24日閲覧
  16. 11運輸 (PDF). 平成28年版統計データ. 登別市 (2016年). 2018年1月24日閲覧。
  17. 11運輸 (PDF). 平成30年版統計データ. 登別市 (2018年). 2019年4月22日閲覧。
  18. 11運輸 (PDF). 令和2年版統計データ. 登別市 (2020年). 2021年4月29日閲覧。
  19. 11運輸 (PDF). 令和4年度統計データ. 登別市 (2023年). 2023-06-17閲覧。
  20. 白老観光協会”. 2015年4月13日閲覧。
  21. 室蘭-札幌の高速バス 登別駅前に乗り入れ 4月1日から”. 北海道新聞 (2024年3月25日). 2024年4月24日閲覧。
  22. 4月1日-ヌプルに高速バスが入ります”. 登別市交流センターヌプル (2024年3月30日). 2024年4月24日閲覧。

関連項目

外部リンク

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