第52回ベルリン国際映画祭
概要
コンペティション部門に出品された宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』、1972年に北アイルランドで実際に起こった「血の日曜日事件」を基にしたドラマ『ブラディ・サンデー』の2作品が金熊賞を受賞した。『千と千尋の神隠し』はアニメ映画としては初めての金熊賞受賞作となった。
受賞
- 金熊賞:『ブラディ・サンデー』(ポール・グリーングラス)、『千と千尋の神隠し』 (宮崎駿)
- 銀熊賞
- 審査員グランプリ:『階段の途中で』 (アンドレアス・ドレーゼン)
- 監督賞:オタール・イオセリアーニ (『月曜日に乾杯!』)
- 男優賞:ジャック・ガンブラン (『レセ・パセ 自由への通行許可証』)
- 女優賞:ハル・ベリー (『チョコレート』)
- 音楽賞:アントワーヌ・デュアメル (『レセ・パセ 自由への通行許可証』)
- 芸術貢献賞:ダニエル・ダリュー、カトリーヌ・ドヌーヴ、エマニュエル・ベアール、ファニー・アルダン、イザベル・ユペール、ヴィルジニー・ルドワイヤン、リュディヴィーヌ・サニエ、フィルミーヌ・リシャール (『8人の女たち』)
上映作品
コンペティション部門
- 長編映画のみ記載。アルファベット順。邦題がついていない場合は原題の下に英題。
| 題名 原題 | 監督 | 製作国 |
|---|---|---|
| 8人の女たち 8 femmes | フランソワ・オゾン | |
| ホロコースト -アドルフ・ヒトラーの洗礼- Amen. | コスタ=ガヴラス | |
| Baader | クリストファー・ロス | |
| 雲の下を Beneath Clouds | イヴァン・セン | |
| Bridget ブリジット Bridget | アモス・コレック | |
| 風の痛み Brucio nel vento | シルヴィオ・ソルディーニ | |
| Δεκαπενταύγουστος (One Day in August) | コンスタンチン・ジャナリス | |
| Der Felsen (A Map of the Heart) | ドミニク・グラフ | |
| 階段の途中で Halbe Treppe | アンドレアス・ドレーゼン | |
| ヘヴン Heaven | トム・ティクヴァ | |
| アイリス Iris | リチャード・エアー | |
| KT | 阪本順治 | |
| Kísértések (Temptations) | ゾルタン・カモンディ | |
| レセ・パセ 自由への通行許可証 Laissez-passer | ベルトラン・タヴェルニエ | |
| 月曜日に乾杯! Lundi matin | オタール・イオセリアーニ | |
| チョコレート Monster's Ball | マーク・フォースター | |
| 悪い男 나쁜 남자 | キム・ギドク | |
| 靴に恋して Piedras | ラモン・サラサール | |
| 千と千尋の神隠し | 宮崎駿 | |
| Små ulykker (Minor Mishaps) | アネット・K・オレセン | |
| ザ・ロイヤル・テネンバウムズ The Royal Tenenbaums | ウェス・アンダーソン | |
| シッピング・ニュース The Shipping News | ラッセ・ハルストレム | |
| ブラディ・サンデー Bloody Sunday | ポール・グリーングラス | |
コンペティション外
- 『ゴスフォード・パーク』 – ロバート・アルトマン (イギリス・アメリカ)
- 『至福のとき』 – チャン・イーモウ (中国)
- 『ビューティフル・マインド』 – ロン・ハワード (アメリカ)
- 『Molitva za Getmana Mazepu』 – ユーリー・イレンコ (ウクライナ)
- 『Ode To Cologne - A Rock'n Roll Film By Wim Wenders』 – ウェス・アンダーソン (アメリカ)
- 『Taking Sides』 – イシュトヴァン・サボー (ドイツ・フランス)
日本映画
コンペティション部門には『千と千尋の神隠し』の他、阪本順治監督の『KT』が出品された。
その他にはパノラマ部門に行定勲の『GO』、中田秀夫の『仄暗い水の底から』、斎藤久志の『いたいふたり』、フォーラム部門で池谷薫の『延安の娘』、青山真治の『私立探偵濱マイク 名前のない森』(私立探偵 濱マイクテレビシリーズ第6話の映画版[2])、風間志織の『火星のカノン』、なかむらたかしのアニメ『パルムの樹』、佐藤信介の『修羅雪姫』がそれぞれ上映された。
審査員
- ミーラー・ナーイル (インド/監督)
- ニコレッタ・ブラスキ (イタリア/女優)
- ラウル・ペック (ハイチ/監督)
- オスカー・レーラー (ドイツ/監督)
- レナータ・リトヴィオナ (ロシア/女優・監督)
- ルクレシア・マルテル (アルゼンチン/監督)
- クローディー・オサール (フランス/プロデューサー)
- デクラン・クイン (アメリカ/撮影監督)
- ケネス・トゥーラン (アメリカ/評論家)
- ピーター・コウィー (イギリス/編集者)
脚注
出典
- “PRESS RELEASES 2002” (英語). ベルリン国際映画祭公式サイト. ベルリン国際映画祭. 2022年10月30日閲覧。 “(前略)the 52nd Berlin International Film Festival (6 - 17 February 2002)(後略)”
- https://cinefil.tokyo/_ct/17557455
外部リンク
- 公式サイト (ドイツ語・英語)
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